リョウの近況

筆不精のリョウが親・子・兄弟・親戚・友人・知人・幼なじみ達と彼らの友人達にお届けする究極のエコ便りです。

オペラ鑑賞

2008-01-18 00:45:12 | チェコ共和国
ドブリーデン!

先ずは写真をご覧下さい。

エステート劇場のバルコニー席




一番上は立見席



1月11日(金)にオペラ「夕鶴」を観に行ってきました。
体調も心配でしたがチケットも買っていたし夫も一緒なので何かあっても大丈夫だろうと予定通り行くことにしました。

この「夕鶴」は木下順二原作の民話「夕鶴(鶴の恩返し)」を團伊久磨が作曲しオペラにしたものです。
これは海外で何度か上演されたことはあるそうですが今回は外国人が日本語で演じるというヨーロッパでは初の試みだそうです。(昨年10月チェコの地方都市で上演され大好評で今回プラハでも上演されることになりました)

言葉が日本語なのでわかりやすいかと思ったら音楽と方言とでほとんど何と言っているのか聞き取れませんでした。
わらべ歌もさっぱり解らず唯一「かごめ、かごめ」だけはわかりました。

演出で日本人として違和感を感じるところも少しありましたが日本人独特の立ち居、振る舞い、しぐさなどがとても上手くて、特に”つう”役の人は日本人かと思うほど日本人的でした。

以前デンマークに住んでいたとき一度「眠れる森の美女」を見に行ったことがあるのですが言葉はわからなくてもストーリーが解っていたのでこちらも楽しめました。
オペラを見に行く時はストーリーを把握してから観に行くことをお勧めします。

会場はエステート劇場です。
映画「アマデウス」のオペラシーンはここで撮影されたそうです。
ここは1783年に完成し1787年10月29日にモーツアルトが「ドン・ジョヴァンニ」を初演したところとして有名です。

オーストリア生まれの彼は4回プラハを訪れ31歳の2回目の滞在中にこの曲を完成させこの劇場での初演で民衆から大喝采を浴びたそうです。
すでにヨーロッパで有名だった彼にプラハ市がお願いして作ってもらったそうです。

一番上の写真はエステート劇場内のバルコニー席(個室)です。
5層階になっていて私達はせっかくだから一番高い席(450コロン)にしました。
日本円で約2,700円です。
天井に一番近い階層は立ち見席だそうですが前の1列だけは椅子があります。ここは何と日本円で180円(30コロン)です。(3番目の写真)

チケットは完売で満員御礼状態でした。
次は「国立オペラ劇場」で観たいと思っています。