ボンジュール!
先週の月曜日(15日)に久しぶりに散歩に出かけました。
アパートを出たところの交差点で工事車両に出くわしそれを目にしたしょうくんは「公園はいやや~」と言うので住宅街を散歩しました。
いつも車で通る道でもしょうくんには新しい発見ばかりです。中地下の窓がちょうど彼の目線になります。「これは何?、これは何?」の連発です。
住宅街を抜けてしばらく行くと「SUBARU」のショウルームがありました。新車が2台置いてあります。彼はガラス越しに食い入るように見つめていました。家(店)の中に大きな車が2つあるのを不思議そうに思っているので私は「ここは車を売ってるお店よ。これは日本の車で新しいのが出たので買ってくださいって置いてあるのよ~」と言ったのがいけなかった。彼は店の中に入ると言ってききません。中に人影がなかったのを幸いに今日はお休みだと言ってそこから離れようとすると泣き出してしまいました。この車を買ってと言うのです。お金がないと言っても娘から買い物を頼まれお金を預かったのを見ていたのでバックの中にあると言いいます。午後のお昼寝の時間も過ぎ眠いのもあって大泣きです。「最後は大きくて持って帰れないので今度パパと一緒に来て買おうね」と言って納得させました。
住宅街を一回りして公園に行きました。前回来たときは花や木もまだ眠っているようでしたが中に入ると花がいっぱい咲いていました。木々の芽もしっかり膨らんでいます。桜も前日からの陽気で開花したようです。カメラを持参しなかったことを後悔しました。
花の咲いている方に自然と足が進みます。
ちょっと小高いところに行くとしょうくんが坂の下に滑り台を見つけました。以前遊んだことがあるようです。一人でトコトコ走って行きます。私はひやひやしながら後を追っかけました。
そこはこじんまりした一角で芝生の中に石でできた動物のオブジェと滑り台がありました。
しかしそのオブジェが目に入らないくらいベビーカーとおかあさんと小さな子供たちがたくさんいました。ご近所の若いママ友さんたちのようです。聞こえてくるのはフランス語だけ。英語は全く聞こえません。
私はちょっと場違いなところに来たような感じでした。あちこちで私と同じように孫を連れたお年寄りはたくさん見かけるのですがここにはそんな人はいません。若いママさんたちばかりです。
私はフランス語はほとんどできません。(英語もですが) 声をかけられないようにお母さんたちとはできるだけ目を合わせないようにしていました。
滑り台は5~6才くらいの子供たち3人が独占して遊んでいます。しょうくんは笑顔いっぱいで上に上がったのに大きいお兄ちゃんたちの素早い動きや大声にびくびくしながら片隅で固まってしまいました。そのうち一人の子供がしょうくんの前で留まってじっと彼を見つめています。私はその子に「ボンジュール?」と声をかけました。すると彼は以外にも「僕はアンディーだけどこの子の名前は?」と聞いてきました。(かろうじてわかる範囲のフランス語)名前を教えると直ぐまた遊びに戻りました。
悪い子たちではなさそうです。しょうくんに滑っていいよと促すとまた笑顔が戻ってきました。行動の遅い子が一人入ったことでじれったくなったのかお兄ちゃんたちはどこかに行ってしまいました。するとすかさず1~2才くらいの子供たちが一斉にこの滑り台で遊び始めました。みんな待っていたんですね。お兄ちゃんたちが居なくなるのを。
お母さんたちも子供と一緒に滑り台の周りに来ました。時々懐かしい言葉(単語)が耳に入りますが会話は全くわかりません。
私やしょうくんにかけられる言葉は「アトンション(気を付けて)」と「エクスキューゼ モア(エクスキューズ ミー)」だけでした。
そして帰るときにはしょうくんの「オーヴァー(さようなら)」につられて私も「オーヴァー」と手を振って帰ってきました。
まさか自分が異国で「公園デビュー」をするとは思ってもいませんでしたが公園デビューできないお母さんたちが居るということを週刊誌か何かで読んだような気がします。今何となくその気持ちがわかるような気がしています。みんなの視線を感じ自分が場違いなところにいるのではないかと思う気持ち。でもそれは自分がそう思っているだけで他人はそんなこと何とも思っていないということもわかります。必要なのはほんの少しの勇気だけだと思います。
先週の月曜日(15日)に久しぶりに散歩に出かけました。
アパートを出たところの交差点で工事車両に出くわしそれを目にしたしょうくんは「公園はいやや~」と言うので住宅街を散歩しました。
いつも車で通る道でもしょうくんには新しい発見ばかりです。中地下の窓がちょうど彼の目線になります。「これは何?、これは何?」の連発です。
住宅街を抜けてしばらく行くと「SUBARU」のショウルームがありました。新車が2台置いてあります。彼はガラス越しに食い入るように見つめていました。家(店)の中に大きな車が2つあるのを不思議そうに思っているので私は「ここは車を売ってるお店よ。これは日本の車で新しいのが出たので買ってくださいって置いてあるのよ~」と言ったのがいけなかった。彼は店の中に入ると言ってききません。中に人影がなかったのを幸いに今日はお休みだと言ってそこから離れようとすると泣き出してしまいました。この車を買ってと言うのです。お金がないと言っても娘から買い物を頼まれお金を預かったのを見ていたのでバックの中にあると言いいます。午後のお昼寝の時間も過ぎ眠いのもあって大泣きです。「最後は大きくて持って帰れないので今度パパと一緒に来て買おうね」と言って納得させました。
住宅街を一回りして公園に行きました。前回来たときは花や木もまだ眠っているようでしたが中に入ると花がいっぱい咲いていました。木々の芽もしっかり膨らんでいます。桜も前日からの陽気で開花したようです。カメラを持参しなかったことを後悔しました。
花の咲いている方に自然と足が進みます。
ちょっと小高いところに行くとしょうくんが坂の下に滑り台を見つけました。以前遊んだことがあるようです。一人でトコトコ走って行きます。私はひやひやしながら後を追っかけました。
そこはこじんまりした一角で芝生の中に石でできた動物のオブジェと滑り台がありました。
しかしそのオブジェが目に入らないくらいベビーカーとおかあさんと小さな子供たちがたくさんいました。ご近所の若いママ友さんたちのようです。聞こえてくるのはフランス語だけ。英語は全く聞こえません。
私はちょっと場違いなところに来たような感じでした。あちこちで私と同じように孫を連れたお年寄りはたくさん見かけるのですがここにはそんな人はいません。若いママさんたちばかりです。
私はフランス語はほとんどできません。(英語もですが) 声をかけられないようにお母さんたちとはできるだけ目を合わせないようにしていました。
滑り台は5~6才くらいの子供たち3人が独占して遊んでいます。しょうくんは笑顔いっぱいで上に上がったのに大きいお兄ちゃんたちの素早い動きや大声にびくびくしながら片隅で固まってしまいました。そのうち一人の子供がしょうくんの前で留まってじっと彼を見つめています。私はその子に「ボンジュール?」と声をかけました。すると彼は以外にも「僕はアンディーだけどこの子の名前は?」と聞いてきました。(かろうじてわかる範囲のフランス語)名前を教えると直ぐまた遊びに戻りました。
悪い子たちではなさそうです。しょうくんに滑っていいよと促すとまた笑顔が戻ってきました。行動の遅い子が一人入ったことでじれったくなったのかお兄ちゃんたちはどこかに行ってしまいました。するとすかさず1~2才くらいの子供たちが一斉にこの滑り台で遊び始めました。みんな待っていたんですね。お兄ちゃんたちが居なくなるのを。
お母さんたちも子供と一緒に滑り台の周りに来ました。時々懐かしい言葉(単語)が耳に入りますが会話は全くわかりません。
私やしょうくんにかけられる言葉は「アトンション(気を付けて)」と「エクスキューゼ モア(エクスキューズ ミー)」だけでした。
そして帰るときにはしょうくんの「オーヴァー(さようなら)」につられて私も「オーヴァー」と手を振って帰ってきました。
まさか自分が異国で「公園デビュー」をするとは思ってもいませんでしたが公園デビューできないお母さんたちが居るということを週刊誌か何かで読んだような気がします。今何となくその気持ちがわかるような気がしています。みんなの視線を感じ自分が場違いなところにいるのではないかと思う気持ち。でもそれは自分がそう思っているだけで他人はそんなこと何とも思っていないということもわかります。必要なのはほんの少しの勇気だけだと思います。