寒い日はカジカ汁


きのうお隣さんが釣ってきたカジカを一匹いただいた。何ともグロテスクな面構えだ。
寒い日はカジカ汁が一番、頭ごとぶつ切りにして長ネギ、ダイコン、ニンジン、ジャガイモなどありあわせの野菜を入れみそ仕立ての鍋にした。
大ぶりの椀に盛りサンショウやトウガラシを振りかけて、熱いのをふうふう吹きながら食べる。北海道独特の野趣あふれる料理だがこれが旨い。
特に橙色の肝臓とぶ厚い胃壁が最高。あまり美味しいので鍋の底まで残さずさらえて食べてしまうから、このカジカの名をナベコワシという。
こんなとぼけた名前を付けたのは誰だろう。きっとカジカ汁が大好物だったに違いない。