リョウの近況

筆不精のリョウが親・子・兄弟・親戚・友人・知人・幼なじみ達と彼らの友人達にお届けする究極のエコ便りです。

旧市街広場で

2009-06-14 14:01:21 | 散歩
ドブリーデン!

肌寒い日々が続いていましたが8日は久し振りに暖かくなったので旧市街広場に行ってきました。
ここも散歩コースの一つです。
人恋しい時は観光客に混じって人通りの多い方をぶらぶら歩いています。
時々お店をのぞいては店員さんと話をしてきます。

あまりにも人が多い時は迷路のようになっている細い裏通りを数百年前に思いを馳せながら歩きます。これもなかなかいいものです。

また初めて歩く路は自分の現在地を頭の中で考えながら歩きます。これがまた意外に楽しくてまるでゲームのような感覚です。
珍しい物を見たり意外な発見をしたりでとても新鮮に感じます。



この日は驚きのストリート・ミュージシャンに出会いました。
広場に入ったらどこからか音楽が聞こえるのです。
音が聞こえる方に向かって行くと居ました。ヤン・フス像の前で4人の青年がチェロを演奏していたのです。
(そうだ!これを動画にしてブログにUPしよう!)と思ってトライしたのですが残念ながら始めての動画は失敗でした。

心地よいチェロの演奏が数曲終わった時一人の男の子がヴァイオリンを持って彼らに近づき何か話していたのです。(僕も1曲弾かせて?)とでも言ったのか飛び入りで1曲弾き始めました。
練習曲なのか私は始めて聴く曲でしたが小さいながらも音が力強くしっかりしていて驚きました。
勿論拍手喝采で男の子は嬉しそうにお母さんのところに戻って行きました。

周りの人にもう1曲と言われているようで再び登場し「きらきら星」を弾いて満足そうに帰って行きました。

この男の子の物怖じしない行動はさすがチェコ人だと思いました。
そして男の子の突然のお願いに快く応じた青年達は、横で伴奏を付け男の子の演奏を盛り上げ、何かほのぼのとしたものを感じさせる光景でした。


広場のヤン・フス像の辺りから音楽が聞こえる。

ヤン・フス: カレル大学の総長であり宗教改革の先駆者。
経験なカトリック教徒だった彼は当時堕落していたローマカトリック教会を批判したため異端として罪に問われ1415年火あぶりの刑に処せられた。
彼の没後500年(1915年)にこの像が造られた。


チェロ奏者の4人組


飛び入りの男の子。4~5才くらいかな?