千代田区の皇居東御苑では、早咲きのサクラの花が咲き始めました

　東京都千代田区の皇居東御苑では、カンザクラなどの早咲きのサクラの花が咲き始めています。サクラの木は皇居東御苑の一番奥となる本丸跡の近くに、いろいろな種類のサクラの木が植えられています

　現在、よく花を付けて、参観者の人気を集めているのはツバキカンザクラ（椿寒桜）の木です。





　濃いピンク色の花がたくさん咲いています。ツバキカンザクラは寒桜から誕生した派生種のようです。例年ならば、2月下旬から花を咲かせるそうです。

　ツバキカンザクラの近くで花を咲かせているのは、カワヅザクラ（河津桜）の木です。2本ある内の1本が二分、三分咲きで咲き始めています。



　カワヅザクラは花が華やかで美しいので人気があります。

　カワヅザクラは、本家の静岡県の伊豆半島の河津町でもようやく満開になったそうです。今年の冬の寒さで開花が約3週間ほど遅れたそうです。

　いくらか離れた場所に植えられているカンザクラ（寒桜）の木はやや花期を過ぎた感じです。いくらか咲き終わった花が目立ちます。





　ヒヨドリが花の蜜を吸いに来ています。メジロは見かけませんでした。

　カンザクラの木の近くに植えられたカンヒザクラ（寒緋桜）は濃いピンク色の蕾を多数付けています。



　カンヒザクラの花はまだ咲いていません。

　3月20日の春分の日（お彼岸）を過ぎ、早咲きのサクラの木の花がやっと咲き始めました。3月末には、皇居東御苑のあちこちに植えられたソメイヨシノ（染井吉野）の花が咲き始めるそうです。やはり確実に暖かくなっているようです。