うばすてや「ま」→「ま」やく
栄光から、瞬く間に転落していく―数多くの「失脚した先輩」が居るにも関わらず、どうしてクスリに手を出してしまう業界人が多いのか。
根本には「その弱さ」があるのでしょうが、一般の世界よりも誘惑、そして、彼ら彼女らを狙っている「ほんとうの悪」が多いといわれています。
そこを断ち切ってこそホンモノだとは思うのですが、ヒトはみな、それほど強いイキモノではないから…。
小林よしのりは「自らの脳内でドーパミンを作ることが出来てこそプロだ」といいます。
異論はないです。
アーティストが創作に悩み、クスリに手を出してモノを創ったのだとしたら、それは本人の才能といえるのだろうか、、、みたいな問題もありますし。
①一般人が堕ちる
『レクイエム・フォー・ドリーム』(2000)
彼ら彼女らは、日々の虚無を埋めるかのようにクスリに手を出している。
若者だけじゃない、老人までもクスリ漬け。
映像と音楽の効果もあり、絶望の極致を体感出来る―これこそ、学校の教材として最適なんじゃない??
『あんのこと』(2024)
高揚感を味わえるとされるクスリはだから、辛い現実から目を背けるために使用される。
この映画を観れば、本人だけではどうにもならない問題であることが分かるでしょう。
②悪が「さらに」堕ちる、あるいは「ハクをつけるために」あるいは「商売のために」堕ちる
『グッドフェローズ』(90)
売る側だったはずなのに、いつからか自身もクスリに溺れ鼻を真っ赤にして狂っていく。
これに関しては「放っておけよ」とも思えるが。。。
『ブロウ』(2001)
実在したドラッグ・ディーラー、ジョージ・ユングの半生を描くジョニー・デップの代表作。
クスリが主題ではないし、本人に非があるかどうかは置いておいて、その結末は『市民ケーン』(41)や『アイリッシュマン』(2019)と同じ。
そう記しただけで、どれほど哀れなのかは想像出来るでしょう。
③アーティストが堕ちる
『ドアーズ』(91)
創作物より伝記映画のほうが、その悲惨さは伝わるでしょう。
ボーカル、ジム・モリソンの「一瞬の栄光」と悲劇を描いたオリバー・ストーン監督作。
ドアーズは大好きだが、だからこそ、その最期はけっして美しくないものだと思ってます。
④その全体を網羅する
クスリ映画の決定打は、『トラフィック』(2000)だと思う。
この作品は、クスリがどんな犯罪組織によって取り引きされ、一般層にまで行き渡り、政治の世界に影響していくのかを180分かけて解き明かしていく。
あすのしりとりは・・・
まや「く」→「く」し。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『シネマしりとり「薀蓄篇」(526)』
栄光から、瞬く間に転落していく―数多くの「失脚した先輩」が居るにも関わらず、どうしてクスリに手を出してしまう業界人が多いのか。
根本には「その弱さ」があるのでしょうが、一般の世界よりも誘惑、そして、彼ら彼女らを狙っている「ほんとうの悪」が多いといわれています。
そこを断ち切ってこそホンモノだとは思うのですが、ヒトはみな、それほど強いイキモノではないから…。
小林よしのりは「自らの脳内でドーパミンを作ることが出来てこそプロだ」といいます。
異論はないです。
アーティストが創作に悩み、クスリに手を出してモノを創ったのだとしたら、それは本人の才能といえるのだろうか、、、みたいな問題もありますし。
①一般人が堕ちる
『レクイエム・フォー・ドリーム』(2000)
彼ら彼女らは、日々の虚無を埋めるかのようにクスリに手を出している。
若者だけじゃない、老人までもクスリ漬け。
映像と音楽の効果もあり、絶望の極致を体感出来る―これこそ、学校の教材として最適なんじゃない??
『あんのこと』(2024)
高揚感を味わえるとされるクスリはだから、辛い現実から目を背けるために使用される。
この映画を観れば、本人だけではどうにもならない問題であることが分かるでしょう。
②悪が「さらに」堕ちる、あるいは「ハクをつけるために」あるいは「商売のために」堕ちる
『グッドフェローズ』(90)
売る側だったはずなのに、いつからか自身もクスリに溺れ鼻を真っ赤にして狂っていく。
これに関しては「放っておけよ」とも思えるが。。。
『ブロウ』(2001)
実在したドラッグ・ディーラー、ジョージ・ユングの半生を描くジョニー・デップの代表作。
クスリが主題ではないし、本人に非があるかどうかは置いておいて、その結末は『市民ケーン』(41)や『アイリッシュマン』(2019)と同じ。
そう記しただけで、どれほど哀れなのかは想像出来るでしょう。
③アーティストが堕ちる
『ドアーズ』(91)
創作物より伝記映画のほうが、その悲惨さは伝わるでしょう。
ボーカル、ジム・モリソンの「一瞬の栄光」と悲劇を描いたオリバー・ストーン監督作。
ドアーズは大好きだが、だからこそ、その最期はけっして美しくないものだと思ってます。
④その全体を網羅する
クスリ映画の決定打は、『トラフィック』(2000)だと思う。
この作品は、クスリがどんな犯罪組織によって取り引きされ、一般層にまで行き渡り、政治の世界に影響していくのかを180分かけて解き明かしていく。
あすのしりとりは・・・
まや「く」→「く」し。
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明日のコラムは・・・
『シネマしりとり「薀蓄篇」(526)』
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