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美輪さん本

2010年01月04日 20時22分07秒 | φ(.. )じゆうちょう(未分類)
年末年始、美輪明宏さんの本を4冊まとめて読んだ。
上から『ああ正負の法則』PARCO出版、『愛の話 幸福の話』集英社、
『美輪明宏のおしゃれ図鑑』集英社、『天声美語』講談社。
すべて2000年~2005年の初版。

この4冊の中でどれか1冊ということなら、『愛の話 幸福の話』がよかった。
本中に散りばめられた美輪さんの「愛の言葉」、恋する独女にぴったりかも…。
『オーラの泉』のラストを飾っていたメッセージのよう。

『天声美語』の第五章P174~「夢想的な男と現実的な女のバランスの妙」の項
男はいつも夢ばかり追って気が小さいからカモフラージュで神さまが腕力を与え、
女は強く現実的だから腕力を奪われた…。

『美輪明宏のおしゃれ大図鑑』の第一章P74~「色を味方に」の項
黒とグレイの流行で、日本はダメになりました
などなど、印象深い話満載だった。

「色」といえば、あまりにも素朴な疑問。
なぜ美輪さんは髪を黄色にしているのか
ご本人の答えは、黄色というのは和の色、なごみの色。
金運がよくなるといわれる色だから。
髪を黄色にして以来、平和な気分でお金に困ることなく暮らせるようになったんだとか。
…意外と俗な理由に拍子抜けしてしまった
ちなみに黄色にする前は紫、グリーン、ショッキングピンク、オレンジ、ブルー。
はたまた一度に七色の虹に染めたこともあったという。

最後にこの4冊には内容のダブリがときどき出てくる。
たとえば 「美意識」の向上 と この世の「正負の法則」。
美輪さんが訴える「美意識」は、一朝一夕で磨かれるものではないので、
日々の心がけと努力で培っていくしかない…。
もうひとつ、この世の「正負の法則」は、本当にこわい
身をもって経験すると、闇雲に誰かの境遇が羨ましくてしょうがない、
という妬ましい気持をもたなくなるから不思議

また時間を空けて再読するたびに新しい発見があるような気がする。
そんなご本だった。
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