12月17日燃料油脂新聞より
灯油(店頭価格)全国平均1633円
石川県内SS数340ヵ所 昨年比8ヵ所減
昨年12月から今年11月までに11ヵ所が閉鎖した。
11ヵ所の内訳は、フルサービスSSが7ヵ所、セルフSSが4ヵ所だった。
新設SSは3ヵ所で、いずれもセルフ。
※
過当競争は効率化優先で不採算の切り捨てですから、今後もフルは減りセルフが増えていきます。
灯油の小口配達はどうなっていくのでしょう?
11月富山県内小規模セルフ ガソリン粗利益率5.7%
愛知県稲沢市 オープンから3年経過
バローSS存在感強まる(レギュラー136円の価格看板)←小規模セルフでは不可能?困難な単価設定です。
黒字フルSS増加② 地域密着貫き利益あげる タイヤ販促中止で労務改善
>同店の後継者は実娘。数年前にOLから転身したが、あまりに利益率の低い商売に驚いているという。
「15円マージンが取れているといっても利益率は10%ほど。
※
元売再編統合最終章でやっと市況が好転してマージンも二桁になりました。
それまでは(全量系列仕入れの3者店は)一桁マージンでした。
それでも販売価格が高値というだけで、「暴利」だと消費者から誤解されてきたのです。
***
2016年05月09日 そのガソリンスタンドが無くなった理由は、
https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/dcc8a10016f2128322b830857b62de74
追記
載せるの忘れてました(^^;
st31掲示板より
12月16日ぜんせきの論説は「地場業者の存立と正当な評価」
地場業者がもし本当に正当な評価をされているのならー
ゴミ捨てや窓拭きなどの無料サービスを要求されることはないでしょう。
ましてや、Tポイントでのクレームや、「ここはいくら?」「高っ!」などと価格に関してこうした言葉を聞かされることもないはずです。
もし本当に地場業者が正当な評価をされているのならー
給油難民、灯油難民、ガソリンスタンド過疎地などの問題は過疎地に限られる問題で済んでおり、都市部でのドーナツ化現象は起きてはおらず、
よって地下タンクや自家発電などの莫大な補助金も、過疎地にだけ使われれば済んだはず。
正当な評価がされていないから、ガソリンスタンド数が半減した。
その減ったガソリンスタンド業者に小口配達を担ってきたような地場店が多かったから、
“わざわざ”災害時協定が必要になったり、“わざわざ”住民拠点SSといったものが必要になったりしたのです。
何故、正当な評価がされていないのかというと、
元売から特価や事後調整といった支援を受けている(いた)大手や、業転玉を使う中小が、全量系列仕入れをしている3者店には不可能な安売りとモノクレ+「利益は油外でのための過剰サービス」を行ってきたことで、消費者の誤解を生んだからです。
その誤解を解くために組合は意見広告を出すという方法があったにも関わらず、
組合はそうはせず、系列店に業転玉を斡旋するなどという、
「お客さんを騙すような真似は出来ない」と全量正規仕入で貫いている販売店をスケープゴートにするようなことをしてきたからです。
7~8割が1SS運営の小規模業者で構成されている組合だけれど、組合の総締め全石連の執行役員は大手特約店であり、
その大手特約店が元々は発券店値付けカードの主な発券店だった。
(だから自由化でリース会社等が発券シェアを伸ばしてくるまでは、発券店値付けカードに対する組合員の声は上に上がっていくほど小さくなったという)
全石連は元売から協力金(正確な名目は?)を貰っている。その額は弱小組合員の会費とは比べ物にならない金額だったはず。
>石油は分散型エネルギー
ただ、道路網が寸断されれば、災害対応力に優れた石油といえども、製油所・油槽所からSSまでの配送が難しくなるかもしれない。
だからこそ、SS・備蓄タンクの「流通在庫」と「自家発電機」が非常に大切となる。
その基盤は、国内にほぼ万遍なく点在するSS網だ。
もっと重要なのは、地域社会の一員として最大限の安定供給責務を果たす気概を有する地元経営者とスタッフの存在。
これこそが石油とSSの強みであり、我が業界の屋台船だ。
12月16日ぜんせき「論説」より
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SSはほぼ万遍なく点在しているけど、販売数量は非常に偏っている。
それが20年以上も続いたものだから、気概のあった店主も高齢化。
屋台骨はグラグラなんじゃないの?
経産省はSSの半数を住民拠点化なんて言っているけれど、
発電機の全額補助は2~3年前から始まっているのに設置が進んでいないのは何故かが分かっていないんじゃないの?
2019年11月20日 売るほど赤字拡大@今もまだそういう商圏があるという
https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/b37a09398e47ac8ac64500b572b48ea6
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相互協力あっての・・・に頂いたむらっちさんからのコメント
私も賛成です。
非常時だけ助けて!と一見さんみたいに来られても心情として給油したくないですよ!人間がやってるんですから心があって当然です。
そう言う時のための地場店だろ!と自治体は都合のいいこと言うでしょうが、自分だったら「非常時しか利用しないようなやつに供給する油は無い!」と拒否するでしょうね。
ましてや一桁KLと限られた量しか供給出来ない状況なら、本当の意味で「大切なお客様」に給油して貰いたいですね。
※災害協定とか言って都合の良いときだけ利用しようとする自治体は大切なお客ではありません。
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同感です。
平成19年6月、団体訴訟制度に関する研究会で当時の副会長・専務理事が次のように発言しています。
(https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/fcd0d2baa008cf338d6977a1e200e8d5)
実際は7割から8割が赤字だと。では,毎年600万円ずつ赤字でどうしているのだという話になるのですけれども,これは自分の自己資産を食い潰しておるというのが実態だということであります。
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赤字で自己資産を食い潰しながら
後付けできないTポイントのクレームに頭を下げながら
意見広告を出してくれるどころか業転玉を斡旋するような組合だったが為に、
無知なままの消費者から「暴利、悪徳」と暴言を浴びせられながら
それでも元売のいう安定供給のために他社買いもせず
営業を続けたのは何故か?
そうしたことを考えれば、当然だと思います。
それから
3者店の系列仕入では不可能な安値で集客し、結果として3者店を廃業へと追い込み、或いは疲弊させてきた業者が、その責任として災害時の供給を行うのが筋だと思います。
当店の場合でいうと、オイルショックの時も阪神淡路大震災の時も、閉店休業した店も多かったなかで営業を続けました。
オイルショックのときは、他社買いしていたがために燃料油が調達できないなどの理由で閉店休業していた店もあったなかで、当店は元売ローリーで調達できました。
阪神淡路大震災のときは「道路事情により元売ローリーが走れない」と連絡を受け、「燃料油を切らすわけにはいかない」と特約店を通じて他府県の同業他社を頼って(夜中に自社ローリーを走らせて)調達しました。
しかしそれもこれも、卸格差の中での過当競争のない時代だったから出来たこと。
従業員が数名いたから、ローリーの数もあったから、零細店の当店でも出来たことです。
あれからもうすぐ25年・・・
東日本大震災で東北の同業者が自身も被災者でありながら供給を続ける姿をテレビニュースで見て、「これがスタンドマンやねん。普段高いの何のと文句を言われてても、こういう時動くねん。バカやねん」と目を赤くしていたこうちゃん。
でも、その後の「喉元過ぎれば」の世間を目にして、覚めてきました。
何より50代だった年齢も70代です。5~6名いた従業員もいなくなりました。
今、当店には「災害時の最後の砦」となる力はありません。
それとー
「官公需を地場業者へ」という掛け声も、全ての地場業者にまんべんなく、というものなら意味はあると思いますが、
実際はこれまで業転玉を利用しながら上手くやってきたような地場大手がオイシイトコロは独占ーというのが殆どじゃないでしょうか。
(12月16日燃料油脂新聞より)
◆2者特約店は距離置く
(卸格差が縮小して)2~3円前後の価格差のために業転玉購入というリスクを冒したくなない。
大半の2者特約店がSS店頭については系列玉100%ではないだろうか。
◆3者販売店 重要な仕入れソース 「まだ半分くらい購入」
2者特約店経由で仕入れるため系列仕切りと業転玉の価格差が2~3円を大きく超えてしまうことが少なくない。5~6円以上あるのではないだろうか。そのためガソリン、軽油、灯油の全販売量のうち半分くらいは業転玉を購入している。
「業転抜きに石油流通可能か」
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私は2013年11月28日、当ブログでこう書きました。
https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/cd9a84ba4512d8507b6b138bbc1e5535
「業転玉は必要悪」と言われます。
けれども私は業転玉は困った時の神様だったと思うのです。
不測の事態や非常事態、系列玉では間に合わない、そんな困った時の助け舟になる存在が業転玉だったのではないか、と。
それが・・・
業界では流通経路証明書の導入が進められています。
(そのことを歓迎する向きもあるようですが、)
それによって大切な“逃げ道”を封じられてしまうのではないだろうか・・・
*おまけ*
2015年07月31日の記事
https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/e696202d2616b748cf084760f59aea82
2015年07月11日の記事
https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/ef80d2a1fa7e11976e8d014dbd02dac2
大手販売業者の実態は、事後調整、戻し、特価があるから経営が成り立っている。
(※↑原価計算が疎かになった理由ですね)
3者販売店より仕入優位の2者特約店(中小)ですら「業転は命綱」でした。
(商圏にもよりますが)そのような状況下でも全量系列仕入れを貫いてきた3者販売店は凄い偉い!!!!!
20年以上よく頑張ったと思います。
12月16日燃料油脂新聞より
経産省 SSの半数を「住民拠点」化
2019年度補正予算案 石油流通関係に177億円
徳島県那賀町 過疎地対策協議会 低コストでSS設置模索
>坂口町長が「タンクローリーからの直接給油が報道された時、エネ庁を訪れて相談させていただいた。“経済産業省では実証実験を兼ねており100%補助金が出るが、1年経てばすべての設備は撤収される”と言われた。“町としては永久的におきたい”と話すと、“将来のことを含めて計画策定してはどうか”とご意見をいただいた。
(※画像が切れているので手入力します)
>2005年に鷲敷町、相生町など5町村が合併して誕生した那賀町は、現在11SSが営業中だが、4SSが後継者不在などを理由に廃業を検討しているという。
とくに役場本庁がある旧鷲敷町では、昨年以降SSがゼロのために、補助金を活用してSS設置を求める声が出ていた。
※
「町役場本庁の敷地内に町営SSを開設して町役場の職員が職務として給油作業を行えばよい。そうすれば災害時の緊急車両優先給油云々も災害時協定も問題解決や」byこうちゃん。
“灯油難民”の移住懸念
「SS廃業が過疎化招く」 愛媛
灯油需要 燃転で激減 「灯油離れ本番これから」横浜
>原価計算の出来ない元売のセルフSSが、灯油の価格破壊を行った。
そのせいで灯油の低マージンはもはや後戻りできない状態になっている。
異業種参入誘引する原因に 価格商売でSS淘汰も
>異業種でも運営は可能だ。
費用対効果と過剰な競争から、いまでこそ「様子見」の業種も、SS淘汰が進み、“儲かる”“勝てる”と判断すれば「参入の動きが加速する可能性がある」
※
今でこそ卸格差縮小&マージン回復だけれど、全国では参入した異業種vs広域大手vs元売販社みたいな感じでの価格競争がまだ存在している。
今でこそ価格差が縮小した市場とはいえ、力を蓄えた大手がいつまた価格競争に走るとも限らない。
燃料油粗利で20%を目指す?
それが可能となったら一気に異業種参入ですよ。
そういう不安材料があるうちは後継者不在も解消されないでしょう。
「社説」相互協力あっての災害協定
「地方自治体や国の機関」=「消費者」
※
小口配達を担い、ライフラインとして必要とされていたって地場店が存続し続けることは非常に困難です。
12月14日燃料油脂新聞より
新時代のエネルギーシンポジウム
高速道2週ぶり上昇 ガソリン156円60銭
「社説」中小事業者も会社記念日を
※
ずーーーーーーっと言ってきました。
「月に1回くらい連休にしても良いんじゃない?」
でもこうちゃんは石頭。
義父が亡くなったときも休業したのはお葬式の日だけでお通夜は営業を終えてから。
末娘のMちゃんが結婚式を土曜日にしたいと言った時も「土曜日は仕事や」と言ったこうちゃん。
私が「おめでたい事なんだから前以てお知らせしておけば大丈夫じゃよ。お客さんも分かってくれはるよ」と言っても首を縦には振らなかった。
地域の夏祭りの日(土曜日)のBBQも、こうちゃんが娘さんや孫たちと触れ合えるようにと考えて始めたものなのに・・・
「せめて皆と一緒に揃って食べられるように閉店時間を1時間早めたら?」と言っても聞いてくれなくて・・・
・・・ということで、
今年の年末年始もこれまでと同じ。
年末最後の日曜日は休日返上で31日まで営業で年始は3日から。
・・・
・・・・
・・・・・
早く店を畳んでくれないかな。
でないと北斗の拳のラオウみたいに「我が生涯に一片の悔いなし」って、店の仕事しながら力尽きるんじゃないかと心配になってくる。
というよりそれよりも、
私が「店だけの人生なんて嫌」だから。
悲願の平準化へ前進 最大格差6円まで縮小
>最大17円まで拡大していた価格差が6円まで縮小
※
「これ以上にも、これ以下にも出来ない。」値付けで、17円もの販売価格差になった。
それでも利用して下さる有難い顧客が存在しているのだから、そのままの価格差で売ることを続ければそれだけマージンを得られるのに、そうはせずに価格差を縮小。
それが自分が生まれ育った地元で生業として商売をしている1SS運営の3者店の性みたいです。
12月13日ぜんせきより
SS過疎地対策検討委員会 白川村の現状報告
供給体制構築へ具体策探る
>除雪機や農機具、給湯・暖房用の灯油など石油製品が村民生活に欠かせないライフライン
>来年9月に同地域に残る最後のSSが廃業予定で、同SSを引き継ぐ業者もいない
※
灯油の自動販売機 2017年12月02日
https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/fd7293873fc9baf803d3db0be1b59f4a
2019年 ぜんせき10大ニュース SS数ピーク比半減 過疎地、コスト増も問題化
「論説」SSの強みはなにかを考えよう
>現在、業界内には「ガソリン粗利で20%超」を目指そうという動きがある。
※
レギュラーの仕入れ値が約121円で粗利20%だとすると約160円で販売?
異業種やPBなどが130円で売っているなかで160円で販売?
無理じゃない販売店もあるかも知れないけど・・・・・
"ノ(-________-;)ウゥーム・・・
「よぉ、久しぶり」
混合油を買いに来られた初老の男性が、タイヤ交換をしているこうちゃんに声を掛けた。
私が販売記録簿への記入をお願いして混合油を給油していると、記入しながら何かブツブツと文句を言っている。
書き終わって、こうちゃんに一方的に話し掛けて、
「やっぱりこうして相手してもらえるからアンタんとこはええな!セルフなんかナンチャラカンチャラ」とか言っている。
給油が終わって販売記録を受け取る。
「(混合油を)売られへんようになりましたんや、なんて言いよるから怒ったったんや。わしはアチコチのガソリンスタンドで喧嘩しとる」とドヤ顔で言うので、「喧嘩なんかしたらアカン。でないとそのうち行くとこ無くなるよ」と言ってあげた。
「(混合油を)売られへんようになりましたなんて言いよるから言ってやったんや。何言うてるねん。石田に行ったら売ってくれよるわ!言ぅて喧嘩したったんや。わしは昔からガソリンスタンドで喧嘩ばっかりしてきとるんや」と、またもやドヤ顔。
昔からと言うのを聞いて「!」ときた。
「(笑)うちもよぅお客さんと喧嘩してきたで(笑)例えばこの携行缶でしか売らへんって始めたときとか(笑)」、と言ってみた。
「・・・混合油はな、農協とここでしか売ってないんや。わしは農協は嫌いやから行かへん。(セルフで混合油を)売られへんようになりましたとかナンチャラカンチャラ(聞き取れず)、バーナーで火つけたるぞ言ぅてやったんや」
「!?そんな怖いこと言ったらアカン!!!」
・・・「あ、ほんで今はこれに書いてもらうだけで良いけど、来年2月からは免許証見せてもらうことになるからそのつもりにしとってな」
(以下省略)
******************
あとでこうちゃんに訊いたら、“昔”お客さんだった人だそう。
それを聞いて確信した。
15年前、消防法携行缶以外の容器を持って当店に混合油を買いに来て、
「〇〇やったら売ってくれよる!もう2度と来てやらんからな!」と、押し問答の末にもっと酷い捨て台詞を吐いて去っていった人たちのなかの一人に違いない。
しかしまぁ「バーナーでナンチャラ」なんてことを言っていたらそのうち警察を呼ばれますよ。
時代は変わったのです。
消防署からも言われています。
「遠慮なく通報してください」と。
>売られへんようになりました
最初からセルフとして開店した広域大手は別としてー
フルをセルフに改装した地場店にはお願いしたい。
フルのときは消防法適合缶以外の容器でも給油していたじゃないですか。
自走車以外への消費者による給油はセルフではNGにも関わらず、軽トラの荷台の上のドラム缶への軽油注入は見て見ぬふりをしているそうではありませんか。
消防法適合携行缶への給油をしてあげてくださいよ。
でないと折角これまで(結果として)顧客を選別してきた当店が迷惑します。
12月13日燃料油脂新聞より
新・国際戦略策定へ提言 経産省資源エネルギー庁
※国策です。
激安価格に周辺SS困惑
>富田SSのリットルマージンは1円ほどとなる。
※
広域大手など大資本なら可能でも、1SS運営の地場店では不可能です。
リッター5円の粗利では採算割れになる“証拠”
https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/5ff481cabfe04d990a980843f57d1f39
「社説」来週仕切りは上げの公算大
※「値上げだと思うのでタンクに空きがあれば入れておいた方がいいですよ」と、最近交流(取引ではなく交流)のある燃料商さんからも電話がありました。
>これまでのコスト上昇分に対しても転嫁できずにいるので、その分を含めれば5円程度の値上げが必要だろう。
石油情報センターの9日時点での全国平均ガソリン市況は147円60銭で、採算販売に徹するなら店頭価格は153円程度に引き上げなければならない。
※
当市市況も“動きなし”です。
セルフ上看板148円(下看板は143~145)
フル上看板148円~149円(下看板は143を掲出店が1店)
当店店頭現金会員価格は148円のまま。
下の記事にあるように当店も黒字経営を続けていますが、黒字と言ってもトントンで、決して胸を張れるような業績ではありません。
もしも昔のように従業員を数名雇用して、昔のようなサービスを提供できる店にしようと思ったらリッターマージンはもっと必要ですし、地下タンクや洗車機などへの再投資を考えれば153円で売ったって全然足りないと思います。
再投資も雇用も諦めて黒字経営が可能ーということです。
黒字フルSS増加
※
赤枠で囲った部分=当店も同じです。
廃業を考えていることを創業者である先代に告げたとき、先代は言いました。
駅前はあんなんや(シャッター通り)、コンビニも閉めてしもた。
うちの店まで閉めてしもたら○○(地域名)には何もなくなってしまう。
そんなことではいかん。
○○の為にも店は続けないかん。
(2011年12月08日の記事より再掲)
・・・
昨日はその先代の命日でした。
12月10日燃料油脂新聞より
経産省 遠隔操作のセルフ水素ST 東京五輪控え 特例で許可
※経産省...
12月11日12日燃料油脂新聞より
12/11 週間コスト 3~9日80銭低下 4~10日横ばい
12/12 JXTG・出光昭和シェル 全油種50銭値下げ(9週ぶり)
※下げ幅が見合っていないことで業界の某掲示板では文句も出ているようですが、
まだまだクラックマージンアップの必要アリなんだと思いますよ。
元売統合は
「元売会社が世界の中で戦える力が持てるように」
という国策なのですから。
※灯油の配達
今日は2件の問い合わせがありましたが、どちらも配達エリア外ということでお断りさせて頂きました。
困っている人を助けたい、だけど、声を掛ける勇気がない。
そんな人のためのサポートハートマーク。
(いまのところ)このサポートハートマークのキーホルダーが無償で配布されています。
詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.support-heart.org/index.html
「何かお手伝いしましょうか?」
12月4日ぜんせきより
不当廉売申告相次ぐ
奈良は全農エネルギー
富山もコストコを灯油で
全石連と油政連会長が経産省大臣と面談
SS強靭化「応援していく」
12月7日燃料油脂新聞より
注油口カップリング統一を
個人掛売客の新規受付停止
フルサービス店では法人客との主要な取引方法は掛け売りだが、取引期間が長い年配客など個人に対しても掛け売りを行うSSは多い。
しかし毎月送付する請求書の作成と封入れ作業の手間や人件費に加え、郵便料金は10月から1通当たり84円に値上げされコストが増している。
***
店主は「個人の掛売客は年齢層が上がり、車の燃費も良くなったので給油量も少なくなった。
しかし月に100ℓでも50ℓでも請求書の作成に必要な作業は同じで、本音では個人客はクレジットカードに切り替えて欲しいと思っている。
数年前から新規の取引を断っているので、今後は徐々に減る見通し」という。
また年配掛売客のなかには請求書が届いても全額振り込むのではなく、給油に来店した際に財布から数千円を取り出してスタッフに渡し、分割で支払う客が少なくないという。
「ある時払いの催促なし」の状態が慣習化されているために、現場スタッフによる回収作業の負担も増している。
「若い人には信じられないだろうが、分割以外にも15日の年金支給日や25日の給料日に収入が入れば支払いに来る客がいる。
給油せずに帰る時もあるので、スタッフは客の名前を把握する必要があるが、顔馴染みのベテラン社員はともかく、アルバイトには酷だろう」と語る。
長年の慣習のために個人掛売客に対して期日を設けて振り込みを依頼するのは難しく、
ハウスカードへの切り替えを言い出せば機嫌を損ねる可能性もある。
請求に掛かる手間や経費、回収作業の負担などを考慮すれば、個人掛売客の新規受付を断るのは賢明な判断ーという見方が出ている。
※
顔と名前を把握しなければならないのは“顔パス”で給油することが多いからです。
車が入店したら先ず運転席を確認して、それがカードを持たない掛会員さんの場合は、店側で管理しているカードを通して給油作業を行います。
またそれ以外にも会員さん毎に覚えなければならないことがあります。
例えば
この会員さんはご主人からはサインを頂戴するけれど奥様にサインを求めてはいけない(逆もあり)だとか、この会員さんは長男さんには控えを渡すけどそれ以外の方には渡さない、だとか・・・
掛会員さんに「レギュラー満タンでよろしいですか?」などと油種確認したりすると叱られることもあります。
しかし、
高値でも利用してくださいます。
店頭混雑時には「こっちはいいから、向こうの人を先にしてあげて」と言ってくださいます。
そして混雑していることを喜んでくださいます。
掛会員さんは有難い存在です。
それでも当店ももう何年も前から新規での受付は停止しています。
会社やお店は別として、個人での掛け取引は時代にそぐわないのではないか、と個人的には思っています。
>個人の掛売客は年齢層が上がり、車の燃費も良くなった
昔は週1や10日に1度来店されていた方も今では月に1,2度のご来店です。
アルバイトに限らず新入社員も、
今は掛会員さんの名前と顔を覚えるのは昔よりはるかに困難だと思います。
:::(↓ カテゴリー的には“出来事”の方になるのですが、↓):::::
「ごめんやで。でもほんまに助かってるねん。こんなふうに支払いを待ってくれるトコなんか他にはないから...」
先日3か月分のうちの2か月分を入金くださった掛会員(下請け会社)さんの言葉です。
中国韓国との貿易摩擦が原因です。
「いいよいいよ^^、商売やってたら浮き沈みは絶対あるもん。ウチかてドンゾコやったときあるもん。ほんまほんま。5~6年前やったらウチも勘弁して~って泣いてたかも知れんけど今はちょっと余裕あるから、もうちょっと待てるで~w大丈夫や。 え?ほんで自分とこは仕事貰えたん? 凄いやんか!日頃の行いがええねんな」と言ってるところに「え?誰が日頃の行いがええって? 嘘やろ?」とこうちゃんが茶化す。
「そういう時に仕事を貰えるのは力のある証拠や」とフォローするmasumiさん。
ええコやから 踏ん張ってほしいです。
12月6日燃料油脂新聞より
ガソリン容器詰め替え販売 来年2月からの厳格化を懸念 現場“負担”一層大きく
>身元保証は行政がすべきだ
>義務化するというなら徹底的にやればよい
※
「〇〇店は入れてくれるぞ。そんな固い事を言うならお前の所にはもう来てやらんからな!!」
2003年の名古屋ビル爆破事件を機に消防法適合携行缶以外の容器への小分け販売を断ることにした当店が、消費者から言われ続けてきた言葉です。
さらに酷い時は(押し問答の末)「痛い目に合わしてやる」「潰してやる(潰れるぞ)」と言われたこともあります。
エネ庁事業 技術開発・実証過疎地計画策定
2次募集を開始 全石連
※過疎地域での燃料油供給はもう、行政の領域だと思います。
想定外の安値は余剰玉処分の可能性
コストコ射水 灯油不当廉売 公取委に調査依頼
12月4日5日燃料油脂新聞より
12/04 週間原油コストじり高基調
12/05 JXTG・出光昭和シェル 全油種1円値上げ
「社説」看過できない安値について
「地域守るSSへ」 エネルギー安定供給の“責任”
※
安定供給のために業転に手を出さずにやってきました。
業転仕切りを基準にしたような市況の中で。
業転で薄めることをしなかったから自己資産を投入することになりました。
私は反対したけれど、
「社員の生活もあるし、顧客もある。それに今のようなおかしな状態がいつまでも続くわけがない」
こうちゃんはそう言いました。
系列店は他社買いしなければやっていくことが出来ないような、おかしな状態は20年以上続きました。
当商圏の市況は良くなりましたが、全国にはまだそうなっていない商圏もあります。
自己資産を投入するのは良いとしても、
“責任”に縛られて借金してまで店を続けることはないですよ。
つくば市内 コストアップ転嫁進展 セルフ142円が最多価格
画像はフルの151円看板
米国が石油純輸出国に 過去70年間で初めて
P.S.
携行缶へのガソリン小分け販売に対しての“責任”が来年重くなります。