リョウの近況

筆不精のリョウが親・子・兄弟・親戚・友人・知人・幼なじみ達と彼らの友人達にお届けする究極のエコ便りです。

2階建てバスで郊外へ

2017-11-26 11:01:33 | NZにて
ハロー!

21日の火曜日、お天気が良かったので2階建てバスに乗って郊外のアルバニーという所に行ってきました。
私が知っている人達は皆行った事がないと言います。
大きなラグビー・スタジアムやショッピング・センターがあり最近開発された所だそうです。

2階建てバスに乗ってみたかったのと郊外に行けば今の時期お花がいっぱい咲いているのでは?との思いで以前から計画は立てていました。
しかし当地は春とは言ってもまだまだ雨も多く風も強いので中々チャンスがありません。

下準備はしっかりできていたのでその日の朝天気予報を確認して「よし! 今日行くぞ~」と決めました。
バス停は我が家から300m、高速バスの始発駅です。

始発~終点までなので今日はのんびり景色を楽しみながら行けます。勿論2階に座りました。
シティーを抜けハーバー・ブリッジを通過し、途中6か所止まって25分でアルバニー・バス・ステーションに到着です。

降りてびっくり! バスを待っている学生さんが数人いるだけで周りには人っ子一人、誰もいません。
静寂とはこんな感じのなのかと思うほど静かでした。

起伏のある土地柄ショッピング・センターなる建物も見えず頭の中の地図が大活躍です。
確かこっちのはずと思ったけれど万が一の為学生さんに「ショッピングセンターはあっち?」と指をさして聞いてみました。返事は「ヤー、ヤー」
子どもたちがアメリカン・スクールに通っていたころ先生は友人や親しい人以外の人に対して「ヤー」はダメ、きちんと「イエス」と言いなさいといつも皆に注意していたことを何故か思い出しました。

歩いていれば建物も見えてくるはず、確か直線距離で約500mくらいだったと思い歩き始めました。
小高い場所に出ると平屋建ての、横にだだっ広い建物があったのでそれに向かって歩きました。
振り向いてバス・ステーションの位置を確認しておこうと思いましたが既に見えません。街灯の頭だけが沢山ある場所だと確認して向かいました。

小さな池もあるはずなのに全く見えません。少々不安になりながらも建物は見えているので何とかなるだろうと歩を進めました。
辺りは野菊や西洋タンポポなどが咲いていますが思い描いていた花は何にもありませんでした。

バス・ステーション↓


見えてきたショッピング・センター↓


この小鳥たちがそれぞれ十数匹、静寂の中にも小鳥たちのさえずりに癒されました。↓




ショッピング・センターの中は既にxmas関係の商品がが沢山並べられxmasツリーも飾られていたのでピンとこない夏のxmasを実感。サンタクロースのおじさんも見かけました。NZのサンタクロースはサーフィンで海から来ると言われているようです。

ショッピング・センターの正面から出ると(南口から入ったらしい)目の前に池の半分が見えていて真ん中には橋が架かっています(通路のように見えるのは橋で左側に池が続く) ここを通るとバス・ステーションまでは近道だと思いました。↓



ショッピング・センターの裏側は広い駐車場を挟んで有名なチェーン店の大きなお店がいくつも建っていて驚きました。

帰りは池の橋を散策しながら渡り、魚や鴨、鷺のような鳥たちを見ました。池の手前には桜の木も20~30本植えられています。けなげに少しばかり花も咲いていましたが満開を見ることが出来ず残念!




帰りのバスはそれ程待つこともなく(10分間隔で出ている)貸し切り状態で出発しました。↓


ハーバー・ブリッジ↓  この橋は高速道路の一部で車専用です。渋滞がひどくなったので日本の石川島播磨重工業が上下各2車線づつ計4車線を元々の橋に取り付けたそうです。


橋から見た市の中心部。我が家も見えます。↓


ヨット・ハーバー  我が家から遠いように見えますが歩いて行けます。散歩コースの一つです↓


目的の一つであったお花たちは見ることが出来ませんでしたが刺激的な一日でした。

先進国? 途上国?(電子マネー)

2017-11-20 14:06:21 | NZにて
ハロー!

NZは先進国? 途上国? と思う事が多々あります。
これは私だけが感じている事ではなく意外にもそう思う人が多いのです。
基本的には先進国と誰もが思っていると思います。私も基本的にはそう思いたいのです。

NZは思いのほか電子マネーを使っている人が多く、多いと言うよりほとんどの人が使っています。
銀行に口座を開くとEFTPOS(エフトポス Electoric Funds Transfer at Point of Saleの略)というカードを発行してくれます。
これはクレジットカードとは別の物で日本ではデビットカードと呼ばれています。
デビットカードは随分前から知ってはいましたが一度も使ったことはありませんでした。
とても便利なものですが日本ではあまり普及されていませんね。

夫が銀行口座を開設した時私も一緒に行くように言われ出かけました。
そして当然のごとくこの2人分のカードの手続きをすませカードを受け取りました。

このカードで支払いをすると、その代金が同時に登録の口座から引き落され、このお店の口座に代金が振り込まれるシステムです。口座に預金されている金額まで利用可能とのことです。

最初は使用するのをためらっていたのですが使い始めるととても便利で現金(財布)を持ち歩かなくて良いので安心でもありました。
エフトポスは大きなお店は勿論どんなに小さなお店でもファーマーズマーケットでもお祭りの屋台でも使えます。

また近くのカフェなどでコーヒーを飲んだりした時に現金を手にしたいと思ったら支払いの時その旨告げるとコーヒー代と欲しい現金がプラスされて清算されそのお店が現金をくれるそうです。わざわざ銀行に行かなくても良く便利とのことです。
これも時々断られることもあるので注意が必要です。そもそもお店に現金がないことが多いとのことです。
それもそのはず、皆がエフトポスを使うので現金を置いてないお店も多いのです。


しか~し! ある日いくら暗証番号を入れても利用できません、もう一度暗証番号を入れてくださいと出るのです。
なぜ? わずか50NZ㌦(4,000円)が口座に入ってないという事は無いはずです。(多分?笑)
何度目かに銀行に電話をするようにと文字が出てきました。
お店の人に現金は持ってるか?、クレジットカードは? などと聞かれましたがいずれも持ち歩いていないので仕方なくこの荷物を預かってくれない?、家に帰ってお金を持って来るからと告げて家まで戻りました。幸いアパートは近く往復5分くらいです。

戻ってレジで荷物を受け取り清算を済ませ夫に電話をしました。
やはり何かの間違いだという事でローカルスタッフに相談すると
時々磁器の不具合で反応しなくなることがある、その時はカードを取り換えなくてはいけないとのことですぐに銀行に行くことになりました。

沢山の人が並んでいました。順番が来て説明するまでもなく係りの人に
「エフトポスが使えなくなりましたか?」と聞かれ今日この銀行のシステムの不具合で一時期使えなくなったけれど今は回復しているので大丈夫とのことでした。ごめんなさいの一言もない!

この日以来お財布も一応持ち歩いています。(意味ないじゃ~ん!)
でも毎日エフトポスを使っています。これを使うと直ぐにネットに表示されるので夫には私が今日どこのお店でいくら使ったかが一目瞭然のようです。

またある時給料日に全員の給料が振り込まれていなくて問い合わせると担当する人がただ単に忘れていただけと。ごめんなさいの一言もない!
ネットで個人口座の残高が調べられると案内したらスタッフの2人だけしか見ることが出来ず問い合わせると見たい人の名前を教えてくれれば見れるようにしますよとのこと。

銀行といえどもこんな感じです。
いつもエフトポスを使ってはいますがお財布も持ち歩いています。
そう言えばあの日レジの後ろには一時預かりと思われる買い物籠がたくさん並んでいました。

英語(Japan)

2017-11-12 11:50:08 | NZにて
ハロー!

前回UPした「一人遠足」のその後です。
少し離れた所にあったベンチで持参したサンドイッチを食べようと腰かけてしばしボーっと空を眺めていました。
そこに先程の仲睦ましいご夫婦がゆっくりと近づいてきました。
通り過ぎるのかと思っていたら私の方に来るのです。
近くには他に人はいないので私に何か話しかけそうな気配です。

ちょっと雑談の後、ここで問題です。
ヒントは「Japan」です。

彼らは以前日本に行った時とても素晴らしい物を買ったそうです。
それはそれは美しく輝いていて、眺めていても手に取っても美しく、ため息が出るほどなのだそうです。
同じような物は他にも手の平サイズのボール(お茶碗?)箸、箱、家具、ペンケース、籠、等々沢山ある。
少し高価だけれどそれだけの価値はある。
大きさは 10㎝ X 20㎝ くらいのトレー で 色は黒 とのことです。

日本人はこのような物を作るなんて素晴らしい。
彼らはそれをとても大切にしていたのだけれど最近ヒビが入ってしまった。
修理をしてまた使いたいのだけれどそれは可能なのだろうか?
ご夫婦が持っているのは「Japan」なのでNZでは修理は難しいそうです。


ざっといろんな事は分かったのですがただ一つの単語が分かりませんでした。
それは「Japan」です。
「Japan」には2つ意味があると言うのです。

私はもう一つの「Japan」の意味がわからず申し訳なく思いました。同時に
「私はあまり英語ができないので他の日本人に聞いてみてください」と言ったら
私で3人目だと笑っていました。
わからなくても皆親身になって聞いてくれるので日本人は好きだとの事でホッとしました。
家に帰って早速調べてみました。
もう一つの「Japan」の意味おわかりですか?




ではここで正解です。
「Japan」は「うるし」のことでした。

正確に書くと「Japan」ではなく「japan」ですね。
国を表す時は常に大文字から始まります。ジャパンを国の名前とだけしか知らなかった私は大文字で書いていましたが小文字で書いていればすぐに分かったよという方にはごめんなさい。
また一つ勉強になりました。


一人遠足

2017-11-09 12:22:56 | NZにて
ハロー!

約1カ月前、お天気の良い日に桜の木が沢山あると言う所を探しに行ってきました。
長期滞在している在留邦人の人たちは桜と言えば皆この公園の事を教えてくれます。
この公園はどこにあるのか分かりませんでしたが地図で調べてみると家からは少し遠いのですが郊外の散歩コースの直ぐ近くでした。
いつもはこの道を右に曲がってバスで帰るのですが左に曲がった所でした。
「コーンウォール・パーク」という所です。とても手入れされたきれいな公園でした。
自宅からは約6㎞だったので歩いて行くことにしました。坂道を上ったり下ったりで約2時間かかりましたがいい汗をかきました。

ソメイヨシノではありませんでしたが一列に並んだ桜がきれいに咲いていました。
その他数は少ないのですが低木に花が満開でした。濃いピンクの花はシャクナゲ?(花の名前は自信ありません。ご存知の方教えてください)

不思議なのですがこの南極に近い島国なのに南国でしか育たないのでは?と思われる椰子の木やソテツ、ナツメヤシの樹もいたるところで自生しているのです。
火山でできた島なので今でも地中は暖かいのかなと思っています。

















              ワンちゃんの落とし物入れが可愛い


この後お年寄りのご夫婦にシャッターを押してくれないかと言われ桜を背景に二人の写真を撮ってあげました。
その後少し話をしたのですが予期せぬ展開に・・・。
良い勉強になりました。長くなるので次回にします。

安全セミナーに出席

2017-11-06 17:51:14 | NZにて
ハロー!

11月4日(土)友人に誘われてオークランド警察による安全セミナーに行ってきました。
警察が学校やそれぞれのコミュニティー(地域社会・共同体)を回って安全に生活するために犯罪から自分や周りの人を守るためにはどうすればよいかについて定期的にセミナー(講習会)を開いているそうです。
今回のテーマは「性犯罪について」です。

会場は日本語補習校。それは郊外にあって家から電車と徒歩で30~40分くらいの所です。
その辺には行った事がなかったし毎日暇であることと日本語の通訳も付くとのことなので安心して行ってきました。

補習校はワン・ツゥリー・ヒル・カレッジの敷地の中にありました。大きな敷地の中のグランドは自然の芝生で周りは樹々に囲まれた環境です。

警察からは日本人の警察官と日系人の女性警察官と性犯罪専門の女性スタッフの3人です。
自己紹介などが終わってさて本題と言う時、急に非常ベルが鳴り全員外に一時避難しました(誤作動じゃないの~のつぶやき多し)、しばらくしても何も無いようなので部屋に入って再開するとまたもや非常ベルで外に出ました。(苦笑している人が多くそれ程普段から誤作動?が多い)

気を取り直して再開しましたが時間が無くなって来たので通訳はなくても良いか? どうしても必要な人は挙手を の問いかけに手を挙げたのは1人でした。私は迷っている間に「では通訳なしでやります」と宣言され焦りました。手を挙げた人には一緒に来た娘さんが通訳をしていました。


この国での性犯罪は人種に関係ないばかりではなく様々な年齢、女性だけではなく男性も性犯罪の対象になっているとのことです。高齢者でも被害にあっているとのことで驚き!

2012年の統計では16歳未満の女性の5人に1人、男性の10人に1人が被害にあっているそうです。
またその内3人に1人は身内からの性的虐待とのことです。

またほとんどの人は顔見知り(初めてあった人も含む)の犯行で検挙率は高いそうです。

アジア系の人は被害にあっても口に出すことが恥ずかしいと思い自分の内に秘めてしまう人が多いので次の犯行を助長する。その為信頼のおける人に相談してほしい。

相談をされた人はまず被害者側に立って考え、被害者の意志があれば警察に届ける。
迷っている人には警察は被害者を優先してサポートしてくれることを伝えて欲しいがあくまでも本人の意志を尊重すること。

シャワー、トイレ、着替えなどはしない方が望ましいがこれも本人の意志を優先すること。

警察に届けた後医者に行ってもらうこともあるが強制はしないとのことです。

警察には性犯罪のチームが組まれていて女性もいるし言葉の問題があってもサポートするので安心して欲しい。

事件後本人の希望で日本に帰っても日本の警察と連携して最善策を考える。
犯人を逮捕した時は日本に帰っていても本人に報告をする。
再度NZに渡航したい時は航空券や滞在費はNZが持つ。(これは裁判の為の時だけなのか普通に旅行をする時でも良いのかは聞きそびれました)

被害にあわないためには過度な飲酒は避け顔見知りだからと安心しないように。
また服装や毅然とした態度も大事な事とのことです。

NZ警察の昔は犯人検挙第一主義だったが現在は被害者第一主義に考え方が変わったので安心して届けて欲しいとの事でした。

また何故お年寄りも被害に遭うのかというとNZ警察の刑務所は待遇が良いので衣食住が満たされるという事で窃盗などと共に性的暴行も微罪と考え刑務所に入りたいと思う人も多いそうです。(この問題は現在日本も同じと以前聞いたことがあります)


今回のセミナー2時間はテーマもわかっていたので自分では比較的理解しやすかったと思いました。
勿論初めて聞く単語や意味を忘れている単語もありましたが少し英語の勉強になったと思いました。
しか~し、2時間集中して耳を傾けることは辛かったです。途中すっぽりと聞いていなかった部分もありました(笑) 
特に統計の数字や%を言われるとついていけませんでした。たかが数字なのですが・・・(苦笑)

読書(11)

2017-11-02 10:54:57 | NZにて
ハロー!

9月に読んだ本
 ① 公園のメアリー・ポピンズ   P.L.トラヴァース著 林容吉訳   株式会社岩波書店
 ② 中韓以外みーんな親日     酒井亨著             株式会社ワニ・プラス 
 ③ 総理             山口敬之(のりゆき)著      株式会社幻冬舎 
 ④ 言語小説集          井上 ひさし著          株式会社新潮社
 ⑤ 黒いプリンセス 警視庁行動科学課  六道慧(けい)著      株式会社光文社
 ⑥ 十津川警部 記憶       西村京太郎著           株式会社双葉社



10月に読んだ本
 ① トッカン 特別国税徴収官   高殿円(たかどのまどか)著     株式会社早川書房
 ② 星の王子さまと永遠の喜び   ルドルフ・プロット著       株式会社パロル舎
 ③ 儒教に支配された韓国人と中国人の悲劇  ケント・ギルバート著  株式会社講談社
 ④ 終わった人          内館牧子著               〃 
 ⑤ ガン再発す          逸見政孝著 逸見晴恵補筆     廣済堂出版
 ⑥ 自信のない女がブランド物を持ち歩く  マークス・寿子著     株式会社草思社



今回初めて英語の本を借りてみました。CD付きのレヴェル1です。2冊とも内容が分かっているので楽でした。各章の終わりに問題が設定されています。
しかしどこの国でも「ハイジ」は可愛くないんですよ。日本で見る「ハイジ」が一番可愛いと思っています。
 ⑦ Heidi Johanna Spyri著     OXFORD UNIVERSITY pres
 ⑧ MALALA Fiona Beddall著     Scholastic L.t.d 出版
 ⑨ ベルリンからの激震      落合信彦著            株式会社小学館
 ⑩ ニュージーランド先住民 マオリの人権と文化
           平松紘、申惠ボン(しんへぼん)、ジェラルド・ポール・マクリン共著
                                   株式会社明石書店