「会食」であって「接待」ではない
12日の参院予算委員会で武田良太総務大臣は昨年9月就任後NTTの澤田純社長らと会食した事実があるかを問われ「個別事案は答えを差し控える」との答弁を連発した。
NTTとの会食の有無をハッキリさせればいいものを答えない理由を聞かれ「政治的判断だ」と開き直った。これでは会食の事実を隠しているとみられても仕方がない。
高市早苗議員も総務相時代に2回会食し、1回は当時NTT側に会費1万円を支払う。今月10日NTT側が負担した不足分を返金「割り勘になるように応対し接待ではなかった」と主張した。
野田聖子幹事長代行も総務相時代2回会食、1回目は割り勘。2回目はんNTT側が負担したため今月11日会食費として26000円を返金。「プライベートな会合だった」と接待ではないと反論した。
ことこの場に及んで往生際が悪い。なんでいまさら会費として返金する必要があるのか、言い訳を繕うために返金したのではないかと疑いたい。
『会食』であって『接待』ではない。「仕事の話はしておらず総務省とは関わらないプライベートの会合という認識だった」という。これが日本を代表する政治家の言い訳とは情けない。
NTTによる接待は総務副大臣だった坂井・寺田さんにも拡大し、東北新社の子会社認定取り消しを考えると今回の接待が、いかに事業認定や違反見過ごしに関係しているかが誰でもわかることだ。