リョウの近況

筆不精のリョウが親・子・兄弟・親戚・友人・知人・幼なじみ達と彼らの友人達にお届けする究極のエコ便りです。

夏の祭典パートⅢ

2014-08-09 04:41:54 | モンゴル国
夏の祭典



モンゴルでは毎年7月11日から3日間、首都ウランバートルのナショナルスタジアムで夏の祭典(ナーダム)が開かれます。
スタジアムだけではなくウランバートル郊外の草原では競馬が開催されています。
私は開会式終了後6才馬(約30km)の競馬を見に行きました。疾走馬は6才馬だけで何と512頭です。
この時ドラマの撮影でモンゴルを訪れていた藤原紀香さんがこの日はオフとのことでしたので競馬観戦をお誘いして一緒に見に行きました。懐かしい思い出です。

夏の祭典パートⅡ

2014-07-31 12:53:20 | モンゴル国
こんにちは!

毎日、毎日本当に暑いですね。
チェコもモンゴルも海に接していないので夏に30℃、40℃になっても汗をかくということはほとんどありませんでした。バッグにハンカチを入れて出かけてもほとんど使うことがなかったのですが今は毎日2枚は必ず持って出かけます。フル活用しています。

最近、モンゴルの夏はよかったな~と時々恋しく思います。
モンゴルの夏はコスモスがあちこちにいっぱい咲いています。モンシロチョウもエーデルワイスも赤とんぼもみんな夏です。菜の花までも。

夏と言えばナーダム(お祭り)です。
毎年6月下旬から7月下旬頃まで全国各地でナーダムが開かれます。

そして7月11日・12日・13日は独立記念日を祝してウランバートルのナショナルスタジアムで全国規模の盛大なナーダムが開かれます。
大統領や政府要人、各国の大使なども招待されます。
軍や警察の訓練のデモンストレーションや生徒や学生の代表が歌やダンスを披露したり、民族舞踊や馬頭琴の演奏などもあります。
また各県の代表者たちがプラカードを持ってパレードをします。(私にはこのパレードで各県の貧富の差を感じましたが拍手はみな同じように盛大でした)
県のパレードの後にはこのナーダムのスポンサー企業のパレードも続きました。まるでオリンピックの開会式のようなものです。
この国家ナーダムはモンゴル全土にテレビ中継され国中が熱気に包まれます。

開会式が終わるとモンゴル伝統の「三種の競技」が始まります。「弓射」「相撲」「競馬」です。
「弓射」と「相撲」は「夏の祭典パート1」(2013年8月13日)で少し触れましたので今日は「競馬」について書いてみます。

モンゴル競馬はまずスケールの大きさに圧倒されます。2才馬(約15km)・3才馬(約20km・4才馬(約25km)・5才馬(約28km)・6才馬(約30km)を走ります。約というのはスタート地点とゴールははっきり決まっていますがコースは決まっていません。 えっ!? コースが決まっていないとはどういうこと? と思いますよね。
馬は草原を駆け抜けていきます。スタート地点からゴールまで一直線で走れば最短距離で有利なように思いますが草原は穴ぼこだらけで走りにくいのです。人も車もそうですが草が生えているところは無数に穴があり(小動物の巣や雨上がりに家畜が歩いた後がそのまま乾燥しデコボコ)とても走りにくいのです。
そのため騎手は車が通った後のいくつも残っている轍(わだち)を選んで走ります。

そして騎手は6才から12才までの男女です。これは馬にあまり負担を書けないようにと体重の軽い子供たちなのです。少しでも軽くと鞍を付けないで乗っている子もいます。片手で手綱を握り片手に鞭を持ちますが鞭を打つのは馬の片側だけではなく腕を8の字を書くように振って馬の両サイドに鞭を当てます。

全国から選ばれた500頭以上の馬が横一列に並んで合図とともに走り出します。
私は30kmを走る競馬をゴール地点で見ていましたがもちろんいつスタートしたのか分かりませんでした。ジュースを飲みながらしばらく待っていると一斉に拍手が沸き起こりみんなの見ている方を見ましたが馬の姿なんて全く見えません。でも周りは「来た、来た」と叫んでいます。運転手の指さす方をよ~く見るとはるか彼方10数㎞はあると思える先の山の頂上にかすかに砂煙が舞っているのが見えました。その砂煙がだんだん近づいて数分後に馬の姿を確認することができました。

各年齢馬の5着までが翌日ナショナルスタジアムで表彰されます。これだけ過酷な(私にはそう思えます)レースなのに賞金なんてありません。賞状と記念の楯だけです。一番大事なのは何年のナーダムで1位になった馬の騎手、1位になった馬を調教したという肩書なのだそうです。これは相撲の横綱と同じで一生名乗れる(履歴書に書ける)ほどの名誉なだそうです。







面白い習慣

2014-06-30 00:46:21 | モンゴル国
こんにちは!

8年ぶりの梅雨を過ごしていますがしとしと降る雨はどこに行ってしまったのか、まるでストレスを吐き出すかの如く土砂降りの雨ばかりです。昔の梅雨はもっと情緒があったような気がするのは私だけでしょうか?


さて今日はちょっと面白い挨拶の話をしましょう。
モンゴルでは小さい子供に対してかける言葉は「可愛くない子だね!」と言うのが礼儀なのだそうです。

モンゴル語で可愛いは「フールフン」。

ある日我が家で雇っていた運転手さんの家に遊びに行きました。3人のお子さんがいましたが当時1才半だったヨチヨチ歩きの女の子が愛らしくて私は「フールフン」を連発していました。
しかし運転手と奥さんは何となくしら~とした雰囲気だったのです。嬉しそうな顔ではないのです。自分の子供が可愛いと言われていれば親も嬉しくて顔をほころばせるものですが全くそんな感じではなく何も聞いていなかったという素振りなのです。
また別の友人のところでも同じような経験をし独特の雰囲気を感じたのです。そんなことがあったのは私がモンゴルに行ってまだ半年くらいの時だったので 私は発音が悪くて通じていないのかなと思っていました。

ある日運転手にそのことを聞いてみました。するとモンゴル人は小さい子供に「フールフン」とは言わない、でもあなたは外国人だから言っても大丈夫と教えてくれました。それからは可愛い子供を見ると日本語や英語で「かわい~い」と言っていました。その時はそれ以上その話はしませんでしたが何となく気になっていました。

先日あるモンゴル人と話をしているとき気になっていた「フールフン」のことを聞いてみました。
驚いたことに小さい子供には「フールフン(可愛い)」と言ってはいけないとのことでした。
「可愛くない子だね」「なんて醜い子なんだろう」などと言うのが一般的なのだそうです。

モンゴルの冬は-40℃にもなる極寒の地です。昔は1才の誕生日を迎えるまでに多くの子供達が亡くなってしまいました。それは悪魔が嫉妬して可愛い子供を連れ去って行くと考えられていたそうです。その時の習慣がまだ残っていて今でも子供に「可愛い」と言うのは禁句なのだそうです。

そんな考え方だったため昔は間違っても可愛い名前はつけなかったそうです。
彼女の知り合いのおじいさんに「私は人間じゃない」さんや「あれ」さん「これ」さんと言う双子もいるそうです。
そういえば私の知り合いに「火曜日さん」という名前の人がいましす。
以前モンゴル人の名前のことは本で読んだことがあって知ってはいたのですが大昔の話なのかと思っていました。しかしこの習慣が無くなったのはつい最近のことだそうです。

最近は生まれた土地の名前や男の人では昔の英雄や強いもの、硬いものの名前が多く女性では花や幸せという言葉を入れた名前が多いようです。
名前についてはまだまだ面白い話がありますが長くなるのでまたの機会に・・・。


本帰国

2013-12-26 16:17:47 | モンゴル国
サェンバェノー!

連絡が遅くなってしまいましてが12月15日付けで夫の転勤が決まりましたのでお知らせします。
1月下旬には日本に本帰国する予定です。

12月20日(金)に我が家で「さよならパーティー」を開きましたが今となっては図らずも兄への「さよなら」でもありました。
兄とお世話になった人たちへ感謝の気持ちをいっぱい込めた会でした。


食事の後ビンゴゲームをし現地の人には未使用の洋服や靴下、バッグ、歯ブラシ、石鹸、シャンプー、タオル、ぬいぐるみ、ノートやボールペン、アルバムなどを袋に詰めて景品とし、日本人には日本食詰め合わせを景品にしました。
その他に日本に持ち帰らない家具や食器、日用雑貨などをリストアップした物から1つ選んでもらって一緒に景品としました。

この企画は大成功でみんな大喜びでした。
最後はジェット風船でお開きとしましたが現地の人たちはこのジェット風船は初めて見たと言う人たちばかりでこれまたかなり興奮して盛り上がりました。これも気に入ったようで自分が飛ばした風船はみんな持ち帰りました。

日本に帰っても多分使わないけど捨てがたい物を別のコーナーに並べておいてご自由にお持ち帰りくださいと言ったところまたまた日本人も現地の人も大喜びで私もとても嬉しかったです。
まだまだ捨てがたい物は沢山あります。年が明けたら不用品処分第2段を開いてもいいかなと思っています。


現地の言葉もある程度できるようになり、多くの友人ができたのは私の財産にもなりました。
現地の孫も5人になり、大好きなこの地を離れるのは本当に淋しい限りですが日本に帰ったらまた新しい出会いもあると楽しみでもあります。

皆様日本に帰りましたらまたよろしくお願いします。






夏の祭典

2013-08-13 01:40:06 | モンゴル国
サェンバェノー?

毎年7月11日~13日まで国家記念日(独立記念と革命記念)で祝日です。今年は14日の日曜日に繋がって4連休となりました。
この連休はお正月と同じく会社も市場もお店やレストランなどもお休みになります。
このときは政府主催のモンゴル最大のナーダム(お祭り)が中央スタジアムで開催されテレビやラジオで放送されます。

伝統的な衣装を着た騎馬隊(儀仗兵)が9本の纏(まとい)を先頭に入場します。
伝統的な歌やダンス、馬頭琴演奏などと続きます。
オリンピックの開会式のような雰囲気で言葉は分からないのに気分はハイになります。私はモンゴルに来て始めての夏2010年にこの開会式を中央スタジアムで見ました。

モンゴルでは相撲・競馬・弓射を「3種の競技」といってこのナーダムのときは老若男女が熱くなります。昔は男の人だけだったそうですが今は相撲以外は女性も競技に参加しています。

相撲は全国から勝ち残った512人がモンゴル1を競って戦います。横綱や大関などのように称号があり横綱になるとモンゴル人なら誰でもその人の名前を知っているというほどのチョウ有名人なのだそうです。
白鵬のお父さんは横綱だそうです。(一度得た称号は下がることはなく一生その称号を得ているそうです)街で白鵬のお父さんを見かけると一緒に歩いている人が「あの人は白鵬のお父さんですよ。モンゴルの横綱です。」と必ず教えてくれます。
そのくらい名誉のある称号だそうです。

日本の大相撲との大きな違いは土俵がないこと、手のひらをついても負けにならないことです。
試合は握手で始まり勝った人は両手を大きく羽のように広げて「鷹の舞」をするのです。
土俵が無いため試合は延々と続くこともあるので最近は20分経っても決着が付かないときは四つに組んで再スタートするようにルールが変えられたそうです。

弓射の的はモンゴル独特です。皮製の直径8cm、高さ8cmくらいの円筒形のソルというものを壁のように積み重ね男性は75m離れた場所から20矢射て命中した数で競います。女性は65m、17才以下は男子年齢X4m、女子3mで競います。他にも違うルールで競技をし優勝者には「メルケン」という称号が与えられます。

テレビでこの競技を見ていると複数の審判が的の直ぐ近くに立っていて命中すると「オーハイ」と言って知らせますがあまりにも的に近くて危険なように思いますがこちらの人は何も気にしていません。

もう一つは競馬です。私はこれが大好きです。
競馬と言ってもこれまた普通の競馬ではありません。
ここはモンゴル、大草原の国です。数千メートルを走るのとは違います。

馬の年齢によって距離は違います。2才馬15km、3才馬20km、4才馬25km、5才馬28km、6才馬以上30kmです。
そして騎手は6才以上12才以下の子供です。女の子もいます。まだ幼稚園児ではないの?と思うような小さくてあどけない顔の可愛い騎手もいます。

この競馬については長くなるので次回に続くとしておきます。

酷暑の日本、どうぞお体ご自愛ください。








残暑

2013-08-05 22:58:25 | モンゴル国
サェンバイノー!

残暑お見舞い申し上げます。

まだまだ暑い日々が続いているようですがお変わりなくお過ごしでしょうか?
仕事や休暇で日本に行ってきたというモンゴル人が日本は暑くて暑くて・・・と口をそろえて言っています。

当地は例年になく雨の日が多く異常気象だとのことです。
例年の今頃は1日中真っ青な空と少しの白い雲ですばらしい夏なのですが今年は曇り空が多くスコールのような激しい雨も降っています。今日は1日中雨がしとしと降っていました。

貴重な短い夏なのにそして当地でのおそらく最後の夏だと言うのに残念です。
天候ばかりではなく停電、お湯が出ないなどなども例年になく多いです。

頻繁に停電があるのでパソコンが使えなくなり私にとっては死活問題です。(冷蔵庫の中身よりも)
そのためかどうか分かりませんがとうとうパソコンが動かなくなり修理やさんに持って行きました。
ブログにUPしようと書いていた記事も途中でストップしています。

携帯電話も調子が悪く今日は誰からも電話がかかってこないなと思っていたら不通になっていたり、受信は出来るけれどこっちの声が届かなかったりです。
そして今日教えてもらいました。そんなときは一度バッテリーをはずしてみるといいということです。
こちらではみんなしょっちゅう携帯を自分で開けてバッテリーを変えたりシムカードを入れ替えたりしています。私も仕方なく自分でやっていますが日本ではしない方がいいと思います。

こんな生活でイライラしているかと言えばそうでもなく結構開き直っている自分がいます。

毎年1組のお客さんが来てくれています。今年は先週、甥夫婦が来てくれました。久しぶりに充実した日々でした。

また停電になるといけないので今日はこのへんで・・・。
おやすみ~。


星に願い

2013-07-11 01:18:07 | モンゴル国
サェンバイノー!

日本はとにかく暑そうですね。テレビのニュースを見ているだけでぐったりしそうです。

先日友人がブログで七夕の記事を書いていました。
 ♪ささのは さ~らさら~

久しぶりにこの歌を口ずさみながら子供の頃を思い出しました。
子ども会で毎年行っていた行事の一つでした。
短冊に願いを書いて笹の葉につるし・・・。楽しかったあのころです。

そして七夕と言えば同時に織り姫と彦星、天の川、流れ星などと星を思い浮かべます。
あの頃の夜空はとてもきれいで星も良く見えていました。

日本人は星が好きで子供の頃流れ星に願いをするとかなえられると言われ必ず願いをしていました。(今でもそうですが)
でもモンゴル人は違います。流れ星は不吉な星で好きではありません。

人間誰でも一つ運命の星を持っている。その星が流れて遠くに行き見えなくなってしまう。これは「死」を意味すると捉えるそうです。
だから流れ星を見てしまったら心の中で「トゥイ、トゥイ、トゥイ、これは私の星ではない。誰か知らない人の星」と唱えるそうです。

日本人は何かお願い事をすると言うとちょっとあきれた顔をされます。

現在のUBでは夜も明るすぎて星はほとんど見えません。冬場に工事が出来ないので夏は夜通し建設工事をしています。コンクリートミキサー車やトラックは昼間の市内は走れないので夜間に出番となるのです。

9月頃泊りがけで星を見に行こうと計画中です。










大統領選挙

2013-06-26 01:43:19 | モンゴル国
サェンバイノー!

お久しぶりですがお元気にお過ごしでしょうか?
私はこのところ忙しい毎日を過ごしています。

でも今日(26日)は臨時の休日になったのでのんびり過ごすつもりです。
それは大統領選挙の投票日だからです。

ご存知のように途上国では選挙が終わるとやれ不正があったとかなかったとかで騒ぎが起こりデモや抗議集会などから民衆が暴徒化し混乱が起きます。
当地でも同じだとかで数週間前32カ国から300人の国際選挙監視委員が入っています。

今回の大統領選挙は選挙の民主化、法的な新環境、自動投票システム導入などで外国からも感心を寄せられているそうです。

民主化や自動投票システム導入などは理解できましたが法的な新環境とはどういうことかと思っていましたがわかりました。
昨日、今日、明日の3日間はお酒の販売やレストランでの提供はできないことになったそうです。
途上国においては選挙のときこれが一番大事かもしれないと思いました。

当地の大統領選挙なのであまり感心は無かったのですが老いも若きもみんな関心を持っていて私にあれこれ話てくれるので私まで誰が当選するのか気になっています。

①現職の大統領、②元モンゴル相撲の横綱(元議員)、③公示直前に立候補した女性(現保健大臣)の3人です。

公約ではどこも同じようなことだなと思いましたが一つユニークなのは③の候補者です。
大学生の学習プログラムを改良して減らし暖かい時期(4月~10月)には建設作業に従事させ、寒い時期(11月~3月)に勉強するというものです。
4月下旬から5月は砂嵐、6月~9月は夏休みで田舎に行って祖父母の手伝い(農牧)をするという習慣があるので受け入れられるかどうかです。
しかし最近の男子大学生は夏休みに建設現場でアルバイトをし家計の足しにする人が多くなったとも。
聞くところによると時給25,000トゥグルグ(約1,700円)の高級アルバイトだそうです。

私の予想では②に期待する人も多いけどやはり現職の①が勝つのではと思います。





またまたフライトキャンセル

2013-06-08 00:59:34 | モンゴル国
サェンバイノー!

先週の火曜日24時間遅れでUBに戻って来ました。

月曜日のフライトだったのにUBが大雪のため成田で1泊することになりました。
キャンセルのアナウンスがあったのは既に出国手続きを済ませ搭乗口で待っているときでした。
この時期は砂嵐でしばしば遅延やキャンセルがあるので1泊することになってもいいように準備は出来ていました。
でもまさかこの時期大雪とは予想外でした。
アナウンスは悪天候とだけでしたが夫からの電話で大雪と知りました。

出国取り消しの手続きをし、ターンテーブルから荷物を取り、購入した免税品は持ち出せないので預ける手続きをし外に出ます。

ホテル代は航空会社が負担してくれるそうですが食事は自前とのことです。(本来は悪天候で飛べないときは航空会社に責任はないのです)
このような経験は7回目ですが食事なしは初めてです。夫にお土産として買ったカツサンドを夕食にしホテルのコンビニでおにぎりを買って朝食にしました。

指定されたホテルはとても大きなホテルでしたが相部屋です。私は1人なので当然見ず知らずの人と一緒になるのですがそれも仕方ありません。
周りに居る1人旅の人を見回していると若いモンゴル人の女性が声をかけてきました。日本語です。スタッフに「私、この人と一緒がいいです。」と私を指差しているのです。私は内心(え~っ!出来れば日本人の方が…)と思ったのですが(まぁいいか、日本語もできるみたいだし)と思い即OKしました。

彼女は成田の近くに住んでいるモンゴル人。シャトルバスを待っているとご主人と連絡が取れて迎えに来てくれました。翌日ご主人は仕事なので空港まで送ってもらえないし大きな荷物もあるのでホテルに泊まることにしたようなのです。
ご主人の仕事の調整が出来たということで彼女は自宅に帰ることになりました。それなのに彼女はチェックインをしようとするのでその必要はないと言うと「私がチックインをすると貴女1人で部屋を使えるでしょ。そうしないと誰かまた違う人が来るかもしれないよ。」と言うのです。
彼女のお陰で私は1人でツインの部屋を気兼ねなく使うことができました。夫には申し訳ないけれど1日得をしたような感じでした。

ラッキーなことは他にもありました。飛行機は混んではいるけれど満席ではありません。私の隣の人が席を間違えて後ろに座ったのです。半券を見ながら「アロン ニグ(11)」とつぶやいています。私もアロン ニグです。幸い間違えた席は空席だったようでずっとその席に座っていました。お陰で私は食事の後3席使って横になって寝ていました。

チューリッヒ→成田も私の横は誰も居なくて4席使って寝ていました。
こちらは オンライン チェックイン をしたので作戦通りです。あえて周りに人が居ない座席を選びました。
オンライン チェックイン は便利ですね。今回娘にやってもらいました。これからは自分でやってみようと思います。




テレビに私が・・・?

2013-04-13 10:40:18 | モンゴル国
ボンジュール!

昨年末のことです。
リョウをテレビで見たと言う人がいました。友人からのメールや実家の母にも数人の人から電話があったそうです。
しかし残念ながら私はもちろん母も兄たちも見ていませんでしたが従妹の家族がちょうど見ていたそうです。
モンゴルだからもしかしてリョウが映るかもしれないと言いながら見ていたら映ったので大騒ぎをしたと言っていました。
それは日曜日の夕方に放映されている報道番組だそうです。

ある大きなパーティーに大相撲の日馬富士さんが出席したときのことです。
日馬富士さんには密着取材のクルーも同行するということは知っていましたが・・・。
横綱になって初めての場所での不甲斐ない成績を残した後だったためか引き締まった顔をしてあまり笑顔はありませんでした。
「後でみんなで記念写真を撮りましょう」と言うことだったのですがそんなことはできるはずがないとわかっていた私は夫人たちに声をかけて一緒に写真を撮らせていただきました。その時の映像が流れたようです。

ちょっと話をしただけですが思っていたより誠実そうな人でした。以前から次に横綱になるのは日馬富士かな…とは思っていましたがどちらかというとあまり好きではありませんでした。
しかしちょっと話をしただけなのに今では応援したい力士の一人になっています。

彼は土俵上では小柄に見えますが思ったより大きくてパーティー会場では今どこに居るかすぐにわかるほどでした。それもそのはず身長188㎝だそうですから。
帰るとき私の背中を軽くたたいて「私はこれで失礼します。来場所は頑張ります。」と言って会場を後にしました。

彼は以前から慈善事業に積極的にかかわっていて日本の救急車や消防自動車をモンゴルに贈っています。
それは数年前交通事故でお父さんや親戚の人を亡くし、お兄さんも重傷を負ったそうです。その時日本のように設備の整った救急車が来てくれていたら命は助かったかもしれない。一人でも多くの人を助けられたらという想いがあるそうです。
NPOを通じて心臓病の子供の手術の費用を出したりもしています。
彼は小さい時からお父さんに「人のためになるような人間になりなさい」とよく言われていたそうです。

日馬富士さん来場所は横綱らしい相撲をとってください。応援しています。


余談ですがモンゴルでは日馬富士と言ってもほとんどの人が「誰?その人」と言います。「安馬」と言えば分るのですが何故日馬富士に変えたのかと聞かれます。
漢字で安い馬と書くからと言うと納得してくれますが本当の理由は知りません。





正に近況報告

2013-03-09 17:28:48 | モンゴル国
サェンバイノー!

お久しぶりです。お変わりなくお過ごしでしょうか?

1月9日に母が骨折をし絶対安静と言われたそうです。
兄夫婦や甥夫婦が何かと面倒を見てくれているのでありがたく思っています。
ちょっと顔を出すだけでは何の助けにもならないとは思いましたが2月8日からちょっと母の顔を見に日本に一時帰国していました。予想以上に元気だったのでまずは一安心です。

3月1日にUBに戻ってきましたが思ったより暖かかったのでびっくりです。夜10時頃到着したのですが気温はー8℃。風がなかったためか寒くはありませんでした。
その週は2・3日少しだけ雪が降ったとか。そう言えば当地では暖かいから雪が降ると言われているのでした。そしてツァガンサル(旧正月、今年は2月11・12日)が過ぎたら暖かくなると言われています。
外に出るとあちこちでツララを目にしました。これも暖かくなった証拠です。
日本では一雨ごとに暑くなるとか寒くなると言われていますが当地では一雪ごとに寒くなるとか暖かくなるという感じです。昨日も雪でした。

先週から最高気温も0℃、1℃などが時々ありました。
暖かくなったと喜んではいる現地の人たちですが嫌な臭いと砂嵐で春はもっとも嫌な季節なのです。

UBに戻ってきて毎日忙しく、慌しい日々が過ぎました。昨日我が家での大きなパーティーを済ませ今一息ついたところです。
そして今後私の最大の楽しみは15日から孫のところに行くことです。
3月末に2人目の孫が生まれるのでその手伝いに行ってきます。昨日まで慌しい日々でしたが心はウキウキしていました。

先日の日本滞在中に孫へのお土産(特に菓子類)を沢山買い込みました。テレビ電話でそれらを孫に見せると体全体で喜んでくれました。画面を食い入るように見て目をくりくりさせとても嬉しそうでした。一通り見せた後娘から一言、「こっちに来たとき一度に全部出さないで小分けにして少しずつ出してね」
はいはい分かっていますよ。(その時気づいたけど)少しずつね。これは大事なことですね。

と言うわけで15日からスイスに行ってきま~す。

新年

2013-01-03 17:59:09 | モンゴル国
サェンバイノー!

新年明けましておめでとうございます。
輝かしい初春をお迎えのこととお喜び申し上げます。

今年はどこにも行かず自宅で静かに年末年始を過ごしました。
年末年始の休みは運転手も休み(年末年始は夫の職場は日本と同じなので6連休)にしたので外に出られず自宅に軟禁状態です。(現在マイナス37℃)

夫はDVD三昧、私はパソコンでカレンダー作りやアルバム作り、それにボケ防止のための数独三昧でのんびり過ごしています。
カレンダーやアルバムはお世話になった人たちへのプレゼントにしようと思っています。
私たちももう直ぐ本帰国になると思うのでそのときのために今から準備をしています。(まだ日にちは決まったわけではありませんが既に3年過ぎましたので心の準備はしています)

日本もこれからまだまだ寒くなるのではないかと思います。
どうぞお体に気をつけて充実した毎日をお過ごしください。
また現在暖かい地でお過ごしの方も体調管理をしっかりして元気にお過ごしください。

今年も皆様にとって幸多かれと極寒の地よりお祈りしています。

2013年 正月
                               リョウより

早くも3年

2012-12-23 00:55:08 | モンゴル国
サェンバイノー!

早いもので先月(11月28日)に当地に来て3年が過ぎてしまいました。
この3年だけでもUBはすっかり変わってしまいました。

高層ビルが立ち並び高級マンションが次々と建設され、走っている車もポンコツ車は全く見当たらなくなってしまいました。
日本車が大半をしめています。
一つしかなかったデパートもこの3年で3店が次々にオープンし欧米のちょっとした物も手に入るようになりました。
ベルギーやスイスの高級チョコレートも品数は少ないですが手に入ります。
欧米の高級ブランドのブティックも店舗を構えています。
日本の味噌、醤油、お酒やお米、お菓子、カップ麺なども手に入りますが直ぐに売り切れます。
日本でパン造りの修行をしたモンゴル人が日本の美味しいパンをモンゴル人向けの価格で販売を始めました。
またランニングスシ(回転寿司)のお店もできました。こちらはちょっと高めでお金持ちしか行けないと言っています。(私はまだ行っていません)
我が家の南の窓からは山は見えなくなってしまいました。17階建てのマンション(3階までは店舗)を建設中です。
東側も北側ももっと高いマンションが建っています。西側は世界的に有名な某ホテルが建てられています。

変わらないのは自然の厳しさです。
今夜からマイナス40℃に突入です。(現在外はー40℃)
天気予報で明日は今日より暖かくなるでしょうと言っていますが最高気温はー25℃です。
当地ではみんなマイナスと言う言葉は使いません。普通に「今30度」などといいます。我が家でも最近はマイナスと言う言葉はいちいち入れなくなりました。マイナスに決まっているからです。来たばかりの頃は違和感がありましたが今ではなんとも感じません。

日本もだんだん寒くなってきたようですね。風邪も流行っているようですので体調管理をしっかりして寒さに負けないようにしてください。

下の写真は我が家の南側の写真です。遊園地にはジェットコースターも造られています。写真をダブルクリックすると大きくなります。


下の写真は我が家の西側の写真です。

パソコン設定に四苦八苦

2012-11-19 03:42:34 | モンゴル国
サェンバイノー!

またまたお久しぶりです。私はいたって元気です。ご安心ください。

当地はすっかり真冬で今週は昼間はー10℃くらい、夜はー20℃くらいでした。今年は今までよりも雪がよく降っています。暖かいので雪になるそうです。

9月に一時帰国している間にインターネット環境が変わってしまっていました。
今までは各家庭でプロバイダーを決めて加入していたのが9月からはこのアパート全体(20世帯)が一つのネットワークみたいになったとかでアパートが小さな会社のようなイメージです。
そのためパソコンの設定を変えなくてはいけないとかで私のパソコンなのに大家さんの名前で登録されてしまいました。

業者が来て設定を変えたそうです。
パソコンを開くときは大家さんの名前を入れてパスワードを入れなければ開けないとのこと。
そんなばかな~。めんどくさ~い。イライラ! イライラ!

ふと思い出しました。私が始めてパソコンを始めたのは2000年の1月からでしたがその時の最初の画面がこれと同じような感じでした。そして自分で設定を変えられたような気がします。どこをどうしたのかは思い出せませんがあちこち探してみました。
そして無事設定を変えることができました。今までと同じようにパスワードなど入れなくても開けるようになりました。(日本に帰ったときはこのパソコン自分の名前に戻せるんですよね? ちょっと心配です。)

ストレス無しで開けるようになったのですが全然使えないのです。最初のホームページは見れるのにどこをクリックしても「このページは見ることが出来ません」となってしまうのです。ウイルスでも入ってセキュリティーブロックされているのかな?と心配になりました。それとも大家さんが料金を支払ってなくてストップされているのかな?(時々あります) とにかく直ぐにフリーズしてしまい何度も何度も強制終了していました。

パソコンが壊れてしまうのではないかと心配でしたがパソコンは今では生活必需品です。毎日イライラしながらも開いていました。数時間大丈夫なときもあれば1~2分でフリーズというときもあります。毎日今日はどうかな~?と祈るような気持ちで開いていました。
ニュースや友人たちのブログを見ているとき時々右下に「internetに接続しました」と表示が出るのです。なぜこんな表示が時々いや度々出てくるのかわかりません。そしてこんなとき必ず数分でフリーズしてしまいます。
あまりにも頻繁に出てくるので時間をはかってみました。1分おきに3回、決められたようにきっちりです。そしてその後フリーズです。

もしかして接続の状態がおかしいのでは?と思いコントロールパネルからインターネットオプションをを見ると何と「ネットワーク接続が存在しないときはダイヤルする」そして「1分おきに3回」と設定されているのです。
ガ~~~ン!これだ!これが原因だったんだ~。

夫は「何も分からないので触っていない。業者がやったままだ」と言っています。私もそれは信じます。それにしても業者はなぜそんな設定をしていったのか全く理解できません。
今は前と同じように使えるようになりました。イライラも少し軽減されました。そうあくまでも軽減です。時々停電になるからです。
昨日見た新聞の訳によりますと「自分の家が停電していなくてもプロバイダーのあるところが停電しているとインターネットは使えません。」とありました。

こんなことからも日本の素晴らしさを再確認しました。










夏も終わり

2012-08-26 01:48:24 | モンゴル国
サェンバイノー!

お久しぶりです。皆様お変わりなくお過ごしでしょうか?
記事をUPしようと思いながらなかなか出来なくて、毎日覗いてみて下さる方には大変申し訳なく思っています。
この夏、私は盛りだくさんの興味深い経験をし毎日毎日刺激的な日々でした。
それはまた後日UPするつもりではおりますがもうしばらく忙しい日々が続くのであまり期待をせずにお待ちください。
「元気ですよ~」と言うことだけはお伝えしておきます。

6月の「デンマーク・スイス10日間」の後「フブスグル湖3泊4日のサバイバルの旅」「孫の訪モンゴル」「草原バーベキュー」「魚釣りキャンプ」「ツェンケル温泉(某力士が温泉治療をしたところ)サバイバル旅行」「モンゴルの断髪式」「衝撃的な婚約パーティー」「遊園地での日本文化祭」「少年サッカー応援」「バスケットボール、アジアカップ(U-18)応援」などなどです。
温泉に行った時(8月18・19日)には雪が降り初めての雪見風呂を経験しました。
UBでも8月20日の夜に雪が降りました。

今年は雨が多く緑がきれいです。こんな年はめったに無いそうです。勿論私も始めての経験です。
山も草原も緑がとてもきれいです。
しかし8月下旬になって急に寒くなりました。今年の夏は終わったようです。

しかし私のイベントはもう少し残っています。
嬉しいお知らせを2つ。
9月1日から日本に帰れることになりました。日本の残暑があまりにも厳しそうなので少し心配しています。
それから来年3月に2人目の孫が生まれます。
まだまだ元気でいなくてはと心が弾みます。

皆さんも熱中症には十分お気をつけください。
強烈な台風も来ているようですが影響ある地域の方十分気をつけてくださいね。