35年8月12日生まれ・78年3月12日死去、享年42歳。
アメリカ出身。
ニューシネマ前後に活躍した俳優が、2日連続で登場。
通常、このシリーズのトップ画像は「本人のみ」としていますが、今回ばかりは別。
短命でなかったとしたら、メリルと結婚していたはずだから。
世代的に「あとから知ったこと」だけれど、すごくこころを痛めましたもの映画小僧として。。。
デ・ニーロやパチーノは「なんでも演じられる」とされていますが、もし、もし、彼らに演じるのが苦手なキャラクターみたいなものがあるとすれば・・・?
そんな「隙間」で最高に輝くのが、カザール。
※静かな狂気。じつはコミュ障なだけなのでは?と思わせるリアリティ。
<経歴>
ボストン大学で演劇を学ぶ。
友人パチーノがコッポラに紹介、『ゴッドファーザー』(72)で映画俳優デビューする幸運なキャリアスタートでした。
演じたのは、次男フレド・コルレオーネ。
コッポラに気に入られ、
『カンバセーション…盗聴…』(74)と『ゴッドファーザー PART II』(74)に連続出演する。
翌年―パチーノと共演した『狼たちの午後』(75)で、強盗団の一味を「クールに」「熱演」。完全に映画ファンのこころをつかむ。
しかし。
次作『ディア・ハンター』(78)が遺作となってしまう。
ベトナムの地獄を出征「前」「後」の対比によって描いた大傑作。
クランクイン前に肺がんを告知されており、そのためユニバーサル・スタジオは難色を示す。
ここが泣かせるところなのですが・・・監督チミノ、主演デ・ニーロ、そして婚約中だったメリル・ストリープのバックアップもあって降板することなく撮影に臨む。
なんとかクランクアップまで持ち堪えるものの、がんは骨にまで転移していて78年3月12日、帰らぬひととなりました。
享年42歳、映画公開はその9ヵ月後でした。
70年代を代表する性格俳優―新規の映画ファンであったとしても、絶対に覚えておかねばならぬ重要人物のひとりです。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『令和版・海外俳優列伝(144)ジョン・キューザック』
アメリカ出身。
ニューシネマ前後に活躍した俳優が、2日連続で登場。
通常、このシリーズのトップ画像は「本人のみ」としていますが、今回ばかりは別。
短命でなかったとしたら、メリルと結婚していたはずだから。
世代的に「あとから知ったこと」だけれど、すごくこころを痛めましたもの映画小僧として。。。
デ・ニーロやパチーノは「なんでも演じられる」とされていますが、もし、もし、彼らに演じるのが苦手なキャラクターみたいなものがあるとすれば・・・?
そんな「隙間」で最高に輝くのが、カザール。
※静かな狂気。じつはコミュ障なだけなのでは?と思わせるリアリティ。
<経歴>
ボストン大学で演劇を学ぶ。
友人パチーノがコッポラに紹介、『ゴッドファーザー』(72)で映画俳優デビューする幸運なキャリアスタートでした。
演じたのは、次男フレド・コルレオーネ。
コッポラに気に入られ、
『カンバセーション…盗聴…』(74)と『ゴッドファーザー PART II』(74)に連続出演する。
翌年―パチーノと共演した『狼たちの午後』(75)で、強盗団の一味を「クールに」「熱演」。完全に映画ファンのこころをつかむ。
しかし。
次作『ディア・ハンター』(78)が遺作となってしまう。
ベトナムの地獄を出征「前」「後」の対比によって描いた大傑作。
クランクイン前に肺がんを告知されており、そのためユニバーサル・スタジオは難色を示す。
ここが泣かせるところなのですが・・・監督チミノ、主演デ・ニーロ、そして婚約中だったメリル・ストリープのバックアップもあって降板することなく撮影に臨む。
なんとかクランクアップまで持ち堪えるものの、がんは骨にまで転移していて78年3月12日、帰らぬひととなりました。
享年42歳、映画公開はその9ヵ月後でした。
70年代を代表する性格俳優―新規の映画ファンであったとしても、絶対に覚えておかねばならぬ重要人物のひとりです。
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明日のコラムは・・・
『令和版・海外俳優列伝(144)ジョン・キューザック』