ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

埼玉県志木市の指定有形文化財の村山快哉堂に立ち寄りました

2013年02月13日 | 日記
 埼玉県志木市中宗岡にある明治時代の店舗の保存建物「旧村山快哉堂」(きゅう・むらやまかいさいどう)で開催されている吊し雛祭りを見学しました。
 
 柳瀬川が新河岸川に合流する箇所にある、いろは親水公園の中に旧村山快哉堂が保存されています。この旧村山快哉堂の裏に、柳瀬川が新河岸川に合流する地点の水鳥の観察施設があると聞いたので、行ってみました。その帰りに、志木市指定有形文化財の村山快哉堂に立ち寄りました。

 この旧村山快哉堂では、ちょうど、つるし雛祭りが開催されていました。







 つるし雛は、元々は静岡県東伊豆町の稲取温泉などで行われていた雛祭りの飾りだそうです。

 旧村山快哉堂は、今風にいえば、製造・直販の薬屋の店舗です。その証拠が、1階の屋根に掲げられた看板「中風根切薬」です。右から左に読む「ちゅうふうねぎりやく」という漢方薬の名前です。



 この店舗では、「中風根切薬」や「分利膏(ぶんりこう)」「正齋湯(しょうさいとう)」などの各種の家傅薬(かでんやく)を製造し販売していたそうです。村山家は、創業以来、平成5年(1993年)まで七代にわたって薬屋業を営んでいました。

 この店舗は、明治10年(1877年)11月に建築された木造二階建ての土蔵造りの店蔵(みせぐら)です。元々は志木市本町の通りに面して商売をしていましたが、平成7年(1995年)に解体され、平成13年(2001年)に、移築されて保存されました。

 帰り道に、シナノマンサクの花が咲いている側を通りました。



 もうすぐ春が来る予感がします。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
稲取温泉 (鉄子)
2013-02-13 08:04:10
つるし雛の本家の稲取温泉の飾りは豪華です。一度はご覧ください。
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お雛さま (紅組)
2013-02-13 17:33:49
3月のお雛さまは春を呼ぶ感じがします。
春よ来い!です。
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漢方薬の名前 (スワローテール)
2013-02-15 14:52:57
村山快哉堂がつくって販売していた漢方薬の名前が「中風根切薬」とのことに、妙に納得してしまいます
明治時代には、人気のある薬だったのではと思いました。
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