3銘柄が最高の特Aランク

日本穀物検定協会が発表した2019年産米の食味ランキングで北海道の3銘柄が最高評価の特Aランクに格付けされた。
「ななつぼし」が10年連続。「ゆめぴりか」が9年連続。「ふっくりんこ」が3年ぶりに特Aランクに復帰した。
コメ作りは気候の変化に即応して品質を維持するのは簡単なことではない。肥料の与え方、育苗など栽培基準、収穫適期など徹底した生産管理を実行していかなければならない。
道産米のエースといわれる「ゆめぴりか」も18年は不作で基準品が40%しか出荷されず、19年は75%出荷と消費者の期待に応えきれていない。

今後、懸念されるのは農家の大規模化や高齢化に伴って労働力不足にどう対応していくかである。直接営農指導に携わる農協、集荷販売するホクレン、北海道ときめ細かい指導が求められる。
積雪寒冷地で「ゆめぴりか」を育て上げた農業試験場を中心に時代の変化に適応した新品種と栽培方法を確立して北海道米のブランドを維持していく努力を続けてほしい。
積雪寒冷地で「ゆめぴりか」を育て上げた農業試験場を中心に時代の変化に適応した新品種と栽培方法を確立して北海道米のブランドを維持していく努力を続けてほしい。