リョウの近況

筆不精のリョウが親・子・兄弟・親戚・友人・知人・幼なじみ達と彼らの友人達にお届けする究極のエコ便りです。

草原マラソン

2010-07-27 23:22:12 | 催事
サェンバェノー!

7月25日(日)「第14回モンゴル国際マラソン大会」が開催されました。

開催場所:ウランバートル近郊の大草原(市内から車で約1時間)
大会種目:1km、3km、5km、10km、ハーフ。
主  催:モンゴルオリンピック委員会内「モンゴル陸上競技連盟」
      ウランバートル市役所(観光課)
後  援:在モンゴル日本大使館、モンゴル日本人会、JUGAMO
協  力:JICA、日本センター

賞品としてハーフに優勝した男女に各「馬」1頭、及び日本大使館より「大使杯」が授与されました。
10kmに優勝した人には「ウランバートル市長杯」、その他各種目別に男女6位までが賞品と入賞カップが授与されました。また特別賞として「最年少賞」「最高齢賞」なども用意されていました。

優勝賞品に「馬」というのがなんともモンゴルらしいですが日本人は「馬」をもらってもね~と言う人が多かったのですが幸い?ハーフの優勝者は男女ともモンゴル人、何の抵抗もなく馬を上手に操り手綱を引いて行きました。

この大会は10数年前一人の日本人がボランティアでパン製造の技術指導に来ていたとき大草原を走る人を見て感動しモンゴル側に友好マラソン大会を提案したことから始まったそうです。
1997年モンゴルで初めての国際マラソン大会開催され最も歴史が古い大会だそうです。

このマラソンはただ走ってタイムを競うだけではなくマラソンを通してモンゴルとの友好交流、親睦を目的としている大会なのです。
走った後は草原で友好パーティーを開き、馬頭琴の演奏を聴き、飲んだり、食べたり、踊ったりして楽しいひと時を過ごします。
日本語を勉強しているモンゴル人大学生がボランティアで通訳ガイドを手伝ってくれるので言葉の心配はいりません。

私は1kmにエントリーし、途中休むこともなく走ってきました。順位もタイムも分かりませんが走った後はやはり爽快でした。6位までに入っていないことと最高齢ではなかったことは確かです。男子の部の真ん中辺りと同じ所でした。
夫や夫の仲間達にくれぐれも無理をしないようにと何度も言われ1kmにしたのですが3kmでも良かったかも、と少し物足りない感じでした。

そうそう、この草原マラソンの様子を大阪の毎日テレビが取材に来ていて今週の土曜日(31日)に放送されるそうです。番組のタイトルはわかりませんが「トミーズ雅」と言う人がレギュラーで出ている番組だそうです。
この番組が見れるようでしたら見てください。

「チャンス」

2010-07-17 03:48:21 | その他
サェンバェノー!

来る8月28日(土)夜9時~ NHKで「チャンス」(全6回)というドラマが放映される予定だそうです。
そのドラマの撮影のため「藤原紀香」さんはやってきました。
7日の観光は前回UPしたのでその続きです。

昼食は「王様のゲル」の中でモンゴル料理でした。
”13世紀村”の入場料金の中にはランチの料金も含まれているので私は少し楽しみでもありました。モンゴル料理だろうとは予想していましたが選択の余地のない、いわゆるセットランチでした。皆これしか食べる物はありません。

紀香さんたちの口に合うものはあるだろうかと少々心配になってきました。
モンゴル料理の中で羊以外に美味しい物は何かと聞かれ返事に困っていたのです。
「私たちはあの羊独特の臭いがダメなんです。羊ちゃんは見ているだけでいいんです」と。

先ずはお茶(スーテーツァィ) こちらの人が毎日欠かさず飲む一般的なお茶(ミルクティー)です。各家庭によって味は違いますがここは薄い塩味でミルクも控えめでした。私が一番最初に飲んだスーテーツァィは日本で言うロイヤルミルクティーと同じでした。

次はサラダ。一行はすでにモンゴルの洗礼を受けたらしく原因はサラダだろうと言うことで撮影に影響するのでサラダは食べないように言われているそうです。

次は韓国料理のチジミのようなものでこれは皆美味しいと言って食べましたが1・2切れだけです。

一行は隣のテーブルに運ばれたうどんのような物に期待を膨らませています。「わぁ~ おいしそう~」と。でもこのスープは羊の出汁でこれもダメです。

次は見た目は揚げパンのようなもの(ホーショル)ですが中は肉です。3人は1口食べて「おいしい~!」と満面の笑顔でした。モンゴル人の3人もホッとしたようで笑みがこぼれています。私はまだこれを食べたことがありません。
うどんを食べ終わってこのホーショルを口にしました。カリッと揚がったパイ生地、「う~ん!本当に美味しいですね~」と言いながら3人を見るとホーショルは1口食べただけでお皿に乗っていました。「油がちょっと多くてね~」と言っていましたが中の肉はしっかり羊でした。満面の笑顔はパイ生地だったようです。

食事の最中に民族衣装を着た人が馬頭琴と琴の演奏をしてくれました。馬頭琴は日本にいるときから興味があったので寒くなったら習いに行きたいなと思っています。

3人は飲み物も食べ物も全部ダメでした。期待をしていただけにさぞガッカリしたことでしょう。私は反対に全て美味しくいただきました。
草原の中、しかも13世紀を再現しているテーマパークなので周りにはお店などは何もありません。これから行かれる方で羊がダメな方は何か食べ物を持参した方が良いかと思います。

その後「遊牧民の家」に行って馬やらくだに乗って記念写真を撮り”13世紀村”を後にしました。

ウランバートルでカシミアの工場直営のお店に行って買い物をし夜は韓国料理レストランで夕食をご馳走になりました。
美味しい韓国料理レストランを教えてと言われたのですが当地では韓国料理レストランが数え切れないくらい沢山あります。知り合いの韓国人たちが1番美味しいと言うレストランに案内しました。

翌日から撮影が始まったのですがロケ地は南のゴビ砂漠に近いところ、前日までの快晴がうそのように大嵐だったそうです。



女優さんと一緒に

2010-07-10 04:25:23 | その他
サェンバェノー!

7月7日も暑い暑い1日でした。夜7時半でも気温はまだ33℃もありました。
日本では七夕、タンザニアでは独立記念日で「サバサバ(サバは数字の7)」という1年で一番大切なお祭りの日です。そしてモンゴルでは・・・特に何もありません。でも私にはとても大きなイベントがありました。

俳優(今は女優という言葉は使わないらしいです)の「藤原紀香」という人と1日を一緒に過ごしたのです。「えっ? あの有名な藤原紀香?」という声が聞こえそうですがそうなのです。その「藤原紀香」なのです。

8月28日(土)から始まるNHKの「チャンス」というTVドラマの撮影のために6日にモンゴル入りをしたのです。
モンゴルに行くことを知った彼女の友人がモンゴル人の友人Bさんを紹介したそうです。そのBさんは私の友人でもあるのです。

「藤原紀香さんと言う人知っていますか? 友人から宜しくって頼まれたんだけれど大丈夫かと心配なのです。もし良かったら一緒に行きませんか?」と誘いの電話がありました。
彼女は日本語がとても上手なのですがガイドをした経験などなくその上実はモンゴルのことをあまり知らないと言うのです。彼女は10年間日本で生活し昨年モンゴルに帰って来たのです。日々変わりゆくモンゴルにまだ慣れていないというところでしょう。

「チンギスハーン・モニュメントと”13世紀村”に行きたいらしいのですが私はまだそこに行ったことがなくてしかもちゃんと通訳が出来るかどうか心配です。」と。
私の返事は勿論「行く行く、喜んで、チョウうれし~い!」でした。
ということで7日朝10時にホテルで待ち合わせをしました。

先方は「藤原紀香」とマネージャーさん、スタイリストさんの3人です。いざ出発しようとした時、チャーターしている車の運転手が英語も日本語も出来ないのでマネージャーを私の車に乗せて私が一行の車に乗ってくれないかと言われ「えっ!私モンゴル語は出来ないんですけど…」と言うと「紀香さんと話をしてくれればいいんです。」との事なので喜んで同乗させてもらいました。

「藤原紀香」は俳優、モデル、タレントなどとして幅広く活躍していますが私はむしろ日韓交流親善大使(正式な名前は忘れました)として活躍していたことの方がイメージとして強いのです。彼女は今でも国際的な活動や人道支援にも積極的に活動していますしエイズや環境問題、途上国の子供達のことにも目を向け積極的に支援活動しています。
車中の会話でもそれがよくわかりました。

「藤原紀香」は日本人ならほとんどの人が知っている有名人。ミーハー気分で「行く行く」と言ってしまいましたが少し緊張していました。
しかし紀香さん(いつの間にかこう呼んでいました)はとても気さくで飾らない人だったのでいつの間にか私のバリアも解き放たれていました。とても素直なお嬢さんと言う感じです。
一般人に写真なんか撮られるのは嫌だろうなと思って最初は遠慮していたのですが紀香さんの方から「ねぇ~、一緒に写真撮りましょうよ~」なんて言われて正直とても嬉しかったです。その後は遠慮なく撮らせて頂きましたが普通に職場の仲間と観光を楽しんでいるという感じでした。
さすが~と思ったのは写真を撮られるときのポーズがきまってるんですよ。私なんかはせいぜい「ピース」くらいですけどね。

13世紀村はチンギスハーンが生きていた時代を再現したモンゴル初のテーマパークで2年前にオープンしたそうです。
6つのゲル(移動式住居)があって各ゲルはそれぞれ「郵便局」「職人の家」「シャーマン教の家」「教育の家」「遊牧民の家」「王の家」とテーマを決めています。
道具を触ったり、当時の民族衣装を来たり、当時の食べ物を食べたり、当時の字で名前を書いてくれたり(自分でも書ける)昼食は王様のゲルでモンゴル料理をフルコースでいただきます。
私は全て満足だったのですが3人は昼食が全くダメでした。お腹がすいているのでゲルを飛ばしてまで王様のゲルに行ったのにです。羊の肉がやはりダメでちょっと可哀想でした。

それにしても6つのゲルを移動するのに近いところでも2km、遠い所では10kmも離れているのです。あらためてモンゴルの広さを実感しました。資料によるとチンギスハーン・モニュメントから車で20分となっていたのですが1時間くらいかかりました。

その後カシミヤの工場直営のお店に行って買い物をし夜は韓国料理を食べて少し元気を取り戻したようでした。

紀香さん、マネージャーさん、スタイリストさんお疲れ様でした。
1日お付き合いをさせていただきお陰様で楽しい思い出がまた1つ増えました。有難うございました。


追記: 紀香さんは「雨女」だと以前何かに書かれていたので本当かどうか聞いてみたら「本人はそうでもないと思っているけれど回りが皆、雨女だと言ってるだけ」とのことでした。撮影が始まる日からは雨でした。ゴビ砂漠に近いロケ地は大嵐だとブログに書かれていました。あんなに続いていた40℃近い日々はどこかに消え天気予報では明日も雨です。
食事が合わないのですからせめてお天気だけでも良くなって欲しいと願っています。