リョウの近況

筆不精のリョウが親・子・兄弟・親戚・友人・知人・幼なじみ達と彼らの友人達にお届けする究極のエコ便りです。

ホームステイのおばさん

2016-10-25 12:48:40 | NZにて
ハロー!

先日一時帰国からNZに戻ってくるときのことです。
飛行機に搭乗すると私の隣の席には私と同じくらいの年齢の日本人女性が座っていました。
何となく不安そうな顔で「こんにちは~。宜しくおねがいします。」と律儀に挨拶をされました。
きっと隣にどんな人が来るのか不安だったんだろうなと思っていると話しかけてきました。

「一つ不安なことがあるのですが・・・。お尋ねしてもよろしいでしょうか? 随分昔、海外旅行に2回ほど行ったことがあるのですが出国カードを書いていたように思うのです。私は今書かないで来てしまったんです。大丈夫でしょうか?」

「大丈夫ですよ。今は出国カードも入国カードも書かないんですよ。入国の時に税関申告書だけを1家族1通だすだけですよ」

彼女はホッとしたようでした。それからしばらくいろいろ話をして時間をつぶしました。
彼女は60才を過ぎているそうですがこれから単身でホームステイをするためにNZに行くとのことでした。
少しでも英語が話せたらいいなと思いそれならホームステイが手っ取り早いかなと思ったそうです。
ネットでいろいろ調べNZならば近いし年配の人でもホームステイを受け入れてくれるというのがわかり、自分の条件も細かく伝え(京都にある代理店で日本語でメールのやり取りが可能だったとか)納得して1週間だけのホームステイなんだそうです。

自分は英語がほとんどわからないので初級から習いたいと申し出たところ教師をリタイアした70才代の女性を紹介してくれたそうです。
子供が4人いるが皆結婚して独立したので部屋が空いている、その一部屋を提供する、午前中3時間勉強し後は自由時間、食事は3食提供すると申し出があったそうです。
料金は聞きそびれてしまいましたが彼女の一歩踏み出す勇気に凄い人だなと思いました。

ちょっと聞いただけですが英語は本当に単語だけという感じで飲み物を頼むときも「おちゃ」とだけ言っていたりコーヒーを飲みたいけれどいまいち言えないところがあり私がコーヒーをお願いした時聞いてみると自分も飲みたいというのでCAにお願いしたら「凄いですね~、英語使いこなしていますね~」と褒められたりしたので謙遜ではなく本当に初心者なのだと思いましたがそれにしても凄い勇気ですよね。

NZに入国の時の税関申告書を書くときも少し教えてあげました。
風邪薬と酔い止めを持っているそうですが市販薬なので軽く考え持っていないと申告していましたがここは「持っている」と申告しないと罰金最低でも400NZ$(約3万円以上)をその場で取られますので気を付けてくださいとアドバイスしメディスンの所に〇をつけてもらいました。

飛行機を降りる時「頑張ってください」とお別れの挨拶をしたのですが入国後ロビーを不安そうな顔で何かを探しているようだったので「どうしました?」と声をかけてみました。
彼女は国内線を乗り継いでクライストチャーチに行くことは聞いていましたが日本で乗り継ぎのチェックインは済ませているのだけれど荷物を預けるところがわからないというので一緒に探したけれど見つかりません。
税関を通った後に乗り継ぎ客の荷物を預けるところがあったのではないかと思われますが既に外に出てしまっているのでそのまま国内線ターミナル(隣の建物)に行き昔のチェックイン カウンターの所で荷物を預けるようにとアドバイスしました。
現在のチェックインは全てセルフ チェックインなのでそれを済ませて昔のチェックインカウンターに行くと荷物を預かってくれるようになっています。

日本も最近自動チェックインを使っているところもありますがNZ航空では全て機械で自分でチェックインをしますが必ず傍に係りの人がいるのでそれほど心配することはありません。それに言語も選べるのでまず最初に日本語を選択すると全て日本語で案内が表示されます。

NZにおこしの際は税関申告をきちんと書いてください。とても厳しいので。(検査の人により厳しかったり甘かったりと言う人もいますが)