リョウの近況

筆不精のリョウが親・子・兄弟・親戚・友人・知人・幼なじみ達と彼らの友人達にお届けする究極のエコ便りです。

物価上昇中

2008-01-22 09:06:41 | チェコ共和国
ドブリーデン!

日本のニュースを見ていたら原油の高騰でガソリンがどんどん値上がりしていて大変だと言っています。150円を超えたとか。

チェコでは昨年レギュラー・ガソリンが1リットル約180円で今年は185円になっています。

今まで消費税は食料品(除くアルコール)は5%だったのに1月1日から9%になりました。
食料品以外とアルコール、レストランでの食事の消費税は19%(据え置き)です。

また同日より公共乗り物の切符も平日昼間の70分(夜と土日は90分)有効が大人約120円から155円に上がり郵便料金、病院代、ガス、水道、電気代も値上げされました。

タバコは昨年1年で3回も値上げされ夫が吸っているマルボー・ロライトは250円くらいだったのが今は445円くらいになっています。
タバコは○月○日から値上げと発表されてもお店によって新料金と旧料金だったり、同じお店でも両方があったりでどうなってるの? と思っていたら料金は製造日によって変わるとのことです。
値上げ日の前日に製造された物は旧料金のままだそうです。

現地の人がよく食べている一番安いパンが1年前は5円くらいだったのが今は15円くらいになっています。
当地に来たときはあまりの安さに驚きましたが今では15円といえども現地の人は我々以上に厳しいだろうなと感じています。

チェコ人の平均給料は11月末の発表で月給約13万円です。基本的に共稼ぎですが公営住宅の家賃約25,000円ですのでいろいろ考えると厳しいですよね。

夫の給料は円で銀行口座に振り込まれます。それをユーロに換金し、そのユーロからまたチェコ・コルナに換金します。
もちろん換金手数料は二重に取られるので大変です。
おまけにチェコ・コルナが今とても強いので換金率も悪く最悪! 
実質給料は目減りです。

でも元気で働けているので感謝しなければ・・・と思っています。

オペラ鑑賞

2008-01-18 00:45:12 | チェコ共和国
ドブリーデン!

先ずは写真をご覧下さい。

エステート劇場のバルコニー席




一番上は立見席



1月11日(金)にオペラ「夕鶴」を観に行ってきました。
体調も心配でしたがチケットも買っていたし夫も一緒なので何かあっても大丈夫だろうと予定通り行くことにしました。

この「夕鶴」は木下順二原作の民話「夕鶴(鶴の恩返し)」を團伊久磨が作曲しオペラにしたものです。
これは海外で何度か上演されたことはあるそうですが今回は外国人が日本語で演じるというヨーロッパでは初の試みだそうです。(昨年10月チェコの地方都市で上演され大好評で今回プラハでも上演されることになりました)

言葉が日本語なのでわかりやすいかと思ったら音楽と方言とでほとんど何と言っているのか聞き取れませんでした。
わらべ歌もさっぱり解らず唯一「かごめ、かごめ」だけはわかりました。

演出で日本人として違和感を感じるところも少しありましたが日本人独特の立ち居、振る舞い、しぐさなどがとても上手くて、特に”つう”役の人は日本人かと思うほど日本人的でした。

以前デンマークに住んでいたとき一度「眠れる森の美女」を見に行ったことがあるのですが言葉はわからなくてもストーリーが解っていたのでこちらも楽しめました。
オペラを見に行く時はストーリーを把握してから観に行くことをお勧めします。

会場はエステート劇場です。
映画「アマデウス」のオペラシーンはここで撮影されたそうです。
ここは1783年に完成し1787年10月29日にモーツアルトが「ドン・ジョヴァンニ」を初演したところとして有名です。

オーストリア生まれの彼は4回プラハを訪れ31歳の2回目の滞在中にこの曲を完成させこの劇場での初演で民衆から大喝采を浴びたそうです。
すでにヨーロッパで有名だった彼にプラハ市がお願いして作ってもらったそうです。

一番上の写真はエステート劇場内のバルコニー席(個室)です。
5層階になっていて私達はせっかくだから一番高い席(450コロン)にしました。
日本円で約2,700円です。
天井に一番近い階層は立ち見席だそうですが前の1列だけは椅子があります。ここは何と日本円で180円(30コロン)です。(3番目の写真)

チケットは完売で満員御礼状態でした。
次は「国立オペラ劇場」で観たいと思っています。









2008年ブログ始め

2008-01-11 01:23:09 | チェコ共和国
遅ればせながら明けましておめでとうございます。

ご心配をおかけしましたがどうにかこうにかまた投稿できるまでに回復いたしました。
高熱の日々が終わった時点でほぼ病気もよくなったかと思っていましたがそれからの日々も予想以上にしんどいものでした。

抗生物質を24錠呑んだ時点で体中に蕁麻疹が出来25錠で止めましたがその後蕁麻疹の薬と腎臓の方の再発防止薬を飲み始めました。

27日病院に行った時「もう普通に生活しても良い。外出もOK。」と言われ21日に検査をした時の結果も聞きましたが「全て正常値に戻っている。レントゲンも異常なし、エコーでの検査も異常なし。」とのことであとは体力をつけるだけと思っていました。
2週間で3kg痩せました。お腹とヒップの肉がエネルギー源だったのかその辺が見栄え良くなりました。(笑)

体力回復のため散歩と買い物を兼ねて夫と1時間くらい出かけていましたが一人で歩くことも出来ず夫につかまり、途中で休憩を入れながらの外出でしたが帰ってくると息がハアハアでコートを脱ぐことも出来ず座り込んで(へたり込んで)しばらくじっとしているという日々でした。

たった1時間の外出なのに、全て正常値に戻ったというのに、毎日毎日前進もなくこんな状態で以前のように元気になるんだろうか?とかなり落ち込んでいました。
体力だけではなく気力も10歳くらい年を取ったように感じていました。

薬が強すぎるのでは?という不安もありました。
以前タンザニアに住んでいた時マラリアにかかり強い薬を飲んで目が見えなくなったことがあったからです。
後日、日本から来た巡回医師団にそのことを話したら私が飲んだ薬は欧米ではすでに戦後製造禁止になっていた薬でした。6錠が致死量とのことで私は24時間で8錠飲んでいました。

チェコ人の平均身長は女性でも170cm以上あり大きな人たちばかりです。
私は子供サイズなので事前にタンザニアでのことを話したら解熱剤は子供用を出してくれました。
でも解熱剤以外は成人用なのでやはり心配でした。

先週の土曜日に日本食レストランに行ったら腎盂腎炎で入院したことがあると言う人に会いました。
数値も私と同じくらいです。日本では1ヶ月の入院で最初の1週間くらいはずっと点滴をしていたと聞きなぜか少しホッとしました。

もし日本だったら私はまだ入院している状態かもしれないんだと思ったら今のしんどい毎日もあたりまえなのかもしれないと。
もう少し日が経つと良くなるんだと思い始め気が楽になりました。

昨日から蕁麻疹の薬も飲むのを止めました。完全には良くなっていませんがこれ以上変化がないように思うからです。ドイツにいる日本人医師に相談したらその薬での副作用もあるから薄くなったら止めてもいいんじゃないかとのアドバイスを頂いたからです。

そのせいかどうかはわかりませんが動悸が全くしなくなりました。
昨日も今日も家の中だけですがかなり楽に動き回れるようになりました。
完治はもうすぐという希望が持てました。

ブログ始めにはあまりふさわしくない内容ですが元気を取り戻しつつあるということをいち早くお知らせしたくて・・・。

毎日最高気温0℃前後です。これからは肝に銘じて無理をしないように気をつけます。
皆さんもインフルエンザにかからないよう気をつけてくださいね。

今年一年またよろしくお願いいたします。