masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

偽装破産のガソリンスタンドで従業員が自主営業

2013年02月05日 | ガソリンスタンド

給油所が消える日

和歌山県高野町の富貴地区で8年前、農協勤めを辞め、前の経営者が高齢で廃業したGSを引き継いだ井上剛司さん(43)は毎日、お年寄りが暮らす家々を訪ねて灯油を補給してきた。

 冷え切った玄関の土間に7個のポリ容器が並ぶ。一人暮らしで目の不自由な上岡一彦さん(73)は、手探りで居間から玄関にたどりつくと、ポンプを操り、容器の灯油をストーブのタンクに移し替える。雪に覆われる日でも、容器が空になる心配はない。いつでも灯油を補充してもらえるからだ。だが、そんな暮らしは間もなく終わる。

 住民は今後、農機具のわずかな燃料を買うだけでも、車で橋本市まで1時間かけて往復しなければならない。外出さえ困難な上岡さんは「どうやって暮らしていけばいいんや」と不安を募らせる。

*****

井上剛司さんが農協勤めを辞めてGSを引き継いだのは、「GSが皆の暮らしを支えている」と思ったからだそうです。
けれども今回の改正消防法で閉鎖。
新たな職を探さなければならなくなりました。
リンク先で写真も一緒に見てください。スクロールして最後まで見てください。

(溜息)こんなことになってしまった。

こういう過疎地は、行政が動くべきだと思います。


★灯油難民はガソリンスタンド過疎地だけの問題ではありません。市内にガソリンスタンドがあっても、自分の家に配達してくれている店が廃業した場合、その家庭は灯油難民になってしまう可能性があるのです★


 

そうかと思えば、こんな事が。↓
偽装破産のガソリンスタンド、労組が職場占拠・自主営業

何で従業員に残業代も払わないようなこんな会社が黒字なのか!?(怒)

<2月6日 緑文字部分追記>
昨日晩御飯のときに、このニュースをこうちゃんに教えたら、
「それはだけど何となく一方的な報道のような気がする」って言ってました。


そして・・・
昨夜入浴中にmasumiさんは思い出してしまいました!
阪神淡路大震災で夜中にローリーを走らせて燃料を確保した話をこのブログでも書きましたが、
その時の、“手当て”をこうちゃんは支給してなかった(爆)
ずいぶん後になって、彼らの不満をmasumiさんは聞いたのでした。。。

こうちゃん曰く、
「あの時は油を切らしたらアカン、そればっかりで、他の事には何も頭が働かんかった」

当時、店のことに関心があれば、私が気が付いていれば、と悔やまれますが・・・
○○くんたち、・・・・ごめんね。

でも許してくれてたみたいで・・・ありがとうm(_ _)m

**********  

今日の燃料油脂新聞に「灯油軽油は仕入れの工夫 求められる“したたかさ”」という記事。
揮発油であるガソリンはあえて系列100%仕入れにするが、元売や特約店がうるさく言わない灯油軽油は業転で粗利を回復させる系列販売店が増えているらしい。

・・・・真面目な業者が消える。 (2012年01月11日)


2月5日 燃料油脂新聞より

国、政府に「やめさせられた」 (masumiさんはここに元売も追加したいと思います)

「半世紀以上も続けてきた商いを廃業、やめなくてはならないことを一言で言えるはずがない。ただただ悔しいという思いです」(廃業した六十歳代の店主)

静岡県内でも老朽化地下タンク規制の猶予期限を迎えて廃業した地場SS業者が少なくない。
SS業者側からすれば「40年以上の地下タンクが、すべて本当に危ないのか?漏洩事故を起こしてしまうのか?」というのが本音ではないか。

山間部で営業中の有力SS業者は「1月末までにうちの地区でも数ヶ所の廃業、閉鎖があった。一般マスコミも取材に来たがそんなに簡単にコメントができるわけがない。
数十年間も続けてきた商売をやめるのである。
もっといえばSS事業を“やめた”のではなく、国、政府によって“やめさせられた”のである。


別の支部長も、

「SS業者はガソリン税の実質的な徴収など、国、政府に対してさまざまな貢献をしている。
増税、タックスオンタックスなどSS業者への負担はこれからますます増してくるだろう。
国、政府はSS業者が置かれている環境を配慮すべきだと思う」と話した。

※リストラで早期退職を促されるサラリーマンは退職金の上乗せがあったりする。
取引先の倒産で売掛金の回収が出来なくても、その税金分まで負担してきた販売業者(GS)なんだけど・・・
使い捨てどころか、身包み剥がされての切捨て御免(==+

規制緩和とは真逆の格好で進むSS業界への規制強化によってSS業者の数はどのように推移していくのだろうか。
また消費者にどのようなデメリットが生じるのだろうか。

セルフSS化を進めてきた大手はコストに見合わないと言って配達業務をバッサリ切り捨ててきた。
そのコストに見合わない配達業務を地場フルサービスSS業者がこれまで担ってきた。
今まさに、その地場フルサービスSS業者が追い詰められているのだ。

※適正利益を確保しようとすると安値店との価格差が開きすぎるためマージンを圧縮して続けてきた。
体力(資金)がなくなった頃合を見図ったような“改正消防法”に悔し涙を流しながら廃業の決断をせざるを得ないのだ。

老朽化地下タンク規制による閉鎖はこれから毎年、出てくる。
電気防食や油面計設置は抜本的な対策ではない。
国、政府はSS業界についても重要なエネルギー政策として取り扱っていく必要がある」と強調した。

※このガソリンスタンド廃業危機はこの2月だけの問題ではない。
40年目50年目を迎える給油所はこれからも毎月ある。
40年目でとりあえず油面計を設置して営業を続けることにした給油所も、10年後にはFRPか電気防食工事が必要になる。

東南海地震が早いか、過疎地のライフラインの心配が払拭されるような次世代エネルギーが確立されるのが早いか・・・・
どちらにしても、「今」、灯油難民が出現していることに違いはない。

競争社会とは弱者切捨ての社会なのだ。




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全石連(ぜんせきれん)

2013年02月04日 | ガソリンスタンド

おはようございます^^
先ず最初にお礼申し上げます。

アクセス解析の閲覧元URLを見ていたら・・・・・
(*゜パ)ハッ!
このブログのリンクを貼ってくれている方がいらっしゃるじゃあ~あ~りませんか☆!

(TvT)ウウゥ。。。
ありがとうございます!!
m(_ _)m

これからもどうぞよろしくお願い致します♪


***(青字がmasumiさん)*******

地下タンク大型化・更新を支援 地域的な制約を撤廃


2月2日燃料油脂新聞より

準中核型SSとしての役割を果たせることが補助の条件なんだそうだけど・・・・
去年の申請の時に「補助金が3分の2出る」+「差別対価や仕切り格差の解消」が約束されていたら名乗りを上げたかも知れないのに?!

と、思う経営者もいるのではなかろうか・・・(; ̄ー ̄A アセアセ・・・


今日以降も続くSS存続危機 2月1日 ぜんせき「論説」より

地下タンク規制の強化を「GSの2月危機」などと伝えるマスコミ報道が続いた。
猶予期限は31日で切れたが、今日以降、今後も40年・50年の期限を迎える地場SSは後を絶たない。

少子高齢化や過疎化問題も含め、我が業界としては“毎月危機”が続く

<中略>

こうした中、元売が中小特約店に対し、ブランド戦略の共有と同調を従来に増して強く求める動きも出ていると聞く。
「特約」「系列」とは難なのか。モトイ、何なのか。
相互の義務が、信義誠実の原則に沿っているか。
不信は一層高まっている。

クルマの両輪などと比喩された関係は、元売が市場の最前線での直売を積極化し、小売は防戦一方。
安定供給を錦の御旗に掲げ、劣勢な卸価格で縛りつけるような行為を強行し、ふるいにかける。

販売業者は競争から脱落しないために防衛策として業転の手当てに向うのだが、そこで商標権を主張し、マーク剥奪をちらつかせる。
元売クレジットカード利用客の多いSSは、囲い込みに直面する。

八方塞の現実が目の前に突きつけられ、
勇気ある行動の意欲が削がれ、
我慢か、ジリ貧か、撤退か、とマイナス思考が頭をよぎる。


もちろんこれからも両輪として走り続ける、走り続けたいと望む系列業者が大勢であることは間違いなかろう。
他方、PBの増勢は大きな反発、そして決別の表れと映る。

長年連れ添った元売からの離脱に悔しさを滲ませる声もあるが、それでもSSや会社の存続を最優先し、経営判断を下している。

大震災時に系列玉の供給に支障が生じたことは仕方ないにしろ、恣意的に選別されたとみる販売業者は少なくなかった。
これが誤解だとすれば、改めて信頼を高める努力が必要だ。

安定供給の維持は、系列SSにとっての肝。

長年の愛着があればこその苦言と受け止めてほしい。


※これは元売に向っての苦言ですよね。

元売の皆さんはしっかり読んでね。

オイルショックを経験しているこうちゃんは「安定供給」のために、10円も安くても業転玉には手を出さずに自分の預貯金を崩してでも、高くても系列100%仕入れを続けてきたんだからね。
最近他所ではあるらしいけど、「玉が足りないからオーダー数減らしてくれ」とか、「マークの付いたローリーが足りないから無印ローリーで持って行って良いか?」とか、許さんけんね。

で、それはそうと、元売の広告宣伝費に(?)口を閉ざされてしまっているマスコミは仕方無いとして、
組合員の為の全石連(※)
は、全石連のホームページの中の「消費者の皆様へ」っていうページに、「2月危機」として報道されていることに関していつもぜんせきで書いているこれらの事を載せれば良いのに、と思う。

「差別対価」「仕切り格差」「業転玉」「不当廉売」「発券店値付けカード」
これらの問題に対して消費者に理解を求めるのも全石連の役目だと思う。


(※)◆全石連とは
全国石油商業組合連合会と全国石油業共済協同組合連合会の総称で、全国47都道府県の石油組合で構成されています。
約20,000社におよぶ石油販売業者の経済的、社会的地位の向上、ならびに石油製品の安定供給などによる消費者の皆様の利益保護を目的として設立されました。






<2月6日 追記>
2月4日のぜんせき「論説」の最後にこう書いてあります。

こうした業界の苦悩する姿を行政や消費者にもっと知ってもらいたい。

なら、全石連として意見広告を出しましょうよ。



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今日の一日

2013年02月03日 | 日記





こうちゃんの家にあったマス。
年代ものデス。


昨年の収穫米、2度目の精米に行ってきました。


精米所の横の田んぼ。ニョロニョロならぬワラワラ。


マックとの散歩にて


こうちゃん娘のRちゃんがくれた但馬牛で今夜はスキヤキどえーーーーーーす(^^)b


元売は系列販売店が減っても困らない。

2013年02月02日 | ガソリンスタンド

現在、元売の策略的な差別対価により、一部業者・元売(商社含む)子会社を優先に規模拡大を図っておるのは承知の事と思います。この枠から外れた業者は、廃業・倒産・業種の変更などをするしかなく、会社を始め社員・家族までが犠牲となっているのが現状です。私の以前の会社では、他店より15円/L高の販売で採算を貫いてきましたが(ピ-ク時の販売数量より20%減で落ち着いた)、元売は数量しか頭に無く、平気で卸売りを値上してくる始末でした。自分達の努力で採算を上げた努力は、元売のただ単なる値上の形で吸い取られるというのが実態です。

※これは店を畳んでほしかったmasumiさんが10年程前に見つけていた「会社・事業再生専門コンサルタント」というサイトの、「ガソリンスタンドの再生」というページに書かれている文章です。(10年前にはもう既に、この様に表現されていたのです)

*****

2月2日 燃料油脂新聞の「無気力目立つ」(広島)という記事から抜粋

元売各社の賀詞交換会も一巡した。
市場問題に触れる元売はなく、共通しているのは市場環境に打ち勝ち生き残ることだ。

それに耐えるだけの体力が系列SSに残っているかどうか。

元売はM&A(合併・買収)を進める一方で、PBをうまく利用している。
系列SSが減っても驚かないし、困りもしない。


※要するに元売さんは「ガソリンスタンド難民」や「灯油難民」が増えても構わないという考えなのです。
3者店を利用している(或いは利用せざるを得ない)消費者のことなど、何とも考えていないのです。



マスコミが「ガソリンスタンド2月危機」の報道で、元売に取材しないのは不自然ですよね?






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PBvs販社、原因は仕切り体系にあり

2013年02月02日 | ガソリンスタンド


2月2日 燃料油脂新聞より(今日のmasumiさんはピンク文字です)

千葉県のガソリン市況が陥没しているのは元売販売子会社のセルフSSの責任だという論調が燃料油脂新聞でも取り上げられるが、少し違うのではないか。
問題の本質は、業転価格を基準にブランド料4円を課す現行仕切り体系にある。
何とかしないとホームセンター併設セルフSSやPB(プライベートブランド)-SSの勢力ばかり増え、系列SSは消耗していくだけ。

※これは販社社長から出された言葉です。

*****

千葉県の市況陥没の原因に、元売販社セルフSSの安値販売があげられる。
同社の直営SSも地域最安値に追随する典型的な量販型セルフが主体で、地域市況への影響は決して小さくない。
それでも販社が市況陥没の原因という見方には「そうした論調は違うと言いたい」と同社長。
「当社に限らず、販社ならば2-3円のマージンでいいと考える経営者はいない」と断言する。

その上でガソリン市況陥没の理由として、「業転よりも4円も高い仕切価格、言い換えれば系列仕切より4円も安いPB=SSとの不公平な競争環境」を指摘する。

※販社だからまだ4円で済んでいるけど、3者店は(特約店によっては)8円超の価格差になる。
普通に考えたら8円超もの価格差があったら太刀打ちできるはず無いもの、そりゃあ業転を取らざるを得ないってハナシですよ。
その業転を取ってない3者店の経営がどれだけ苦しいか、っていうハナシですよ。


ブランド価値といっても、ルイヴィトンのような商品とガソリンは全く違うため、元売サインポールを掲げていても、身を削るかのようにマージンを犠牲にしてPB-SSの安値に追随せざるを得ない。

現行の仕切り体系の矛盾が、千葉県市場では限界に達している」とも指摘する。


別の販社社長は、「われわれは仕切りに付いてどうこう言える立場にない。与えられた環境のなかで利益を出すために車検や車販に力を入れていく」としながらも、「2-3円のマージンでSS経営をしろということが、どだい理不尽な話」と、本音を漏らす。


販社社長は「系列仕切りを2円下げて、業転を1円上げて格差を1円程度にすれば公平な競争環境になり、ガソリン市況もある程度の水準まで上がり、今のようなひどい状況は改善される」と考えている。

※販社や特約店などの“2者”はそれで良いかも知れないけど、3者店はそれでもまだ同じ土俵には上がれない。


PB業者にも話を聞いた。
系列から離脱してPB化を勧めた業者は「PB戦略によって赤字から黒字に劇的に転換した。V字回復どころの話ではない」と話す。

また「PB-SSを展開したことで当社が悪者扱いされているようだが、それは間違っている。
フリート大手や広域業者が元売資本の下で再編されていく姿をよく見ておくべきだ。
いろいろ考えた末、SS
事業を継続するために利益を出すにはPB化しかなかった」という。
公平な環境であれば元売系列に身を置く方がましなのは確かで、掛け値なしの本音と言えそうだ。

現行の仕切り体系のもとで、SS業界全体がガソリン販売マージンを取れなくなっている。
業界全体が利益を共有できるような新たな仕切り体系や、市場の構造改革につながる戦略を元売として打ち出すべき時期に来ているとみる向きが多い。


※双日エネルギーもコスモの子会社として社名変更「総合エネルギー株式会社」として新たなロゴマークやPB-SSの新デザインを決め今後、途装の変更を行っていく、と昨日の1面にあった。

※PB業者にとっても、ブランド(料)4円の含まれていない油を安く仕入れるために仕入れにエネルギーを費やして、仕入れ努力をしているのに、4円のブランド料が含まれているハズの系列販売店が同じ価格で販売している事は面白くないだろうと思う。

>販社でも、「ブランド価値といってもガソリンは価格でしかないからマージンを削って安値に追随している」

これは元売に責任がある。
コマーシャルで、元売マークで販売している燃料油には「安定供給保証料・POSシステムや元売カードの取り扱いに関するコスト」が含まれており、元売が連帯して品質保証を行っています、とハッキリ宣伝していないからだ。
そういう「違い」を一切公表しないから、“ブランド”の価値も何も消費者には分からない。

多くの消費者にとっては値段でしかなくても、「安定供給と品質保証」を必要とする製造業は確実に存在している。
今は(業転玉のせいで)フルもセルフも系列も非系列(PB)も何もかもイッショクタだから、価格競争になってしまうのだ。
と言ってもその業転玉を垂れ流しているのが元売さんだから始末が悪いんだけどね。

だから得意先から安値店の看板価格を引き合いに出されても、説明がつかなくて(出来なくて)、被らざるを得ない。
セルフとの価格差は「セルフとフルの違い」と説明がつくけど、同じ地場業者(フル)でセルフと同じ看板価格を出されたら、証拠も無いのに「業転玉」とは言えない。
もし元売に「そうなのか?」と問い合わせても認めるわけがないもの。

だから「系列は系列から仕入れる」という当たり前のことをしていたら潰れるという、ヘンテコリンな業界なのだ。


廃業は「価格競争に敗れて」という表現をされることがあるけど、業転を仕入れていた販売店はそうなる。
だけど系列100%仕入れの販売店は価格競争に“敗れた”わけではない。
ただ「あおりを受けた」だけなのだ。


13年くらい前に来た業転屋さんがこの市内では9割の販売店が業転を取っていると言っていたけど、
(他市から進出してきたコスモと出光の販売店は、コスモは販社のもの、出光はCAになりました。だから今はどちらも系列玉です。そしてどちらもセルフ形態に変わりました)

・・・
地場のフル3者店は、系列100%仕入れでも生き残れるっていうことを、これからも見せてあげます。


ということで、
これからもmasumiノートの応援をよろしくお願いします(^^)/

ということで、
masumiノートを広めて下され~~~~~~!




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「潰される」

2013年02月01日 | ガソリンスタンド


2月1日 燃料油脂新聞より

こちら価格差15円超は随分昔に経験済みです。
リッター当たりの粗利はたったの5円しかなかった時期も経験済みです。

近所に元売子会社や大手商社系が進出してきたら、業転玉で薄めようがPBになろうが、価格競争には負けます。

差別対価や仕切り格差など、歪な流通の仕組みを変えない限り1SS経営の弱小販売店は苦しい経営を余儀なくされる。

「ガソリンスタンドが消える?!」と世間の注目を集めている“今”がチャンスです。
この機会を逃したら、もう2度と業界の歪みが是正されることはない。

系列でありながら過半数が系列外の油を、それを公表せずに販売している。
この業界は嘘つきの集りのままだということになります。

嘘つきは泥棒の始まりなのですから、
「泥棒に追い銭」って言われても、もう文句は言えません。


怖れを手放せたら変えられるのに。

業転玉を仕入れていることを、消費者は許すと思います。

系列100%のこちらが「ペッ」ってされる可能性もある。
だけど、
今がチャンスなのだ。


*****

経年地下タンク対策の猶予期間終了 廃業加速の可能性

横浜県内では一旦は補助金申請をしながら、後に取り下げた販売店が22件あるそうです。
そのうち9件が廃止を決めていて、当初から猶予期間の終了に合わせて廃止を決めていた販売業者を加えれば2月から3月にかけての撤退、廃業は相当数にのぼることが考えられるとあります。
***

廃業を決めた販売業者の言葉

「廃業を決めた理由は3つある。ひとつは経年地下タンクの漏洩防止対策が負担になるということ。2つ目は後継者がいないということ。
そして最大の理由である3つ目が、小売市況が経営を続けられるような状態にないということ

漏洩防止策に関しては工費の三分の二を補助金でまかなうことができる。それを考えれば出来ない投資ではない。
しかし、その投資が回収できない状況だとすれば話は別になる。
将来展望が持てるのであれば後継者問題の解決も難しいものではない。

「結局のところ経営に必要な収益を得られないという業界の現状が廃業を決意させたと言ってもいい。
一部の特約店が打ち出す小売価格は、うちの仕切価格と同じ。
この状況が改善されなければ将来に対する希望など持てない。
希望が持てない商売に投資はできないし、子供に継がせることもできない。
(廃業することで)寂しい気持ちはあるが、正直に言えばほっとしている部分もある」







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本分

2013年02月01日 | ガソリンスタンド

ガソリンスタンドの数が減っている、その背景には
>いびつな流通の仕組みにより、地域のサブ店の体力が奪われてきた、という現状があるということ。

これを報道されて一番困るのは、もちろん元売さんですよね。

古くて小汚い店舗の、そして又元売の言うとおりに動かない独立経営の3者店を、ブランドイメージのために全て抹消するつもりだったのに、
その前に、大事な大事な自分のブランドイメージが崩れちゃう。


地場の弱小3者店は、ボロは着てても心は錦だし、
もし叩いて埃が出るトコロがあったとしても元売さんの比じゃないよね?


でも、その元売さんの力は絶大みたいです。
報道に携る人間を黙らせることが出来るみたいです。


元売のマークを下ろしてPBになられた方が、「本質を報道しないマスコミ」として今回の報道に違和感をおぼえると書いておられます。
系列であろうがPBや無印であろうが、販売店の思いは同じようなものでしょう。

ただ、系列でありながら業転玉を仕入れている販売店は複雑かも知れませんね。

そして同じ販売店でも、“情報(価格差)”を金儲けの種にしている方も又、元売と同じように、この歪な流通の仕組みを公にされては都合が悪くなるのではないでしょうか・・・・・(?)


>東京石商のアンケート結果ではハイオクが50%,レギュラー37%,軽油55%,灯油に至っては80%以上
業転玉購入割合 2012年08月03日 

考えてみたら、これはとんでもない事なんですよね。
これは東京石商のアンケート結果ですが、全国的に似たようなものだと思うから・・・

業界全体が責任を問われる。

これを真剣に取り上げると、“大ごと”になってしまう。

マスコミだけじゃない。議員さんたちだって尻込みしてしまうのだろうと思います。
だけど市民生活、国民生活をほんとうに考えるのなら、蓋をしていてはいけないでしょう?
マスコミも、本当の事を報道しないのなら存在している意味は?



マスコミがアテにならないのなら、masumiさんは書き続けるしかありません。
このブログのアクセスもかなり増えてきました。


心ある皆さんへお願いです。
身近で「ガソリンスタンドが減っている」という話題が出たときには、「最初から価格競争に参加できないように仕入れ値が違うかったらしいよ」と教えてあげてください。
一人でも多くの方に知ってもらえますように.。
m(_ _)m


















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