ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

長野県大町市にある居谷里湿原の南半分では、ミズバショウは白い包を咲かせています

2018年05月12日 | 旅行
 長野県大町市平稲尾にある山麓に囲まれた居谷里湿原では、小川の下流側ではミズバショウはまだ白い包を咲かせています。

 長野県天然記念物に指定されている居谷里湿原((いやりしつげん))は、南北方向に細長い湿原です。幅約130メートル、長さ約1.5キロメートルの広さです。周囲を豊かな森の山麓に囲まれています。



 周囲の山麓から流れでた雪融け水は、北側から南側に流れて行きます。このため、北側では、ミズバショウ(水芭蕉)はもう本葉を出していますが、南側では、ミズバショウは少し遅れて咲いたようで、まだ白い包を出しています。







 南側では、キュウキンカ(立金花)もまだ黄色い花をたくさん咲かせています。







 居谷里湿原の小川が流れている草原・湿原部分には、野鳥はあまり飛んできません。シジュウカラが枝から枝へと動き回ります。



 居谷里湿原は、木崎湖の東側の山の中に位置しています。

 木崎湖のさらに北側にある青木湖の湖畔からは、晴れていれば白馬三山(しろうまさんざん)が望めるのですが、この日は途中から曇天になり白馬三山(白馬岳、杓子岳、白馬鑓ヶ岳)は残念ながら厚い雲に隠されていました。



 雲のすき間から見える白馬三山の山頂部は白く冠雪しています。

長野県大町市平稲尾にある居谷里湿原では、ミズバショウは本葉を出しています

2018年05月12日 | 旅行
 長野県大町市平稲尾にある山麓に囲まれた居谷里湿原では、ミズバショウなどが咲いています。木崎湖の東側の山の中にあります。

 長野県の天然記念物に指定されている居谷里湿原(いやりしつげん)は、南北方向に細長い湿原です。幅約130メートル、長さ約1.5キロメートルの大きさです。



 周囲のなだらかな自然林が繁る山麓に囲まれ、居谷里湿原の中を小川は北から南に向かって流れています。



 居谷里湿原を囲む山麓の木々も、若葉を伸ばし、新緑の色合いを強めています。

 今年4月の暖かい天候によって、居谷里湿原の上流に当たる北側の湿地では、ミズバショウ(水芭蕉)は包が枯れかけ、緑色の本葉が大きく育っています。



 いくらか南側(小川の下流側)では、白い包が咲いているミズバショウもあります。



 ザゼンソウ(座禅草)は、花期を終えています。

 黄色い美しい花のリュウキンカ(立金花)も南側の湿地では、花期を過ぎて大きく育っています。

 北から南に向かって進んだ真ん中辺りでは、リュウキンカの花がまだよく咲いています。





 居谷里湿原を囲む山麓の自然林の中で咲くヤマザクラの木も花期を終えつつあります。

 この山林の中から、アオゲラかアカゲラの大きなキツツキが木の幹を突っつく、ドラミングの音が何回も響き渡りました。

 北西側の山麓は、スギなどの人工林ですが、南下すると途中から自然林の山麓になります。



 この自然林の山麓では、野鳥がよく鳴いています。

 シジュウカラやヤマガラの群れが時々、周囲の自然林から、湿原の中に生えている木の枝に出て来ます。

 飛び回るヤマガラです。



 期待した野鳥のノジコには、出会うことができませんでした。鳴き声が美しい野鳥が遠くで鳴いていたのですが・・

 自然林の山麓では、チゴユリが咲いています。



 居谷里湿原は、例年に比べて4月が暖かかった影響で、ミズバショウやザゼンソウは花期を終えつつあります。

長野県安曇野市にある烏川渓谷緑地では、お目当ての夏鳥のオオルリに出会いました

2018年05月11日 | 旅行
 長野県安曇野市堀金烏川にある長野県営の烏川渓谷緑地で、お目当ての夏鳥のオオルリを観察しました。

 北アルプス山系の常念岳(じょうねんだけ、標高2857メートル)と蝶ケ岳(ちょうがたけ、標高2667メートル)を水源とする烏川(からすがわ)の渓谷の平野部への出口付近に烏川渓谷緑地の自然観察用の遊歩道が設けられています。

 烏川は烏川渓谷緑地を西から東に向かって流れ下っています。この烏川渓谷緑地には、毎年5月連休ごろに、夏鳥のオオルリが立ち寄る地域として有名です。

 例年ならば、オオルリは烏川の流れ付近で育っている新緑の木々に留まります。枝で花が咲き、昆虫が来ているからです。



 オオルリがここに留まると、その姿を見つけやすいのですが・・。

 しかし、今年の4月の温暖な天候のためか、今年は大きな木々が並ぶ、うっそうとした日陰の暗い斜面に2羽のオオルリのオスが出て来ました。







 斜面に生えている低木の枝に留まり、周囲を眺めています。









 近くにいた野鳥観察愛好家の方々によると「オオルリのメスも近くにいた」とのことでした。このメスには出会えませんでした。

 烏川に流れ込む支流沿いに咲いていたヤマツツジです。



 烏川渓谷緑地の駐車場近くで咲いていた園芸種のツツジの花です。



 烏川渓谷緑地では、木々の新緑がどんどん深まっていきます。

長野県安曇野市にある烏川渓谷緑地の烏川上流では、常念岳を眺めました

2018年05月10日 | 旅行
 長野県安曇野市堀金烏川にある長野県営の烏川渓谷緑地は、野鳥や山野草などの自然観察地です。ここに行った話の続きです。

 北アルプス山系の常念岳(じょうねんだけ、標高2857メートル)と蝶ケ岳(ちょうがたけ、標高2667メートル)を水源とする烏川(からすがわ)の渓谷沿いの平野部への出口付近に烏川渓谷緑地の観察用の遊歩道が設けられています。

 烏川は烏川渓谷緑地を西から東に向かって流れ下っています。烏川の上流側に向かって山道を上ると、北西側にそびえている常念岳が見えてきました。



 さらに、山道を上がると、ヤマザクラの木かどうかは不明なのですが、白い花をたくさん咲かせている木がありました。



 近くでは、野生のフジの花も咲いています。



 また、野生化したツツジ(このツツジは元は園芸種)が咲いている場所がありました。



 木の枝から、雄花あるいは雌花の房が垂れています(この房はクルミの雄花だそうです)。



 いくらか森陰では、チゴユリが花を咲かせています。





 烏川に流れ込む、支流の沢の流れです。水量が豊かです。



 この支流の流れに近い岩陰に、野鳥が顔を少し出しています。



 たぶん、オオルリのメスです。

 烏川の渓谷の厳しい斜面に立つ大きな木の上で、オオルリが鳴いています。

 斜面に立つ木々のすき間から見えたオオルリです。



 かなり背の高い木の上にオオルリは留まっています。逆光なので、モノトーン画像になっています。

(追記)中程にある木の枝から垂れている房は、「クルミの雄花だ」と、植物にお詳しいブロガーのkazuyoo60さんからご教授いただき、本文を修正いたしました。



長野県安曇野市にある長野県営の烏川渓谷緑地では、カワガラスを見かけました

2018年05月09日 | 旅行
 長野県安曇野市堀金烏川にある長野県営の烏川渓谷緑地は、野鳥や山野草などの自然観察地です。

 北アルプス山系の常念岳(じょうねんだけ、標高2857メートル)と蝶ケ岳(ちょうがたけ、標高2667メートル)を水源とする烏川(からすがわ)の渓谷沿いの平野部への出口付近に烏川渓谷緑地の観察用の遊歩道が設けられています。

 比較的下流側にある吊り橋からは、山頂部がまだ冠雪している蝶ケ岳を遠くに眺めることができます。



 蝶ヶ岳を遠くに望む烏川渓谷緑地の上流側の山麓は、木々の緑が濃くなって、夏山の景色に向かっています。

 この吊り橋から烏川の流れを見ていたところ、渓流の中の石にカワガラスが飛んできて留まりました。





 残念ながら逆光のために、このカワガラスの身体の羽根の色は黒く見えています。本当は茶褐色です。

 烏川渓谷緑地の遊歩道を歩き始めると、ゴヨウアケビでなないかと思われるツルに咲く花を見かけました。





 運良く、花を丁度よく咲かせています。

 烏川渓谷緑地の遊歩道からは、雪融け水が流れる烏川の流れがよく見えます。水量豊かです。



 烏川渓谷緑地内では、さまざまな山野草などが育っています。木々が繁った森陰では、ラショウモンカズラが所々で咲いています。



 斜面では、かなり育ったヒトリシズカが花を咲かせています。





 スミレ(種類は不明)が花を咲かせています。



 さまざまな山野草が春を謳歌しています。