リョウの近況

筆不精のリョウが親・子・兄弟・親戚・友人・知人・幼なじみ達と彼らの友人達にお届けする究極のエコ便りです。

プラハのトラム(路面電車)

2007-03-18 01:34:26 | チェコ共和国
ドブリーデン!

暖冬の影響でプラハもすっかり春になりました。
木々は新芽が出、公園にはパンジーが咲いていました。
今週は特に暖かく最高気温は10℃以上あり18度という日もありました。
空は透けるような青空で本当に気持ちの良い日が続いています。

最近散歩しているといつも鼻歌を歌っていることに気がついていましたが昨日は「えっ?この曲なんて言う曲だったかな?」としばし考えましたが全然題名などが思い出せません。でも気がついたら何度も何度も繰り返し口ずさんでいるのです。
ホテルに帰って思い出しました。ニンテンドウDSのソフトの中の「細菌撲滅」ゲームのバックに流れる音楽でした。(笑)

散歩もトラムを使ってちょっと遠出もしています。
トラムとは路面を走るチンチン電車のことで市内の隅々にまで線路が張り巡らされていてとても便利な乗り物です。

地下鉄、トラム、バスどれも乗り放題の1年定期を買って(約20,750円)利用しています。この定期は写真付です。

チェコの人達にとても感心することがあります。
老人、子供、ハンディキャップのある人には必ず席を譲るのです。これは徹底しています。

電停に止まりこれらの人たちが乗るとわかった時点で昇降口に近い人はすぐに席を立ちます。先に乗り込んで来て空いてる席に座っても後からお年寄りが乗ってきたらすぐ席を立ちます。
席を譲ると言うより席を空けて待っていると言う感じです。

夫がギブスをしているときも毎日座って通勤していたようです。本当に徹底しています。
私もよく譲ってもらっていますが勿論譲ることもたくさんあります。
お年寄りも当然の権利とばかりに席を変わって欲しいと申し出ます。
変わって欲しい時は肩などを軽く叩いています。

以前私が座っていたとき後ろの昇降口から乗ってきたお年寄りに軽く肩を叩かれチェコ語とジェスチャーで私がそこに座りますと言われました。
私も白髪交じりの髪なのですが私よりずっと年配の人だったので納得で勿論直ぐに変わりましたけれど。

地下鉄、トラム、バスでは昇降口に近い席は皆なるべく避けて座ります。
自分よりもハンディのある人が乗るかもしれないからです。

日本ではほとんど見かけなくなったこのような習慣を日本の若者も是非チェコに学んで欲しいと思います。
譲っても譲られても気持ちがいいものです。