どろん「こ」→「こ」まんどー
80年代に青春期を過ごした映画少年にとって、成龍ことジャッキー、スライことスタローン、そしてシュワ氏ことシュワルツェネッガーは21世紀になってもヒーローであり続けている。
挙げた順に好きなので、じつはシュワ氏はいちばん最後だったりするのだけれども、
それは肉体が現実離れし過ぎていて、存在自体がSF的であったりするから。
ただ、3人のなかで最も器用なのはシュワ氏でしょう。
コメディもソツなくこなし、政治もやる。
後者の手腕はよく分からなかったけれども笑
初期代表作『コマンドー』(85)は、ホラーコメディ『バタリアン』(85)との二本立てで日本に上陸。
配給会社としての売りは『バタリアン』のほうで、『コマンドー』はあくまでもオマケ扱いだったはず。
だから現在までこのアクションの支持が高いことに、当時の関係者は驚いているのではないかしら。
どのくらい人気があるのか。
試しにYoutubeで検索をかけてみてほしい、『コマンドー』に対する「愛のあるいじり」に溢れているから。
お話は、こういっちゃアレだけど、どうということはない。
コマンドー部隊の工作によって失脚したバル・ベルデ共和国(架空の国)の独裁者が、コマンドー部隊で最も優秀だったメイトリックス(シュワ氏)の娘を誘拐、現大統領の暗殺に協力しなければ娘を殺すと脅迫する。
いうこと聞くわけない我らがシュワ氏は見張りを撲殺し、離陸直前の飛行機から脱出、たまたま居合わせたCAシンディを巻き添えにして娘の救出に向かう、、、と。
おっと、どうということはないってのは失礼でしたね、なかなかちゃんとした物語でした。
が、後半はもう、ドンパチがメインだから、やっぱりどうということはないかも笑
ただ、キャラクター描写がしっかりしているのは褒めるべきかもしれない。
キュートだが父に似て勝気な娘を演じたアリッサ・ミラノは日本で人気となり、
歌手デビューを果たしたり、CMにも出演。
ラストで3人は一緒に暮らすのではないか・・・と思わせるシンディの描きかたもよい。
演じたレイ・ドーン・チョンはセクシーな魅力を振りまき、80年代の青春映画に多数出演。
そして、メイトリクスを忌み嫌うベネット役にヴァーノン・ウェルズ。
この映画と『マッドマックス2』(82)で日本の映画ファンに愛されつづけ、本人も日本愛を口にしている。
娘がどこに居るか分かっていない状況で次々に建物を爆破していくクライマックスには笑ってしまうが、
まったくダレることのない92分間の疾走に触れると、
いまさら流行らないであろうマッチョイムズも悪くない、、、なんて思わせてくれるのだった。
あすのしりとりは・・・
こまん「どー」→「どー」る。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『シネマしりとり「薀蓄篇」(354)』
80年代に青春期を過ごした映画少年にとって、成龍ことジャッキー、スライことスタローン、そしてシュワ氏ことシュワルツェネッガーは21世紀になってもヒーローであり続けている。
挙げた順に好きなので、じつはシュワ氏はいちばん最後だったりするのだけれども、
それは肉体が現実離れし過ぎていて、存在自体がSF的であったりするから。
ただ、3人のなかで最も器用なのはシュワ氏でしょう。
コメディもソツなくこなし、政治もやる。
後者の手腕はよく分からなかったけれども笑
初期代表作『コマンドー』(85)は、ホラーコメディ『バタリアン』(85)との二本立てで日本に上陸。
配給会社としての売りは『バタリアン』のほうで、『コマンドー』はあくまでもオマケ扱いだったはず。
だから現在までこのアクションの支持が高いことに、当時の関係者は驚いているのではないかしら。
どのくらい人気があるのか。
試しにYoutubeで検索をかけてみてほしい、『コマンドー』に対する「愛のあるいじり」に溢れているから。
お話は、こういっちゃアレだけど、どうということはない。
コマンドー部隊の工作によって失脚したバル・ベルデ共和国(架空の国)の独裁者が、コマンドー部隊で最も優秀だったメイトリックス(シュワ氏)の娘を誘拐、現大統領の暗殺に協力しなければ娘を殺すと脅迫する。
いうこと聞くわけない我らがシュワ氏は見張りを撲殺し、離陸直前の飛行機から脱出、たまたま居合わせたCAシンディを巻き添えにして娘の救出に向かう、、、と。
おっと、どうということはないってのは失礼でしたね、なかなかちゃんとした物語でした。
が、後半はもう、ドンパチがメインだから、やっぱりどうということはないかも笑
ただ、キャラクター描写がしっかりしているのは褒めるべきかもしれない。
キュートだが父に似て勝気な娘を演じたアリッサ・ミラノは日本で人気となり、
歌手デビューを果たしたり、CMにも出演。
ラストで3人は一緒に暮らすのではないか・・・と思わせるシンディの描きかたもよい。
演じたレイ・ドーン・チョンはセクシーな魅力を振りまき、80年代の青春映画に多数出演。
そして、メイトリクスを忌み嫌うベネット役にヴァーノン・ウェルズ。
この映画と『マッドマックス2』(82)で日本の映画ファンに愛されつづけ、本人も日本愛を口にしている。
娘がどこに居るか分かっていない状況で次々に建物を爆破していくクライマックスには笑ってしまうが、
まったくダレることのない92分間の疾走に触れると、
いまさら流行らないであろうマッチョイムズも悪くない、、、なんて思わせてくれるのだった。
あすのしりとりは・・・
こまん「どー」→「どー」る。
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明日のコラムは・・・
『シネマしりとり「薀蓄篇」(354)』