2015年2月4日~6日までの3日間 パシフィコ横浜展示ホールで
テクニカルショーヨコハマ2015 が開かれた
神奈川県下最大級の工業技術・製品総合見本市(第36回工業技術見本市)
この見本市のあることをテレビで知った
未来につながる新たな技術~580社・団体の企業がパシフィコ横浜に集結!!
これは大変勉強にもなる~面白そうだ~現在の工業技術を見れるチャンスだ~
行って見よう~
今日はとても良いお天気で
パシフィコへの途中に桜木町駅より汽車道を通って・・・桜並木はまだ硬い花芽ばかり
ぷかり桟橋からベイブリッジを見て・・・天気が良いので遠くまで見れた
事前登録しておいたので受付で短時間に済んだ
「ビジネスソリューション分野」・「生産分野 加工技術/機器 装置 部品」・「環境・エネルギー」
「産学公・企業間ネットワーク分野」 に分けて展示されている
入って右側にNavi大賞受賞会社が出展している
左側には「横浜ものづくり」のコーナーがある
横浜市中小企業新技術・新製品開発促進助成金交付対象企業や
横浜市販路開拓支援事業認定企業など多くがこのコーナーに入っている
かといって特別見たいものがあるでなし、何でも見てやろう~気分でブースを見て回る
おや~と目に付いた
プラスチックの丸いケースに小さなアルミの扇風機が入っている
「きれいですね~」と話しかけると 「これは部品2個で出来ています」との返事
扇風機のモーターとその下の部分が1個、カバーのついた羽の部分が1個で
2個の部品をネジ止めで繋ぎ合せています との説明だ
胴体の部分はまだ理解出来るにしても、扇風機の羽の外に網状(針金状)のカバーが
着いたままで加工で出来ているって?
当社の3次元ソリッドCAD/CAMシステムで加工されていますとの話しだ
この会社は「コダマコーポレーション㈱」で、システムを作っている会社で
社内の加工機で製作して実証したシステムを提供しているそうだ
現物の大きさが分かるようにノートPCの前に置いて撮った
「ブログに掲載して会社の宣伝をしてくれるのはあり難いですよ~」って了解を得た
ブースに居たのは女性の方でしたので、扇風機のカバーの内側の羽の部分の
加工の方法などについての説明は聞かれなかった
頂いたカタログには、
「高精度な2軸・穴あけ加工、3軸加工、旋盤、複合加工、同時4/5軸加工を
カバーするオールマイティCAD/CAMシステム と書かれていた
現在の加工技術の一端を垣間見た気がした
また別のブースで
ステンレスの酸化発色のサンプルだそうだ
ステンレスを酸化させることで、光の干渉によって美しく発色して見えます
・干渉色による色調で見る角度によって色が微妙に変化する
・塗料のように色がはがれない
・色あせが無い 錆びにくい
などの特徴があるそうだ 装飾品のサンプルが沢山置いてあった
サンプルと並んでおいてあった説明書
新潟県燕市小池 ㈱中野化学
各ブースでは実演やサンプルが置いてあって説明員がそばにいる
見て回っているといくら時間があっても見飽きない~
へぇ~ と思って立ち止まってサンプルを手に取って見た
タングステン製ルアー(スプーン)だそうで、鮮やかな小魚そっくりでした
ブースの上には展示区分けの大きな垂れ幕があった
ステンレススプーンに窒化チタン(TiN)をコーティングした見本として並べていた
きれいで硬いので磨耗しないキズもつかないとの特徴があるそうだ
また、ピンセットでつかんで虫眼鏡で見れるような小さなバネまで作っているメーカもあった
この小さなバネは、一眼レフの手振れ防止に使われているとの話であった
知らない部品や製品が日常生活に役立っていることも多い
背丈が30cm足らずの小さなロボットがブース間をヨチヨチ歩きながら
色々なポーズをとって会場を和ませていた
今日は展示最終日であったが、まだまだ続いているようであった
時間が許せばもっと見て居たかった
自動車や電気製品の見本市のような派手さは無いが
今日見た中小企業の製品や加工技術が現代の
身近な製品の製造を下支えているのが現状だ
今回の展示ブースには横浜市をはじめ神奈川県下のメーカや
川崎、小田原、秦野、綾瀬、大和、厚木などなど県下の多くの
商工会議所がブースを纏めていた
更に、遠く長野や新潟、鹿児島からの出展には驚いた
とても参考になる見本市であった
2015、2、6 パシフィコ横浜
テクニカルショー ヨコハマ2015 にて