男の子がヘリウムガスで浮かぶ風船をもらい御機嫌でした。
風船って持つ人を幸せにするものですね。ふわふわぷくぷくしているだけなのにね。
しっかりと握りしめた糸の引き具合を何度も確かめながら歩きます。
あぁ悪魔の仕業か、何かの拍子にスイッと指を離れてしまいました。
その瞬間に彼が発した一言。
「あっ、落っこっちゃった!」
彼が今まで生きて来た経験では、うっかり自分の手を離れたものは必ず地球の方へ引っ張られて行きました。
今回は初めて宇宙の方へ離れて行きました。
でも彼にとっては自分のものが手から離れることは
「落ちる」
という現象だったのです。
彼は生まれて初めて、上に落ちる事もあるという事を体験しました。それを
「飛んでっちゃった」
と言うんだ、という事も。
風船って持つ人を幸せにするものですね。ふわふわぷくぷくしているだけなのにね。
しっかりと握りしめた糸の引き具合を何度も確かめながら歩きます。
あぁ悪魔の仕業か、何かの拍子にスイッと指を離れてしまいました。
その瞬間に彼が発した一言。
「あっ、落っこっちゃった!」
彼が今まで生きて来た経験では、うっかり自分の手を離れたものは必ず地球の方へ引っ張られて行きました。
今回は初めて宇宙の方へ離れて行きました。
でも彼にとっては自分のものが手から離れることは
「落ちる」
という現象だったのです。
彼は生まれて初めて、上に落ちる事もあるという事を体験しました。それを
「飛んでっちゃった」
と言うんだ、という事も。