何があるのだろう
「トンネルを抜けるとそこは雪国だった」と川端は説明した
だが今、そこが雪国でないことは明白なことだ
宇宙に雪はない
そもそも水分が存在しないのだから
暗黒であるはずの宇宙が
何故まばゆく光り輝いているのか
光が何かにぶつかり、その結果輝きという可視光線に変化しているのだ
何かとは何か
それは物体であったり、空気であったりするのだが
この宇宙空間にそれはない
あるとすればダークマターなのだが
その存在が予測された時から
それは光の振動を妨げることは皆無とされてきた
つまりその
透明なガラスのようなもので
室内から窓の外を眺めると
風は入ってこないが
景色は全く変化無く見ることができる
といったものである
ガラスはあんなに硬い「物質」なのに
光は抵抗なく通す
ガラスに穴が空いているのかというと
そうでもない
何光年も離れているところから飛び出た光が
光は秒速30万㎞×60秒×60分×24時間×365日×何光年ってどんだけ?
誰にも邪魔されずに飛んできて地球の人がそれを見て…
反対に、どこかで誰かが(何かが)
地球を見て考えているかも知れないじゃないか…