リョウの近況

筆不精のリョウが親・子・兄弟・親戚・友人・知人・幼なじみ達と彼らの友人達にお届けする究極のエコ便りです。

旧正月

2012-02-24 22:40:13 | 異文化
サェンバイノー!

明けましておめでとうございます。(アマルバイノー)
今年のモンゴルの旧正月(ツァガンサル)は2月22日・23日でした。
モンゴルの旧正月はお寺のラマ(僧侶)が決めるそうでモンゴル独自の決め方で中国の旧正月とは少し違います。

モンゴルのお正月については以前(2010年2月2日と2011年2月13日)UPしたので今日は挨拶について書いてみます。
年末には日本と同じように「良いお年を・・・」と言う言葉があります。
「サイハン シンジデレー」買い物を済ませた後や知人にこの言葉を言ったら一瞬驚いた顔をしますが喜んでくれました。そして同じ言葉を返してくれます。今年覚えた言葉ですが年末にしか使わないので忘れそうです。

「サイハン シンリッチ バイノー?」これは新年になってから使います。「良いお正月を迎えましたか?」という意味です。
返事は「ザァー シンリッチ バイスン」「はい、良い正月を迎えました。」
それから「アマルバイノー」「明けましておめでとうございます。」

人の家を訪問するときは先ず最初に「良い正月を迎えましたか?」と挨拶をしコートなどを脱いだ後に正式に挨拶をします。
それはまずその家の年長者に挨拶に行きます。このときの礼儀作法は年上の人は相手の両腕に手を添え、年下の人は年上の人のひじの辺りに下から手を添えます。そしてお互い左右の頬を合わせて「アマルバイノー」「明けましておめでとうございます。」と言うのです。

このとき相手が自分より年上か年下か分からないときはどうしたらいいのかと愚問を呈してみました。
そんなことは考えたことがない、どっちが年上か下かは分かっているとのこと。なるほど親しい人の家に挨拶に行くのだから既にどっちが上か下かは分かりきっていますよね。

しかし私たちのように招待されていく場合は初めてお目にかかる人も多いのでちょっと戸惑うこともありますがそのときは手を出すと相手が判断してくれるのでそんなに気にしなくても良いとのことです。
むしろ外国人がモンゴル式の挨拶をしようとしていることに嬉しさを感じるそうですので安心しました。

それから訪問するときは必ずお土産を持参します。それも家族全員一人ひとりに個別に渡すのです。そして帰るときはまたお返しをするのです。お正月前はどのお店も人・人・人で溢れかえっています。
最近は経済発展と共にそのお土産も高価なものになっているのでもっと質素にしようというキャンペーンをしているそうです。
それを教えてくれた人も「物ではなく小額でいいから現金の方がいい」と言っていました。

そしてツァガンサルが過ぎるともう春です。確かに最近暖かくなったような気がします。現在(午後10時30分)気温ー25℃です。少し前まではー40℃台でしたから随分暖かくなりました。

それでは今年もよろしくお願いします。




水難、やっと収束

2012-02-22 00:18:17 | その他
サェンバイノー!

先日UPした水難の記事は3夜連続と書きましたがその事後処理が昨日(15日)までかかっていました。
それはそれは大変でこっちがメインの水難となってしまいました。

大家さんは2つの暖房機具を修理して使うと言ってはずして持ち帰りました。
そしてその夜も普段使っているバスルームが水浸し。(ここまでは前回の記事に)

一つはボンドで穴を塞ぐ、もう一つはひび割れをボンドでパイプの中と外から塞ぐそうです。
翌日取り付けに来るというので「明日はダメでしょう」と言うと「ドライヤーで乾かすから大丈夫」とのこと。
そして2日後に取り付けに来ました。(予想通り)

ゲスト用のトイレの方は空気抜きも上手くいき大丈夫そうですが、いつも使用している方は空気抜きが上手くいきません。
水は流れている音はするもののどちらも暖かくはありません。
しかし大家さんは「今はパイプに溜まっていた水が流れているけれど時間が経てば暖かくなる」と言って帰っていきました。

これで落着かと思えばまだまだ続きます。
修理したはずのひび割れから水が漏れ出しました。
それも修理する前より悪い状態です。この日もバケツを置いて休みました。

翌日大家さんから調子はどうかと電話があったので水漏れは続いているし暖かくならないことを伝えるとひび割れの方は修理する人も修理が難しいと言っていたそうでやはり新しい物を買って取り付けるとのことです。

翌朝早く(まだ睡眠中)暖房管理会社の人がチャイムを鳴らす音で目が覚めました。
このアパート全体のバスルームの暖房をこの土・日で付け替えてお湯を通すと言っているのに暖房器具をはずしたままになっているので怒っています。大家さんに電話をすると今から買いに行くのでお昼ごろには行けるとのこと。やっと設置を始めたらサイズが合わないとのことでまた部品を買いに行き(その間に急いで食事)夕方かえって行きました。
しかし暖かくなってはいません。

翌日アパートのメンテナンスの人がチェックに来ました。
そして、そして、何とチェックどころか、壊してしまったのです。

2つとも暖かくならないのでまずゲストルームの方を見ていたのです。時間がかかりそうなので私は台所で片付けをしていました。
すると床を激しくたたき付けるような水の音が聞こえます。走っていくと暖房の水の通り道の栓から噴水のように水が噴出していました。おじさんは慌てて外れた栓を取り付けようとしますが水圧でうまくいきません。水は四方八方に飛び散り大変なことになりました。天井にも水は吹き上がっています。
その間にも時々元栓を締めに行くのですが一向に止まる気配はありません。違うところの栓も閉めに行きますが水の勢いは変わりません。私はバケツに取った水を捨てながら雑巾でふき取ったり・・・・大慌て。このゲスト用のバスルームは10畳くらいの広さがあるのです。そこの床が水浸し、廊下との段差は2cmくらいです。ついに廊下にも溢れてきました。

私もおじさんも頭からずぶぬれになって必死でした。きっと下の家も大変なことになっているはず、以前上の階のバスルームの暖房が破裂したときこのバスルームが滝のように流れて来る水で洪水状態になったことがあるので良く分かります。
30分くらい格闘してやっと水は止まりました。

疲れました。立ったり座ったり、重いものを持ち上げたりで腰も痛くなりました。
最初は水でしたが途中からお湯になったのでおじさんの仕事は一応果たしたことになります。帰るとき「風邪引かないようにね」と言うと「大丈夫、大丈夫、私は悪い人です。ごめんなさい。」と言って帰りました。

長くなりましたがストレス解消のためもう少しお付き合いください。

おじさんが帰った後すぐ下の家の人が来ました。モンゴル語しか分からないと言うので現場を見てもらってつたないモンゴル語で説明をしました。そしてその場で大家さんに電話をし事情を話してもらいました。大家さんもびっくりです。

大家さんはすぐに来ておじさんを呼び一緒に我が家と下の家の現場を見てアパートを管理している会社の社長に電話をしました。この家と下の家の修理は自分でしますが請求書は会社に送るのでそちらで支払って欲しいと交渉しました。チェックに来た人のミスでこうなったのだからそちらの責任と言うことです。そしてその場でおじさん自ら社長に自分のミスでこうなりましたと言わせました。(ここまでするとはと唖然)おじさんはこの修理代の半分を給料から引かれるそうです。(ちょっと可愛そうな気持ちに) いや~大家さん若いのにしっかりしています。

修理は天井の壁を全部はがし下塗りをして翌日本塗りをするので2日かかるとのこと。
では明日10時に行きます。(来ない)  電話で1時半ごろでいいですか~。(来ない)  夕方5時に変更してください。(来ない)  来たのは6時半でペンキを塗るバイトの人だけ。

翌日10時、来ない。 12時半「今やっと彼と連絡が取れたのですが彼は忙しいので夕方5時になるそうです。」来ない。
翌日12時ごろ「今やっと彼と連絡が取れて・・・」  彼は4時にきました。しかし大家さんがペンキや道具を持って来るとのことで彼は大家さんが来るまでセキュリティーの部屋で待っているから来たら連絡くださいと出て行きました。
1時間後戻ってきたけれどぶよぶよになった天井の壁を削っただけで帰りました。
翌日ペンキを塗り始めようとしたら色が違う。大家さんにこれで良いのかと確認の電話をしたらダメだと言う。ご主人がペンキを買ったのだそうです。この日も修理はなし。
翌日朝から来るというのでお断りしました。私もこんなに振り回されるのはごめんです。

毎日こんなことの繰り返し。やっと最後の日を迎えた15日、9時半から作業開始の約束。ペンキを塗るお兄さんは時間通りに来て居るのが窓から見えるのですが上に上がって来ないのです。20分くらいして大家さんから電話。「今彼は外に居るそうですが主人がペンキを買ってそちらに行きますので彼を家の中で待たせてください」とのこと。もちろんOKです。外はー30℃あるのですから。 そして彼と少し話していると大家さんがやっと彼と連絡が付いたと言うのはウソだったとわかりました。彼も連絡を待っていたのに朝電話すると言っていたのに全然来なかったとむきになって怒っていました。私に着信記録まで見せるのですから彼が言うのが本当なのでしょう。それにしても彼は全くモンゴル語しか分からないのですが意思の疎通はできたので自分でも驚きました。
彼は今暖房管理会社で働いているけれど建築関係の専門学校で2年間勉強したのでペンキを塗ることも学んだと言っていました。仕事が終わってからでないと作業は出来ないと最初から言っていたとのこと。今日は休暇を取って来ているのにペンキが来ないので仕事が出来ないとぼやいていました。そしてペンキは11時半に到着。すぐに作業を開始。大家さんのご主人はずっとどこかに電話をしていましたが12時を過ぎたら2人が黙って出て行きました。10分経っても帰って来ないので食事にでも行ったのかと思って大家さんに電話をすると「今、下の家に行ってペンキを塗っていると思います。」とのことです。私の頭の線がプチッ!と切れてしまいました。
「貴女何を言ってんの? そんなことウチが終わってからやりなさいよ! 最初は2日で終わると言ったでしょ? 今日だって1時間もかからないと言ったよね? もう3時間も過ぎてるのよ! 今日私は午後から予定があると言っていたでしょう!」と自分でも驚くほど激しい口調でした。(大家さんが日本語が出来る人でよかった!)
すぐにご主人に電話をしたようでバイトの彼はすぐに戻ってきましたが大家さん夫婦はそれっきり姿を見せません。電話でのやり取りだけです。
バイト君は「終わったら大家さんのご主人がチェックに来てここでお金をもらうことになっているので彼が来るまで掃除をして待っています」と言っていましたが電話がありバイト君とご主人は下で落ち合うことにしたので彼を帰して欲しい、そして明日自分が掃除に行きますとのことだったので丁寧にお断りしました。いつ来るのか分からない人にお付き合いするのはもうこりごりです。
この間実に19日です。そして後片付けは3日をかけてのんびりとやりました。

愚痴を聞いていただきありがとうございました。ストレス満タンでしたが今はすっきりしました。






















顔面が凍傷に!

2012-02-13 23:35:29 | その他
サェンバイノー!

日本から戻ってきて数日が経った1月17日の午後です。
空は青く晴れ渡り太陽が燦燦と照りつけていました。
私は無性に外を歩きたくなりました。
日本に帰って東京の街をあちこち歩き回り多少の疲れは感じたものの私はやはり歩くことが好きなんだと改めて感じていたのです。
なんだか今日は暖かそう! 窓の外に設置している温度計は直射日光が当たっているもののー19℃。
ー18℃で15分歩いたことがあったのでこれくらいなら大丈夫と思い歩いて買い物に出かけました。

目的地は直線距離で500mくらいのところにある小さなショッピングセンターです。
エスカレーターを取り囲むように小さなお店が並んでいます。
最上階の4階から見て回り地下のスーパーで少し買い物をして家に帰りました。
要した時間はちょうど1時間でした。

夕方なんだか顔がはれぼったく何か違和感を感じます。
なかなかお湯にならないので水のまま顔を洗い化粧水をつけたらヒリヒリするのです。
鏡を覗くと顔が真っ赤になっていました。

日本で調達した新しい化粧品だったのできっとこれは自分に合わないんだと思いました。
また顔を洗いなおして少し残っていた以前使っていた化粧水をつけたのですが痛みは治まりません。
乾燥しているんだから何かつけておいたほうが良いと判断し我慢していました。

翌日外出するためにお化粧をしているときクリームを塗ったら何かが手にまとわりつく感じなのです。
メガネをかけてよく見ると皮がむけていました。

知り合いのご主人が日本から直接輸入している正真正銘の日本製の化粧品を買いに行きました。
欲しかったものは売り切れとのこと。事情を話して顔を見せるとその試供品をくれました。
4日後に入る予定とのことだったので入ったら電話をしてくれるよう頼んで帰りました。

私は化粧品が合わないのとひどい乾燥が原因だとばかり思っていました。
後日友人宅に遊びに行くと私の顔を見て「凍傷だね」とずばり言ったのです。
彼女も当地に来て2年目にかかったそうです。
「ここは本当に厳しい世界なんだから決して油断をしてはいけません。肝に銘じなさい」と言われました。

顔は真っ赤に腫れ、痛いような痒いような感じで皮がむける、いつもヒリヒリ感がある。全く同じです。
家に帰って「凍傷」を調べてみたら一番軽いレベルⅠでした。
外を長い時間歩いたのはあの日だけです。後日調べてみたら私が歩いたときはー24℃くらいだったようです。
そして中にいたのは長く見積もっても15分くらいだったので歩いたのは往復45分くらいです。
足元がすべるので思った以上に時間がかかっていました。

「凍傷レベルⅠの治療法は40℃~42℃のお湯に浸して解凍する」となっているのですが既に1ヶ月になります。
手遅れです。時間の経過しかないのでしょうか? 良くなっても浅黒く痕が残るのでしょうか?
少し気になる今日この頃です。





3夜連続の水難

2012-02-08 10:07:54 | その他
サェンバイノー!

1月28日(土)のお昼前のことでした。
「今、家に居ますか? 居るのでしたら玄関のドアを開けて欲しいのですが・・・。工事関係者が行きますが怪しい人ではありませんから」と上の階に住むSさんから電話がありました。その少し前に玄関のチャイムが何度も鳴っていたのですが事前に連絡が無いのは知らない人だからと安全上の理由で出ないようにしているのです。

Sさん宅は朝から水が出ないとのことです。私の家ではちゃんと出てるのですが他にも数件出ないところがあるそうでアパート全体をチェックしているとのことでした。
我が家は関係ないと思っていましたが我が家にも問題がありました。

以前夜中にゲスト用のバスルームの暖房が破裂しそれ以来、お湯が回らないように止めていたのです。そのため配管の中の水が凍っていると言うのです。
他の家もバスルームの暖房が破裂してお湯を止めていると聞いていました。Sさん宅も夜中にバスルームの暖房が破裂して我が家に滝のような水が落ちてきたことがありました。(2010/12/19深夜のパニックの記事)

メンテナンスの人が卓上コンロ用のガスボンベを両手に持っています。外から配管を暖めるそうです。モンゴルの厳しい寒さを改めて感じたところです。
そしてこれで解決・・・と思いきや・・・。

何とその日の夜中(午前2時15分)にそのバスルームの天井からまた水がポタポタと落ちているのです。以前の洪水状態を思い出しすばやくSさんに電話をかけましたが出ません。大家さん宅と交互に電話をかけていると15分後大家さんに繋がりました。
事情を話してそこから連絡を取ってもらうことにしました。
しばらくすると大家さんから電話。Sさんが電話に出ないのでこのアパートの社長に電話をしセキュリーティーの人に直接部屋に行ってもらいたたき起こしてもらうとのことです。
その間も1年前のあの‘土砂降りの雨‘状態にならないかと気が気ではありませんでした。

しばらくするとSさんがやってきました。
そして驚いたことに「ウチは水1滴も漏れていない」と言うのです。そして我が家の水漏れの様子を見て不思議そうに帰って行きました。
少し時間が経って管理会社の人とSさんがやって来ました。
どうやら原因は昼間の点検に来たときSさん宅のメーターボックスのバルブをきちんと閉めてなかったらしくそこから水がこぼれていたとのことでした。今はもう水は出ていないのでそのうち止まるとのことでした。
やれやれ・・・ベットに入ったのは午前4時でした。
そして水は翌日の午後2時半ごろ止まりました。

翌日の日曜日、夜中の1時半ごろ寝る前に水を取りに台所に行くと流しと調理台の間から水が出ているのです。なぜこんな所から?と思い流しの下を開けて見ると水が溜まっているのです。中の物を取り出して配管を見てみましたがそこからは漏れてはいないような感じです。急を要することでもなさそうなのでこのまましばらく様子をみるということで寝ることにしました。午前3時になっていました。

月曜日のお昼過ぎ大家さん夫婦が業者の人を連れて土曜日のダメージを見に来ました。
その時に流しの水漏れも見てもらいました。
その原因は蛇口の支柱からの水漏れでした。ここから溢れた水が流しを置いている台の隙間から下に流れていると言うのです。こんなところからの水漏れなんて聞いたことありません。しかもまだ築6年なんですよ。蛇口が左右に動くようになっているのでテープで補強はできません。
水道(蛇口)本体を取り替えることになり流しを取り外しての大工事になってしまいました。
ボンドを使っているので今日は流しを使わないでと言われ夕食はカップラーメンかな?と頭をよぎりました。

そして夫に電話をしているとき「今日は結婚記念日」だと思い出し外食をすることにしました。(夫は3年前からこの日を忘れています)1年に1度の贅沢です。

そしてこの日はまたまた、寝る前トイレに行くと下に水が溜まっていました。
昼間大家さんがバスルームの暖房を修理をするからとはずして持ち帰ったのです。そのお湯の通り道の栓が良くないみたいです。
今度も急を要するものではなさそうなので床の水を取りバケツを据えてまた翌日連絡することにして寝ました。午前3時でした。

昼間は大家さんや業者の人が来るのでお昼寝はできません。かなりの睡眠不足です。