ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

日本経済新聞紙に連載された、コラム「政と官 細る人財 1」を拝読しました

2018年09月21日 | 日記
 2017年9月17日に発行された日本経済新聞紙の朝刊一面に掲載されたコラム「政と官 細る人財 1」を拝読しました。

 このコラム「政と官」シリーズは、日本の政治を支える官が疲労し、限界を迎えていることを丹念にリポートしている出色の出来映えの解説です。

 この「政と官 細る人財 1」の見出しは「はびこる慣習 衰えゆく組織」です。その象徴は厚生労働省の現場です。医療、年金、雇用などの重要政策が集中する国会の厚生労働委員会では、法案審議が停滞していると伝えます。この理由は一般の方から見ると複雑な事情です。

 この9月17日の日本経済新聞紙のWeb版である日本経済新聞 電子版では見出し「政と官 細る人材(1) はびこる慣習 衰えゆく組織」と伝えています。



 この見出しは、かなり深刻な厚生労働省の実態を伝えています。

 この記事は、厚生労働省の労働基準局の現場では、この6月に過労死につながりかねない長時間労働が続出した。安倍晋三政権が重視する働き方改革関連法の国会審議が山場を迎えていたためだ。なんと、働く人の健康を守る役割を負う同省は「強制労働省」と呼ばれているそうです。この事実は困った事実です。何とも皮肉な事実です。

 この不合理な事実の根源は、労働政策をまさに担当する現場の担当部署で「官僚哀史」ともいえる過酷な働き方がはびこっています。その理由の一つは、『決裁は紙で』という古い意識が残るためだ」うです(改革するのも大変な仕組みです)。

 この『決裁は紙で』の実態は、厚生労働相などの国会答弁に向けての準備では、担当課の係長が原案をパソコンの文書作成ソフトで作成し、印刷して、担当課長に渡します。その担当課長は修正の赤字を手書きで入れて、係長に戻します。その修正を反映したプリントアウトを、担当局長など5人を経てやっと出来上ります。国会の委員会審議があると、大臣官房だけで1日に1万枚以上の紙を印刷するそうです。

 国会答弁を、厚生労働相などの大臣が担当するため、その裏方の役人は「丁寧にその答弁内容を準備する」必要があるからです。大臣などに答弁内容を理解してもらう”ご進講”です。

 この結果、厚生労働省が国会に提出した裁量労働制に関するデータにあった1000件異常値を見逃し、国会で野党から追及されました。

 この結果、自民党の行政改革推進本部では、厚生労働省の分割案が浮上しました。その経緯は次回に・・。

 厚生労働省の役人(従業員)には、働き方改革が必要になっています。皮肉な事態であり、事実です。

富山市婦中町上轡田にある富山県中央植物園では、フヨウの花がたくさん咲いています

2018年09月21日 | 旅行
 富山市婦中町上轡田にある広大な富山県中央植物園の入り口の近くでは、フヨウの花がたくさん咲いています。

 広大な富山県中央植物園を駆け足で散策した話の続きです。

 入り口に近い部分に、フヨウ園があり、フヨウの花がよく咲いています。アオイ科フヨウ属の落葉低木です。





 このフヨウの大きな花にはクマバチなどが来て、蜜を集めています。

 さらに、入り口の外側には、サルスベリの木が多数、植えてあり、サルスベリの花が迎えてくれる仕組みです。







 富山県中央植物園から、富山市内を北西に移動し「白鳥城跡」などがある城山公園・呉羽山公園に上がりました。

 この「白鳥城跡」は、中世からの山城跡で、越中守護代だった神保長職が上杉謙信の越中侵攻に備えて築いた城だそうです。そして1585年(天正18年)に羽柴秀吉(豊臣秀吉)が佐々成政を攻めた「富山の役」の際には、本陣を置いたといわれています。

 ここからは、立山連峰が望めるそうすが、この時は曇り空で見ることができませんでした。

 北側の富山湾側はいくらか見ることができました。富山湾の海岸近くに大きな橋がかかっています。





 その手前には、よく見ると新幹線の高架線路が左右に伸びているのが見えています。

この城山公園・呉羽山公園の森陰では、ムラサキシキブの実が色づいています。



 富山市内では、富山ライトレールの車両を見かけました。

 また、富山県内を通るJR西日本の旧北陸本線が、あいの風とやま鉄道の鉄道路線に変わっていることを知りました。

 このあいの風とやま鉄道の鉄道路線は、2015年(平成27年)3月14日の北陸新幹線長野駅・金沢駅間の開業と同時に、第三セクターの鉄道事業者に移管されました。

 この鉄道路線は、石川県河北郡津幡町の倶利伽羅駅と新潟県糸魚川市の市振駅を結ぶ鉄道路線です。

 その新潟県糸魚川市の市振駅から東側は、えちごトキめき鉄道という第三セクターの鉄道事業者が運営する鉄道路線です。やはり平成27年3月14日に開業しています。
 
 糸魚川市の市振駅から直江津駅までは日本海ひすいラインという路線です。

 その日本海ひすいラインを走る車両です。朝晩の混雑時は2両編成で、昼間は1両編成のようです。





 あいにくの薄曇りの天気のために、日本海ひすいラインの背後に見える日本海の海の色合いは今いちです。





 北陸新幹線の開業によって、富山県・新潟県内の旧北陸本線は、JR西日本から経営分離されて第三セクターの鉄道事業者に移管されていました(まったく気がついていませんでした)。この結果、地元の住民には、いろいろと不便なことが起こっているようです。