5月24日ぜんせきより
「論説」議連で「注意」に意見続出
>自民党・石油流通問題議連総会が20日に開催された。
>今回のレビューで公取委は不当廉売の注意件数を明らかにした。
>足元、SS業界はコロナ禍によるガソリン減販と原油高がもたらす転嫁不足で粗利縮小が顕著であり、そうした中で大手広域SSを中心にガソリン内需減の中でも自社だけは量販しようと無理し、いまだに時代錯誤の廉売をするところがある。
量販はもはや砂上の楼閣で、将来的には地域社会へのエネルギー供給を不安定化させるものでしかないのに、まだ量販こそが生き残る道と信じる業界人がいる。
※資本力があれば、或いはSSの赤字を経営の多角化で補えるのであれば、安値量販で生き残ることは可能でしょう。
他店を駆逐し生き残った際には「市況は思うがまま」と思っているのかも知れないし、
また仕入れ値の格差だってあるのだから・・・
ほらこの通り ↓ 。
5月24日燃料油脂新聞より
仕入価格アンケート調査結果
系列仕入の最高値は122.6円で最安値は116.8円、5.8円の価格差がある。
業転は115.7円で、系列の最高値との価格差は6.9円。
※
大手ほど安く仕入れているし、大手ほど大型店で計量機の数も多くて量販が可能。
安値量販するSSの存在は確かに将来(?。当市では既にカウントダウンに入っている=別記事は6月か7月にアップする予定)、地域社会へのエネルギー供給を不安定化させるものでしかないとしても、
仕入れ値の格差等々勘案すれば、
自民党・石油流通議連の働きは、
将来的に大手が暴利を貪る口実を与えることになるのでは?
そしてそれ(販売価格差が殆どない市況)は、規制緩和以前は「サービスの競争」に繋がったけれど、
将来、これからもセルフ化が進むとすれば、
それは「消費者は機械にしか相手にしてもらえない世の中」の到来。
(銀行はもうそうなりつつあると思いませんか?)
5月24日燃料油脂新聞より
「社説」エネクスが社会貢献を表彰
>地域貢献という観点からすれば、小口配送や携行缶への給油など 手間ばかりかかると大手が敬遠する業務を担う販売店SSの活動も評価に値する。
※
元売や大多数の消費者はそれを理解していない。
灯油難民、携行缶難民、その当事者にならなければ分からないと思います。
※ガソリンスタンドのレンタカービジネスで
>「ユーザーが返却時に当社で給油してくれることはまれ。大半は単価の安いセルフSSを利用している」
※
「平成に入ってから消費者の質が変わってしまった」と感じている商売人は多いのではないかな。