リョウの近況

筆不精のリョウが親・子・兄弟・親戚・友人・知人・幼なじみ達と彼らの友人達にお届けする究極のエコ便りです。

小旅行(モロッコ)

2008-06-30 04:42:39 | 旅行
ドブリーデン!

6月19日(木)~23日(月)まで娘夫婦の住むモロッコへ夫と2人で行ってきました。
プラハ~パリ(1時間20分) パリ~ラバト(3時間弱)
待ち時間のほうが長く自宅を出て約10時間後に娘の家に到着です。

モロッコはアフリカ大陸の北の端にあり地中海の入り口ジブラルタル海峡を挟んでスペインに面しています。
西は大西洋に、南はサハラ砂漠です。

娘はモロッコの首都ラバトに住んでいます。遠いようで近い?、近いようで遠い所です。
お土産はプラハで買える日本食材を手荷物分40kgと機内持ち込み可能なスーツケースに一杯でした。
やはり海外にいると日本食が1番嬉しいのは良くわかっているので全部日本食にしました。

首都のラバトは政治都市のためかとても洗練された綺麗で落ち着いた都市で緑も多く空気も綺麗でした。

プラハもいいところだけれどいつかラバトにも住みたい!と本気で思いました。

写真で旅の様子をお伝えします。

  モロッコの地図

  娘夫婦の住む家。


 20日、娘婿(S君)の車(ランドクルーザー)でカサブランカ経由マラケシュに向かう。
チェコは海に面していないので海を見せてあげようとカサブランカまでは高速道路ではなく海岸線を走ってくれた。心憎い演出に感激!
カサブランカはラバトより南西に約90km。


  映画「カサブランカ」の舞台となった「Rick's Cafe」


  中に入った途端何だか懐かしいような気がした。
ビデオで見たあの場面だ~、ピアノもあったな~と嬉しい。


  ここで昼食。夫が頼んだサラダマルシェ(市場のサラダ)これだけでお腹一杯になりそう。勿論シェアーして食べました。


  マラケシュの街並みマラケシュはカサブランカより南に234km。

建物はすべてこのピンクにしなければいけないと決められているそうです。
最初は「え~、これってピンクー?」なんて皆思っていたけどずーと見ていると確かにピンクと思えるようになりました。不思議!


  夜の「ジャマ・エル・フナ広場」

テレビなどでも見たことがあるかもしれませんがまるでお祭りのような賑わいでアラブ音楽と太鼓の音があちこちで鳴り響き、大道芸や蛇使い、占い師やゲームがあり、屋台のお店も多く活気があってとにかくにぎやかな広場です。


  アラブ風 ストリート・ミュージシャン?みたいな人


  コーラ釣り。 私には一番興味深いものでした。簡単そうでもなかなか取れないのです。

  紐の先に丸い硬いゴム製の輪がついていました。

  今日はこの屋台で夕食。

  テーブルに着くと紙をテーブルクロス代わりに敷きソースとパンを持ってきました。
私達のオーダーは勿論火の通った物だけです。飲み物は水、4人分オーダーすると1,5リットルのペットボトル(未開封)を持ってきました。
1人ずつ違う飲み物を頼むと500ccのペットボトルのようです。

  帰りは観光客用の馬車をタクシー代わりにホテルまでのんびりと帰りました。(15分くらいかな?)

  観光スポットを巡回している2階建てバス。

1日乗車券を買うとどこでも乗り降り自由。

  翌日も馬車で移動。 S君が行き先と値段の交渉。相場を知っているのでとても安く移動できました。
馬車に16回乗ると赤いバスの1日乗車券と同じくらいでした。


  昼間の「ジャマ・エル・フナ広場」

  広場に面したレストランの2階席より。
食べ物屋さんの屋台はまだあまり出ていませんが音楽は鳴り響いていてお祭り気分になります。 夕方から本格的ににぎわうようです。
この日の気温は37℃。
私達がプラハに帰ってから気温は43℃となっていました。

  モロッコの「タジン」
  
「タジン」を頼んだらチュニジアの「クスクス」の上にのっている物と同じような物でした。
チュニジアの「タジン」は玉子料理なのです。
これにはちょっと驚きましたが美味しかったです。


  12人でカンパーイ!

娘達がお世話になっている親しい日本人2家族とタイ人ご夫妻が自慢の手作り料理を持って集まってくれました。
みんなとても明るく楽しい方達ばかりでお会いできてとても嬉しかったです。

あんぱん、のりで目、鼻、口をつけ顔の表情をつけたおにぎり、タイのグリーン・カレーも病み付きになりそうです。
娘達が作ったプチ・アメリカンドック、とてもふんわり、しっとりしたケーキ、その他いろいろすべてがとても美味しかったです。

それからデンちゃん(タイ人の奥さん)がバラの花びらで作ってくれた腕につける花かざり。とても感激しました。


  食後はリビングでおしゃべり


そして翌日の午後の便でプラハに戻りました。
久し振りに娘達に会い、親しい人たちにもお会いでき楽しく充実した日々でした。
今度はいつ、どこで会えるか解らないけれどお互い健康で夫婦仲良く楽しく暮らしていきましょう!







小旅行(フランス・2)

2008-06-18 01:51:11 | 旅行
ドブリーデン!

「モナリザ」さんのことが気になっている人が多いので少し書いておきます。(モナリザさんは幸せですね。多くの人に気にかけてもらえて!)

今回の彼女は大きな部屋の中に彼女専用のパネル(一見大きな壁)に目の高さくらいの位置に飾られていました。
部屋の両サイドではなく部屋に入ったらすぐ目に付くように真正面の奥の方です。
奥は別の展示室につながる通路もあるため壁より2~3m手前に巨大なパネルを造っているのです。
彼女はそこにただ1人でいました。
そして半径5mくらいの半円状にロープが張られていました。
下の2枚目の写真でわかるかと思いますがパネルは30㎝くらいの凹みがありそこは上から下まで強化ガラスで覆われています。

前回(約20年前)は他の絵画と同じように展示されていましたが彼女だけ額縁ごと強化ガラスで覆われていました。
しかしロープなどは無く至近距離で観ることもできました。
ただここだけは黒山の人だかり(ほとんど日本人でしたが)
この時は彼女に再会して感動したことを覚えています。

彼女が日本に来たときはもう30年以上になりますね。
長蛇の列で係りの人が「立ち止まらないでくださ~い」なんて何度も拡声器で叫んでいました。

  「モナリザ」



小旅行(フランス)

2008-06-15 04:50:41 | 旅行
ドブリーデン!

先週の土・日に1泊2日で友人とパリに行ってきました。
なぜまた急に、しかも1泊2日なんて・・・と思うでしょう?
実はこの小旅行は友人の夫婦喧嘩の最中に出てきた話しなのです。
子育てでストレスが溜まっている友人は喧嘩の最中に

「・・・!!!そんなこというなら私はリョウさんと泊りがけでどこか旅行に行ってくるから~~~!!」
「あ~どこにでも行きなよ!! リョウさんと一緒なら行ってもいいよ!! どうぞご自由に!!」

と怒鳴りあったらしいのです。(笑)

翌日方向音痴の友人は興奮気味に私にどこでもいいから連れて行って欲しいと言うのです。
彼女は前回パリに行ったとき2才と5歳の子供にぐずられベルサイユで何を見たかも思い出になくホテルで子供と遊びラーメンを食べたことしか覚えていないと言うのでパリにしました。
朝1番(7:15)の便で行き翌日の最終便(8:40)で帰ってきました。
片道の飛行時間は1時間20分です。

下の写真はマリー・アントワネットが結婚式を挙げたベルサイユ宮殿内の教会です。
彼女はこの式の最後に婚姻誓約書にサインをする時ウェディングドレスに黒いインクのシミをつけてしまったそうで、後に処刑される不吉な暗示だったのかもと言われているそうです。

ベルサイユ宮殿は2度目ですが以前は「鏡の間」がすすけて黒い感じだったのでがっかりしたのですが2年くらい前に綺麗に磨き上げられて元の輝きを取り戻したとニュースで知ったのでまた行って見たいと思っていました。
「鏡の間」はピカピカでした。(残念ながらここでの写真にはリョウが写っていたのでUPできませんでした。行って観てください)

ベルサイユ宮殿内の教会

下の写真は1番有名なシャルル・ド・ゴール広場の凱旋門(パリには4つの凱旋門があります)で高さ約50m、巾約45mあります。
夏は夜11時まで272段の螺旋の階段で上まで上がれます。(お年寄りや身障者のみエレベーターで)
戦いに勝ったフランス軍を称えるためナポレオンが依頼して建築が始まり30年後に完成。
しかしナポレオン自身は凱旋することはできずセントヘレナ島より遺骨となってこの門をくぐりました。
その日ここで彼の盛大な葬儀が行われたそうです。

  
シャルル・ドゴール広場の凱旋門

下の写真はルーブル美術館の中です。
昔は国王が住んでいたルーブル宮殿だっただけに絵画は勿論、建物自体もかなり見ごたえがあります。
この部屋は館全体からみてほんの一部分です。
ルーブルは本当に広くて今回2度目ですが以前は時間がなくて見ることができなかった部分が見れて良かったです。
またパリは毎月第1日曜日はどこの美術館や博物館も入場無料なので混んでいるかと思っていましたがそれほどでもなくラッキーでした。
  ルーブル美術館の内部


下の写真はダヴィッド作の絵画 「皇帝ナポレオンの戴冠式」 です。
大きさは 縦6,21m、横9,79m あるそうです。
皇帝になったナポレオンはローマ教皇から王冠を取り上げて自ら冠をかぶり妻ジョセフィーヌにも自分の手で冠をかぶせたそうです。
この絵はその時の様子を描いたものです。

今回私が始めて知ったとても興味深い絵があります。
この絵と同じ絵がベルサイユ宮殿にもあります。
偽物ではありません。どちらもダヴィッド作の本物なのです。
ダヴィッドはこの絵が火事などで焼失した時のことを考えもう1枚描いていたそうです。
しかし当時は同じ物を描いてはいけないという法律があったのである一部分だけわざと違うように描いたのです。
それは左側前列に同じ白いローブ・デコルテを着た女性が5人並んで立っています。(ちょっと見にくいかも)
その5人の内、左から2人目の女性のドレスの色を白ではなくピンクにしているのです。

ベルサイユ宮殿の中にその絵があるのですが写真を撮ってこなかったのをとても残念に思っています。
もしこの戴冠式の絵を観て全員白のドレスならルーブル美術館にある1作目、1人の女性だけピンクならベルサイユ宮殿の2作目と思って観てください。
(ダヴィッドはピンクのドレスの女性に恋をしていたので2作目は彼女に捧げるために描いたとか週刊誌ネタのような話もあります)
こんなことを知ってしまうと私の興味がまた広がってしまいます。
一つ一つの絵にもいろんな思いが込められているんだと思いただ綺麗だね~、上手だね~ だけではなく絵の時代背景などにも興味が湧いてきます。

  
ダヴィッド作の絵画 「皇帝ナポレオンの戴冠式」





散歩中

2008-06-05 02:35:38 | チェコ共和国
ドブリーデン!

久し振りの投稿ですがお変わりなくお過ごしでしょうか?
私はとても元気で充実した毎日を送っています。

プラハは暑い毎日です。
先週の土曜日、夕方5時半頃いつものショッピングセンターに買い物に行ったとき電光掲示板に現在の気温31,5度と出ていました。
夕方と言ってもまだ真昼のようで今は夜9時半頃まで明るいです。
日曜日も最高気温は32度だったそうです。(予報では28度)

最近チェコでも異常気象のことをTV番組として取り上げています。
地球温暖化はチェコでもやっと真剣に考え始めたようです。

あまりにも日差しが強いので散歩も少し控え気味です。
先々週までは日焼けをしないようにと長袖を着て散歩に出かけていました。
日差しは強いけれどからっとしているので気になりませんでしたがしっかりと日焼けしていました。

16日に昼食会があり半袖のスーツを着て行ったのですが手首にしっかりと境界線が出来ていて少し恥ずかしい思いをしました。
それまで家でも長袖を着ていたのでその境界線には気づいていなかったのです。
・・・と言うことは顔も日焼けしているということです。

あわてて「帽子をかぶらなくちゃ!」と思って探したのですがあまり売っていないことに気づきました。
冬の帽子はいっぱいあるのですが・・・。
そういえばこの時期日よけのための帽子をかぶっている人はあまりいないということにも気づきました。
かぶっている人はたいてい観光土産の「PRAHA」の文字が入っている野球帽のようなものです。
たまに帽子を被っている一団を見かけるとほとんど(100%近い)日本人です。
これは新しい発見です。
そして黒い幅広の帽子はちょっと異常な感じさえします。

日本では当たり前のように多くの人が紫外線を気にして日差しを避け健康のために帽子や日傘を使っています。

でもチェコでは健康のため日光を積極的に体に取り込もうとしています。
これはチェコだけではなく高緯度のヨーロッパではほとんどの国の人たちがそうしています。(小学生の時習った日光に当たらないと病気になる・くる病・紫外線・ビタミンD なんてありましたね~)

夏場はどのレストランでもお店の前にテーブルや椅子を出して外でお茶や食事ができるようになっています。
たとえそこが歩道であっても、明らかに通行の邪魔になる所であっても堂々とテーブルなどを並べています。
中にはきちんとテーブルクロスまでセットしてお花まで置いている本格的なお店もあります。勿論中でも食事はできます。

私は通行人が行きかう中で(目には見えないけれどきっとほこりが舞っているんだろうに)食事はしたくないな~と思うのですが。
それに暑い時はやはり室内の涼しいところで一休みしたいと思うのですがウエイターの若いお兄さんに「こちらにどうぞ~」なんて笑顔で言われて日当たりの良い場所に案内されると複雑な気分になるのです(笑)