あの小泉進次郎さんが衆院選挙の際に着用していたスカジャンが有名になり、
地元・横須賀の町おこしにも一役買っている模様。
昨日もニュースで「新次郎さんが着ると不良っぽく見えないのはさすが」といわれていたな。
このスカジャンの正体は、テーラー東洋の「ローリング タイガー&ドラゴン」。
販売している「ミルウォーキー横浜店」…
気になるお値段は58,000円(税別)となかなかのもの。
しかし取材当時ですでに在庫は残り1着になっており、
メーカーで生産もされていないという。
貴重なスカジャンなのであった※。
横須賀に始まり、横須賀に終わる。スカジャンで始まり、スカジャンで終わる。
大人気の進次郎さんの勝利(当選)は鉄板。
私が行ってる職場でも「進次郎いいいね~♥」
「総理大臣やってほしいよね~」という声をきく。主に中年世代の女性で。
以前は「え~?」と思っていたが、最近はそういう気持もわかるようになってきた。
そう。スカジャンは女性も似合うと思う。
リバーシブルなのもいい。
浅草でも売ってるお店がある。
かねてよりスカジャンいいな、と思っているのだが、
「似合わないからやめろ」といわれ、いまだに買ったことはない…
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ミルウォーキー オンラインショップ
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テーラー東洋 楽天ショップ
※テーラーによれば、終戦後、米兵が日本駐留を記念して、ジャケットに鷲、虎、龍などの柄や基地名、部隊名などを刺繡したのが起源。その後、米軍基地の売店で販売され、「スーベニア(土産)ジャケット」とも呼ばれるように。担当者は「高級感を出すため、絹に似た天然繊維のアセテートが使われていました。刺繡は東洋をイメージしたものです」。
アセテート素材を糸から再現し、特殊技術を要するミシンで職人が一枚ずつ刺繡。急な増産は困難という。
☝☟AERA dot.
ブーム到来! 小泉進次郎のスカジャンはダサいのか…プロの意見は?
より
光沢のある生地に極彩色の刺繡は、昔の暴走族を彷彿とさせる。数年前から巷でブームというが、なぜ?
ファッション評論家の生駒芳子さんが解説する。
「2016年春夏以降、ルイ・ヴィトンやグッチ、ヴァレンティノなどハイブランドのメンズコレクションで、日本発祥のスカジャンを取り込んでブームに火がつきました。これは『ノームコア(究極の普通)トレンド』の反動で現れた、『タッキー(悪趣味・不良)トレンド』の流れと言われています」
ルイ・ヴィトンが店頭にこの年並べた品は約44万円。海外セレブもいち早く着こなした。インスタグラムなどで写真映えすることも、ブームにつながったようだ。
<出陣式では横須賀発祥の「スカジャン」を着て、演説をしました>
選挙戦が始まると、進次郎氏はSNSにこう記し、地元密着をアピールした。事務所側も「流行云々よりも、地域活性化のため」とねらいを説明する。政治家には珍しいスーツとスカジャンのコーディネート。「ダサい」との辛口批評も飛ぶ一方、生駒さんは好意的だ。
「似合っていたし、インパクトがあったと思いますよ。悪趣味・不良トレンドのスカジャンは、遊び心とパワーが本人にないと着こなせない。ファッションは自身の考えや主張を発信するツール。進次郎議員のスカジャンは、何より若い層にアピールできたのではないでしょうか」
悪趣味・不良テイストの服を着ても、「私、失敗しないので」とばかりの手堅い選挙戦。神奈川11区で得票率78%の圧勝だった。(本誌・永井貴子)
※週刊朝日 2017年11月10日号