サェンバェノー!
遅ればせながら新年明けましておめでとうございます。
今年はパソコンが大病を患っていたためご挨拶できないままでした。
それならこちらの旧正月にと思っていましたのに少々遅れ気味のご挨拶です。
モンゴルでは中国とは違った独自の暦があって毎年年末が近づくと元旦の日にちが発表されるそうです。
今年は中国と同じ日、2月3日に元旦を迎えました。
お正月休みは2日間なので土日と合わせて4連休でした。
こちらでは中国とは違って爆竹などはなく静かに新年を迎えます。
大晦日も大切な日で家族そろって食卓を囲みます。
家長が年配者から順番に一人ずつ食事を皿にとって手渡します。
それを受け取った人はまず仏壇にそれを供え1年の感謝をしてからいただくそうです。
新年は日の出前に起き年長者の女性がスーテーツァエと言うモンゴルのお茶(薄い塩味のミルクティー)を作ります。
最初の1杯は天の神様に捧げるためカップに注いだお茶を持って外に出ます。そしてしゃもじのようなものですくって天に向けて振りまきます。これは毎日その日の最初に作ったお茶は必ずそうするそうです。
このお茶を飲んだら男の人は近くの山に登って日の出を拝みに行くそうです。
そして神様に無病息災や商売繁盛など日本人と同じようなお祈りをします。女性は行ってはダメなんだそうです。
その後家長が上座に座り年長者から順番に新年の挨拶を受けます。
そのとき家長はテーブルに飾られた「オーツ(羊の塩茹で)」を削ぎとってお皿に盛り手渡します。
それを一度仏壇に供えお祈りをしたあとみんなで新年を祝いながら食事をするそうです。
テーブルの上には「オーツ」のほかに「ヘヴィンボーブ」も飾られています。
これは20cmくらいの大きさの小判型(大判ですが)をした揚げ菓子で丸く積み重ねていきます。
段の数は必ず奇数段にします。下から幸せ・不幸せ・幸せ・不幸せ・幸せと言う意味なので必ず幸せで終わるようにします。
若い人やあまりお金がない人は3段、年配の人や財力のある人は9段にするそうです。
モンゴルでは9と言う数が一番良い数なのです。
下の写真の右側が「オーツ」左が「ヘヴィンボーブ」です。(クリックすると少し大きくなります)
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そしてなくてはならない食べ物には「ボーズ」があります。ガイドブックなどには蒸し餃子と書かれていますが中華料理の小籠包と言ったほうが近いと思います。口に入れると肉汁が出てとても美味しいです。
食事が終わったら家族みんなで親戚のところに挨拶に行きます。
まず若い人が上の人のところへ順番に行きます。このとき家族一人ひとりにお土産を持っていきます。帰る人にはまた一人ひとりにお返しをします。
この買い物が大変なようで年末はどこもここも買い物客でごった返しています。
最近では日本のお年玉のようにお金に変わりつつあるようです。しかし年長者にも差し上げるのでいづれにしても出費は相当なようです。
2日目は家長夫妻以外は友人知人の家に年始周りに出かけます。昔は馬だったようですが現在はほとんど車です。
この日もお土産を持って出かけ、またお土産を頂いて帰るようです。
今年は2人のモンゴル人家庭に招かれました。
最初の日に訪ねたお宅は伝統的なしきたりに則ったお正月をするお宅で教科書どおりです。
2日目のお宅はかなり現代的な感じでした。
私たちも勿論家族一人一人にお土産を持って行きました。また帰りにはお土産を頂いて帰りました。
今年は2回目ということもあり少し気持ちも楽で楽しくおしゃべりをしてきました。
文末になってしまいましたが今年もどうぞよろしくお願いします。(まだ松の内です)
遅ればせながら新年明けましておめでとうございます。
今年はパソコンが大病を患っていたためご挨拶できないままでした。
それならこちらの旧正月にと思っていましたのに少々遅れ気味のご挨拶です。
モンゴルでは中国とは違った独自の暦があって毎年年末が近づくと元旦の日にちが発表されるそうです。
今年は中国と同じ日、2月3日に元旦を迎えました。
お正月休みは2日間なので土日と合わせて4連休でした。
こちらでは中国とは違って爆竹などはなく静かに新年を迎えます。
大晦日も大切な日で家族そろって食卓を囲みます。
家長が年配者から順番に一人ずつ食事を皿にとって手渡します。
それを受け取った人はまず仏壇にそれを供え1年の感謝をしてからいただくそうです。
新年は日の出前に起き年長者の女性がスーテーツァエと言うモンゴルのお茶(薄い塩味のミルクティー)を作ります。
最初の1杯は天の神様に捧げるためカップに注いだお茶を持って外に出ます。そしてしゃもじのようなものですくって天に向けて振りまきます。これは毎日その日の最初に作ったお茶は必ずそうするそうです。
このお茶を飲んだら男の人は近くの山に登って日の出を拝みに行くそうです。
そして神様に無病息災や商売繁盛など日本人と同じようなお祈りをします。女性は行ってはダメなんだそうです。
その後家長が上座に座り年長者から順番に新年の挨拶を受けます。
そのとき家長はテーブルに飾られた「オーツ(羊の塩茹で)」を削ぎとってお皿に盛り手渡します。
それを一度仏壇に供えお祈りをしたあとみんなで新年を祝いながら食事をするそうです。
テーブルの上には「オーツ」のほかに「ヘヴィンボーブ」も飾られています。
これは20cmくらいの大きさの小判型(大判ですが)をした揚げ菓子で丸く積み重ねていきます。
段の数は必ず奇数段にします。下から幸せ・不幸せ・幸せ・不幸せ・幸せと言う意味なので必ず幸せで終わるようにします。
若い人やあまりお金がない人は3段、年配の人や財力のある人は9段にするそうです。
モンゴルでは9と言う数が一番良い数なのです。
下の写真の右側が「オーツ」左が「ヘヴィンボーブ」です。(クリックすると少し大きくなります)
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そしてなくてはならない食べ物には「ボーズ」があります。ガイドブックなどには蒸し餃子と書かれていますが中華料理の小籠包と言ったほうが近いと思います。口に入れると肉汁が出てとても美味しいです。
食事が終わったら家族みんなで親戚のところに挨拶に行きます。
まず若い人が上の人のところへ順番に行きます。このとき家族一人ひとりにお土産を持っていきます。帰る人にはまた一人ひとりにお返しをします。
この買い物が大変なようで年末はどこもここも買い物客でごった返しています。
最近では日本のお年玉のようにお金に変わりつつあるようです。しかし年長者にも差し上げるのでいづれにしても出費は相当なようです。
2日目は家長夫妻以外は友人知人の家に年始周りに出かけます。昔は馬だったようですが現在はほとんど車です。
この日もお土産を持って出かけ、またお土産を頂いて帰るようです。
今年は2人のモンゴル人家庭に招かれました。
最初の日に訪ねたお宅は伝統的なしきたりに則ったお正月をするお宅で教科書どおりです。
2日目のお宅はかなり現代的な感じでした。
私たちも勿論家族一人一人にお土産を持って行きました。また帰りにはお土産を頂いて帰りました。
今年は2回目ということもあり少し気持ちも楽で楽しくおしゃべりをしてきました。
文末になってしまいましたが今年もどうぞよろしくお願いします。(まだ松の内です)