仙台市青葉区八幡にある伊達家を守る大崎八幡宮に、数年ぶりに立ち寄りました。
仙台市市街地の外れにある大崎八幡宮(おおさきはちまんぐう)は、住宅地に囲まれて周囲からは、一見あまり目立ちません。しかし一度、境内に入ると、大きな立派な杉木立の並木があり、荘厳な雰囲気です。
あまり外側からはあまり目立たない神社ですが、本殿、石の間、拝殿の三つの社殿は国宝に指定されています。
入り口の鳥居を通って杉木立の中を少し進むと、杉木立の奧に見えるのは、「長床」と呼ばれる拝殿に入る“ゲート”のような建物です。
その奥に、拝殿があり、拝殿の奥には「石の間」があり、その奥に「本殿」があります(拝殿にも入ったことはありません)。本殿、石の間、拝殿の三つの社殿は一体の建物だそうです。
「権現造」形式の社殿は、伊達政宗が寄進して、建てたものだそうです。桃山建築の粋を凝らした絢爛たる社殿です。
この大崎八幡宮は、伊達家にとって重要な神社です。元々は、坂上田村麻呂が宇佐神宮を鎮守府胆沢城(現在の岩手県奥州市水沢区)に鎮守府八幡宮と称して建てたものがルーツです。
室町時代に当時、奥州管領であった大崎氏が鎮守府八幡宮を本拠地(現在の宮城県大崎市)に遷したため、大崎八幡宮と呼ばれるようになったそうです。
そして、伊達正宗は、その大崎八幡宮を仙台市の“乾(戌亥・北西)天門”の鎮めとして、現在の地に移しました。
これによって、伊達家は鎮守府八幡宮を守るという役目を持つ家系をアピールすると同時に、征夷大将軍だった坂上田村麻呂につながる由来と、「八幡様」という源氏の流れを引いている家系であるとアピールしたようです。この見方は、司馬遼太郎さんが書いた「街道を行く」の仙台市編の受け下りです。
長床の横にある小さな神社の前には、ヤエザクラ(八重桜)が花を咲かせています。
参道の杉木立に加えて、本殿、石の間、拝殿の三つの社殿は立派なスギの大木に囲まれています。
この背後のスギの大木の鎮守の森は、野鳥がたくさん鳴いています。ヒヨドリやシジュウカラが目立ちますが、夏鳥なども探すといそうな雰囲気でした。
仙台市市街地の外れにある大崎八幡宮(おおさきはちまんぐう)は、住宅地に囲まれて周囲からは、一見あまり目立ちません。しかし一度、境内に入ると、大きな立派な杉木立の並木があり、荘厳な雰囲気です。
あまり外側からはあまり目立たない神社ですが、本殿、石の間、拝殿の三つの社殿は国宝に指定されています。
入り口の鳥居を通って杉木立の中を少し進むと、杉木立の奧に見えるのは、「長床」と呼ばれる拝殿に入る“ゲート”のような建物です。
その奥に、拝殿があり、拝殿の奥には「石の間」があり、その奥に「本殿」があります(拝殿にも入ったことはありません)。本殿、石の間、拝殿の三つの社殿は一体の建物だそうです。
「権現造」形式の社殿は、伊達政宗が寄進して、建てたものだそうです。桃山建築の粋を凝らした絢爛たる社殿です。
この大崎八幡宮は、伊達家にとって重要な神社です。元々は、坂上田村麻呂が宇佐神宮を鎮守府胆沢城(現在の岩手県奥州市水沢区)に鎮守府八幡宮と称して建てたものがルーツです。
室町時代に当時、奥州管領であった大崎氏が鎮守府八幡宮を本拠地(現在の宮城県大崎市)に遷したため、大崎八幡宮と呼ばれるようになったそうです。
そして、伊達正宗は、その大崎八幡宮を仙台市の“乾(戌亥・北西)天門”の鎮めとして、現在の地に移しました。
これによって、伊達家は鎮守府八幡宮を守るという役目を持つ家系をアピールすると同時に、征夷大将軍だった坂上田村麻呂につながる由来と、「八幡様」という源氏の流れを引いている家系であるとアピールしたようです。この見方は、司馬遼太郎さんが書いた「街道を行く」の仙台市編の受け下りです。
長床の横にある小さな神社の前には、ヤエザクラ(八重桜)が花を咲かせています。
参道の杉木立に加えて、本殿、石の間、拝殿の三つの社殿は立派なスギの大木に囲まれています。
この背後のスギの大木の鎮守の森は、野鳥がたくさん鳴いています。ヒヨドリやシジュウカラが目立ちますが、夏鳥なども探すといそうな雰囲気でした。
約400年前の江戸時代初めに、仙台藩は、藩主伊達政宗の命令によって、支倉六右衛門常長をリーダーに「慶長遣欧使節」を派遣します。伊達政宗はグローバルな視点を持つ大将だったようです。
たぶん再建・再現でしょうが、最近は探さないとありません。
仙台藩が財力があった証拠です。
那須塩原から今度は関東を飛び出して、奥州遠征ですか(^^)。
仙台は何度か泊まったことがあるのですが、朝早く出発するので市内の名所など行ったことがありません。
あっ、青葉城だけは最初に来た時に行ったことがありました(^^;)。
大崎八幡宮はこんなに立派な神社なのに、名前すら初めて聞きました。
神社はあまり被写体にならないことが多いので・・(^^;)。
おはようございます。
コメントをいつもお寄せいただき、ありがとうございます。
この大崎八幡宮は立派な境内ですが、仙台市民(最近は市町村合併で郊外が増えました)もあまり知らない方が増えているようです。
この大崎八幡宮は伊達家の正統性をアピールする神社です。
本音を本文にも少し書きましたが、この鎮守の森は野鳥がたくさんいます。
次回は青葉城編です。ただし、天守台にはいっていません。広大な青葉城の大手門付近が気にいっています。
うっそうとした社寺林
立派な社殿
そこに咲く桜。
写真でちゃんと伝わりました。
コメントをいつもおよせいただき、ありがとうございます。
この大崎八幡宮のある八幡から少し東側の平らな部分には、寺町でお寺が多く、お墓が並びます。確か、江戸時代の三大奇人といわれた林子平のお墓などもあった・・(記憶曖昧です)。
この寺とお墓は、この方向から他の藩に攻められた時に、墓を倒して障壁をつくるとの話を伺ったことがあります。
仙台平野は平らなので、攻め込みやすい地形です。ただし、仙台城は広瀬川という天然の濠と青葉山という天然の崖に守られ、難攻不落だったことと想像しています。