ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

京都市左京区にある京都府立植物園では、ジュウガツザクラの花がまだ咲いています

2016年12月29日 | 旅行
 京都市左京区下鴨半木町にある京都府立植物園では、ジュウガツザクラの花がまだ咲いていました。

 京都府立植物園の中にある“桜林ゾーン”では、3月ごろから咲き始める早咲きのサクラの木などが植えられています。様々なサクラの木が植えられています。
 
 その“桜林ゾーン”では、背丈があまり高くないジュウガツザクラ(十月桜)の木が花をまだ咲かせています。



 同様に、フユザクラ(冬桜)の木も花をまだ咲かせています。





 このジュウガツザクラとフユザクラは、それぞれ秋に小振りな花を咲かせる“マメザクラ”系の木です。

 さらに、近くにはヒマラヤザクラの木も花を少し咲かせています。



 このヒマラヤザクラの木は、葉がかなり出ていて、花がしぼみ始めています。

 春に咲くサクラの木が主に植えられている“桜林ゾーン”では、秋咲きのサクラの木が少し植えられていました。

 京都府立植物園の中には、全国の植物園の中でも、規模が大きいツバキの木々を集めた椿園があります。

 しかし、この椿園では、ツバキの木はほとんど花を咲かせていませんでした。花を少し咲かせ始めていたのは「菊冬至」という札が立っているツバキです。



 これに対して、京都府立植物園の各地には、サザンカ(山茶花)の比較的大きな木が、園内のあちこちで花をよく咲かせています。



 “桜林ゾーン”近くにある小さな池では、マガモのオスが水面を進んでいます。



 オオバンも水面を進んでいます。



 うっそうとした落葉樹の木々には、野鳥が来ています。偶然、出会ったのは小さなキツツキのコゲラでした。





 京都府立植物園の中にあるうっそうとした雑木林などでは、いろいろな野鳥が飛び交っていました。

 なお、京都府立植物園に早咲きのサクラの花を見に行った話は、弊ブログの2016年3月29日編をご参照ください。

京都市右京区にある大覚寺が面している大沢池の湖畔を散策しました

2016年12月28日 | 旅行
 京都市右京区嵯峨大沢町にある大覚寺を訪ねた話の続きです。五大堂の東側に広がっている大沢池の湖畔を散策しました。

 大覚寺の入り口から一度外側に出て、塀沿いに歩いて、大沢池のほとりにでます。

 大沢池は、京都市右京区の田園地帯に位置しています。北側は低山の雑木林に囲まれています。



 大沢池には、オオバンやカイツブリが多数、水面を泳いでいます。

 水中に潜る動作を繰り返しているカイツブリです。



 オナガガモがすいすいと水面を進んでいます。



 船着き場の上では、ヒドリガモの番が休んでいます。強い陽光を浴びています。



 大沢池から数キロメートル東側には、有名な広沢の池があります。

 毎年、年末になったころには、広沢の池では、蓄えた水を抜き、コイを穫る作業に入ります。その水抜きの作業のまっ最中でした。



 その水を抜かれて干上がっている広沢の池の池底にはアオサギが点々と立っています。互いに距離を置いて立っています。



 このほかに、ダイサギとコサギもいくらかいます。

 羽根を広げて、少しステップしながら前方に移動するアオサギです。何を目指した動作かは、分かりません。





 少しステップしながら前方に移動するので、足跡が残っています。
 
 アオサギやダイサギなどは、干上がった池の底でエサを探している様子です。

 広沢の池の湖畔に立つ木々には、エナガとシジュウカラの混群がやって来ました。

 エナガは約20羽程度来ています。エナガは枝から枝と小まめに動きます。うるさいほどさえずっています。





 シジュウカラも同様に動き回ります。冬に備えて、エサを求めて動き回っています。

京都市右京区嵯峨大沢町にある大覚寺では、イカルの群れを観察しました

2016年12月27日 | 旅行
 京都市右京区嵯峨大沢町にある大覚寺に行って、イカルなどを観察しました。

 大覚寺は正式には「旧嵯峨御所 大本山 大覚寺」という由緒ある古刹です。

 年末ということで、宸殿(しんでん)には、白、青、緑、黄、赤の五色の幕がかかって、お正月を迎えるモードになっています。この幕は「五正色幕(ごせいじきまく)」「五間色(ごけんじきまく)」と呼ばれる特別な行事向けのものです。





 勅使門も厳かな感じです。



 一番奥にある五大堂の東側は、大沢池に面しています。大沢池はのどかな風景です。



 五大堂の東側には観月台が設けられています。その観月台からは、大沢池越しに上る名月が観賞できます。

 この観月台には、茅の輪(カヤで作られた大きな輪)がもう準備されています。一般的には正月から六月までの半年間に設けられ、輪をくぐることで汚れを祓い、幸運を招くようです。



 実は、大沢池に面した観月台は野鳥観察のポイントにもなっています。

 大沢池の畔に立つ大きな木の上に、イカルの群れが来ています。



 イカルは20羽ほどいて、木の上部でよく鳴いています。

 観月台近くの別の木の葉陰の中にも、イカルが留まっています。





 宸殿の裏側に立つ巨木には、ツグミが1羽、留まっていました。



 大覚寺の周辺は、京都市の北側ののどかな自然が感じられる田園地帯です。

京都市のCastell ado Paulo(カステラ ド パウロ)で、ポルトガル菓子をいただきました

2016年12月27日 | グルメ
 京都市上京区御前通にあるCastell ado Paulo(カステラ ド パウロ)に行って、ポルトガル菓子をいただきました。

 このポルトガル菓子店の店主のパウロ ドゥアルテさんは、ポルトガルの菓子を日本に伝えたいとの思いから2015年に京都市に、カステラのルーツなどのポルトガルの菓子の店を出しました。

 今回は、お薦めの“カステラの食文化比較セット”と“ポルトガル菓子のセット”を注文しました。

 “カステラの食文化比較セット”は、日本のカステラのルーツになったバンフォローの中の「ミーニョ地方のバンフォロー」「ベイラ地方のバンフォロー」「カステラ」の3点が載っています。



 下側の四角い直方体が日本のカステラです。実際には、パウロ ドゥアルテさんが長崎市の松翁軒(1681年創業)で修行し、ポルトガルのリスボン市郊外で菓子店を開き、日本のカステラを伝えました。この辺の経緯の話はテレビ番組で拝見しました。そして、今度はパウロ風カステラを京都市に出店し、ポルトガル菓子の販売をはじめました。カステラなどを持ち帰りできると同時に、お店で食べることもできます。

 画像の上側の容器に入っている菓子は「ベイラ地方のバンフォロー」です。バンフォローもポルトガルの各地方によってそれぞれ違いがあります。

 向かって左側は、「モーニョ地方のバンフォロー」です。

 それぞれ、それほど甘くありません。上品な、あまり甘くないカステラ風です。

 “ポルトガル菓子のセット”は、ナタ(下側)とマミーニャシュ(左の奧)、プディンデジェーマ(右の奧)の3点です。



 ナタはパイ風の生地を折ったものに、トロリとしたクリームが入っています。

 マミーニャシュは、小麦粉を使わずに卵黄と砂糖だけでつくったバフ(?)に、卵黄クリームを挟んだものです。

 プディンデジェーマは、卵黄だけでつくった濃厚なプリンです。

 どれもあまりしつこくない甘さと味です。

 この菓子の3点セットに、コーヒー(ポルトガル風?)を頼みました。

 パウロ ドゥアルテさんと奥さんのトモコさんが2015年に京都市内でお店を開いたことを伝えるテレビ番組を以前、見ました。それがきっかけで、今回、実際に行ってみました。

 お店は北野天満宮の鳥居のすぐ近くです。まあまあの混み具合いで、すぐに席に座れました。

 だいぶ前に、スペインの都市(どこか忘れました)にあったお菓子屋で、カステラのルーツ風を買い求めました。これは蜜系で濡れていて、かなり甘かったです。
 
 16世紀にポルトガル宣教師が日本に伝えた菓子のパォンドローは、日本でさらに進化し、現在のカステラになりました。その進化に、ポルトガル人のパウロ ドゥアルテさんは驚きました。

 パウロ ドゥアルテさんは、日本で独自に高度に発達したカステラを知り、長崎市の老舗の松翁軒で日本のカステラづくりを学び、リスボン郊外でカステラなどのお菓子を出すお店を始めました。

 そして、2015年から舞台を京都市に変えて、ポルトガルのお菓子店を始めたそうです。

京都市上京区馬喰町にある北野天満宮は、合格祈願の方々で賑わっています

2016年12月26日 | 旅行
 京都市上京区馬喰町にある北野天満宮では、初詣の準備が進んでいました。

 鳥居から山門に向かうと、山門には、年の干支である酉(とり)の大きな絵馬が飾られていて、初詣に向けての準備が進んでいることを感じました。



 その酉を描いた絵馬の部分のクローズアップ画像です。



 本殿には相変わらず、お参りをする方が次々と願いごとをしています。



 その後、本殿の裏にある摂社・末社側に向かうと、その側にある絵馬掛所には、受験生の方々が絵馬を奉納するために、並んでいました。まさに受験シーズンの出来事でした。

 また、本殿や摂社・末社側の周囲には、ウメの木が多数、植えられています。

 その中の1本のハクバイ(白梅)の木に、白い花が咲き始めています。全部で10数輪の花が咲き始めています。




 
 境内に多数植えられているウメの木の中で、花を咲かせているのは、この1本だけです。

 今回は、北野天満宮の本殿の西側にある疏水が流れる斜面にある史跡御土居(おどい)を見る・確認することも、主な目的の一つでした。

 20数から30数メートル程度の深い谷があり、その斜面に生えているカエデの木などがよく整備されています。

 いくつか残っているカエデの葉の紅葉した残りです。



 ウメの木やツバキ・サザンカなどの木々もよく手入れされ、巧みに配置されています。

 この史跡御土居は紅葉の時期だけに公開され、中の散策を楽しめるそうです。しかし、ウメの木などがあり、実際には四季折々に楽しめそうです。本殿と摂社・末社側の西側にある崖の上の茶屋(たぶん)までは、1年中立ち入ることができ、上から眺めることが可能なようです。

 訪れた時も、植木職人・庭師の方々が手入れをしていました。

 なお、北野天満宮では毎月25日に縁日が開催されます。12月25日の今年最後の縁日は、1年を締めくくる縁日という意味の「終い天神」です。正月飾りや食材などを買い求める多くの方々が来て、賑わいます。