2016年7月31日(日) 昨日の藤沢駅北口での遊行ばやしや秋田竿燈に続いて
今日は時宗総本山遊行寺境内にて盆踊り大会が行われた
【 藤沢宿・遊行の盆 】
遊行寺の総門やいろは坂には既に灯りが点いていた
6時からの盆踊りを楽しもうと次々にやってくる
にわか雨が予報されていたが、すっかり晴れ上がりモクモクと白い雲が湧き上がっていた
盆踊りに先立ち主催者の挨拶の後、満97歳になったという遊行74代他阿真円
法主がやぐらに上がり、オリンピックを楽しみに元気でと知事さんと約束したと
笑顔で挨拶された 先に挨拶した誰よりも大きな元気な声が印象的だった
時間になって大きな輪になって盆踊り唄に合わせて踊りだした
先程まで大イチョウの足元でたむろんでいた方達が
待っていましたとばかりに加わり更に大きな輪になって踊りだした
やぐらの上での踊りを手本に見ながら輪に入って俄かに踊りだす人
踊りの輪が二重~三重と大きくなった
ご年配の方々もこの盆踊りには元気出して踊らにゃ~損損~って
ここでカメラを構えているだけで次々とシーンが変わっていく
盆踊りの夜には白と赤がとてもお似合いだった
こうして眺めていると始めから踊っている方や途中から輪に加わって
行く方~踊っている方は殆ど女性ばかり~ 元来女性は踊りが好きなんだね~
おっとあぶない~今朝の雨の水溜りがあった 濡れるところだった
良~く見るとやぐらの提灯や踊り手がトワイライトの空をバックに
きれいに映っていた
時間が経つにつれて観衆が増えて踊りを取り囲んでいた
楽しい唄に合わせて、踊っている方も見ている方も
華やかな夏の夜のひと時を楽しんでいるかのようだった
時間を見計らいながら帰ることにして、総門を出て振り返ると
沢山のちょうちんが総門や人々を照らしていた
昨年もこの盆踊りを見たが
今年もやって来て盆踊りの楽しい雰囲気を楽しませていただいた
遊行寺の門前町として栄えた藤沢は、江戸時代には東海道の
宿場町として発展した 古の雰囲気を残す遊行寺を後にした
( 参考 )
他阿真円(たあしんえん) : 時宗法主・遊行74代
総本山遊行寺57世 大正8年生まれ 今年97歳
著書:捨ててこそ人生は開けるー「苦」を「快」に変える力
2016、7、31 撮影 藤沢 遊行寺にて