2015年7月20日(祝日 海の日) 念願の 『浜降祭』(はまおりさい) を見る事ができた
『 暁の祭典 浜降祭 2015 』
茅ヶ崎市と寒川町の各神社の神輿39基が茅ヶ崎西浜海岸に勢揃いする
午前5時頃一番神輿が練り歩きながら祭典会場に入場する
続いて各神輿が順次入場し、39基すべてが7時までに入場が終わる
小田急江の島線の始発に乗って、藤沢でJRに乗り継ぎ茅ヶ崎駅に6時前に着いた
茅ヶ崎駅南口より臨時シャトルバスが10分間隔で出ていて、6時のバスに乗れた
バスは満員で乗り切れない人が長い列を作っていた
終点のバス停「さざん通り南」で下車、浜降祭への人の行列について行った
会場の入口に着くと既に沢山の人出にビックリ~既に神輿も並んでいた
左が浜降祭の会場図 右が神輿の列位表
(クリックすると大きく表示されます)
会場ではこれから入場する神輿が練り歩いていた
相模湾の海の方向を向いて一列に並んでいる神輿はさすがに圧巻である
会場内は担ぎ手と見物人でごった返している
早朝に神社からこの会場まで担いできたのだろうか寝転んでいた
並んでいる神輿の裏側に回って撮った
7時に浜降祭合同際が開式 太鼓の合図で会場が広く開けられ
雅楽の音が流れ、西の方より緋傘に入った斎主、神官の行列が続く
神輿と神社旗がたなびく中を一列縦隊でみこしへの神餅品が
手渡しで進められます (並んだ神官によるさながらバケツリレーのようだ)
祝詞奏上がなされ役員一堂頭を垂れて聞き入っています
会場の周囲に多くの人垣が出来て、中の様子を撮るのに大変苦労した
浜降祭の一部始終を J:COMが全国テレビ生中継
すぐ近くの大きなスクリーンにも映し出されていた
アナウンスで式典の終わりが告げられ 午前8時 神輿発輿
初めに鶴嶺八幡の神輿が発ち、次々と続く
お神輿の周りを人が取り囲み、砂浜は人で埋まってしまった
幸いに小さな石垣の上に立つことが出来て撮影出来た
ドッコイ~ドッコイ~の掛け声と共に大きな神輿がゆらゆらと進む
(祭や神輿の規模は、先日見た江の島天王祭の神輿の比ではない)
お天気も良くなり青空になった
神輿が海の方に向かっている~ ここからでは面白くない 浜辺へ行こう
近づこうとしたが大変な人垣で近づけない
カメラを両手で差し上げてブラインドシャッターを切ったがやはり良く見えない
今日は波が高いので、波打ち際を練り歩いているようだ
肝心の禊のところが撮れないで困ったなぁ~
ふと左手を見ると、テトラの波消しのところで海に入っている
あっちの方がいいや~ あっちへ行こう~ 急げ急げ
人を掻き分けやって来たが、こちらも大混雑~神輿は海の中でもみ合っているようだ
見物人の多くははカメラを持ち上げ撮っている
結構深い所まで行ったもんだ~ 神輿が傾きかけた
後の方から、危ない~危ない~の声がする
神輿が傾いて沈みかけている 担ぎ手は首まで海に浸かっている
危ない~~沈みそうだ こんなの見るのは始めてだ
大観衆も「危ない~」の大きな声を張り上げ、目の前の神輿に釘付けだ
テトラポットの上からでは様子がよく分かっただろう
あのポイントは良さそうだ 順光で全てを見下ろせるポイントだ
よそ見している間に神輿が沈んでしまったようだ
見ている大観衆に緊張感が走る
他の神輿は引き上げていく ここからは沈んだ神輿は見えないがどうなったか~
わぁ~と どよめいて大拍手!! 引き上げられたようだ~安堵した
この大観衆は今の一部始終を固唾を呑んで見守っていた
それぞれに、無事で良かった~良かった~との表情だった
沈んだ神輿の辺りを、人の安否を気遣って海中にもぐって探したようだ
探しているみたいとそばで話している
テトラにいる人が両手で頭の上で円をかいた 大丈夫のようだった
暫らくして担ぎ手も観衆も引き上げていった
神輿も大観衆も引上げて行った後にはいつもの静かな浜辺に戻った
先ほどまで目の前で繰り広げられていた絵巻の興奮がゆっくりと平常に戻った
打ち寄せる白い波の向こうに
中腹に雲のかかった富士山がうっすらと見えていた
茅ヶ崎 浜降祭は県の無形民俗文化財
及び
かながわのまつり50選に指定されている
2015、7、20 祝日・海の日
茅ヶ崎浜降祭にて