ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

北本市にある北本自然観察公園で、アオジの番を見かけました

2012年03月19日 | 季節の移ろい
 埼玉県北本市荒井にある北本自然観察公園は、荒川の近くに広がる池や湿地、小川、里山などが点在する里山の自然が保全された、野山の公園です。野鳥観察好きの方が多く集まる公園です。

 いくらかは晴れると期待して、久しぶりに北本自然観察公園に行ってみました。しかし、小雨が時々降る、曇天の日になり、野鳥は木の梢には出てこない天気になりました。

 晴れていると、アリスイという珍しい野鳥を撮影する野鳥観察者の方々が、望遠レンズを付けた高級一眼レフカメラを載せた三脚を多数並べているのですが、この日は数人しかいませんでした。曇天で明るくないために、いい写真が撮れそうにもないからです。

 真竹の薮の中にアオジの番がいました。アオジはホウジロの仲間で、目の周りが黒く、雄の胸の辺りの羽根が黄色みがかっています。

 雄が一度、枝の上に留まって、正面向きの姿を見せてくれたのですが、カメラの焦点を合わせている内に飛び去りました。残ったアオジの雌の後ろ姿です。



 この後にすぐ、竹藪の中に消えました。

 湿地の薮の中にも、アオジの番がいました。アシなどの薮の中で、湿地の地面をつっいています。薮のために、カメラの焦点が合いません。残念ながら背中しか撮影できませんでした。





 よく見かけた野鳥はシジュウカラとコゲラです。シジュウカラは、木の梢の上ばかりでなく、アシ原の根元に潜んでいて、時々姿を見せました。

 コゲラは森や斜面に伸びた木の枝に留まって、コンコンと音を立てて、木の枝をクチバシで突っついていました。野鳥観察者の方が「少し前に、アカゲラが1羽、背の高い木の上部に姿を見せた」と教えてくれました。

 ホウジロも数羽いました。ウグイスも鳴き声だけは聞くことができました。姿は確認できませんでした。水鳥のアオサギが湿地の上を何回か飛んでいました。

 北本自然観察公園の自然学習センターの説明員の方が「水辺にアカガエルの卵がある」と教えていただきました。





 このほかに、湿地帯のいくらか水がたまった浅瀬に、メダカがいるとの標識が立っていました。水の中で動くものがいることは分かりましたが、メダカはまだ小さいらしく、姿は見えませんでした。

 カエルの卵やメダカの活動開始は、水温む季節が来ていることを伝えています。