「ゲンノショウコ」(現の証拠)、小さい白色の可愛い花~ゲンノショウコ~
草地や道端などに自生するフウロソウ科の多年草 花期は7~10月
花の右下に写っているのは若い果実です
花弁が5枚 雄しべは10本 葯は青紫色 花柱は薄緑色 柱頭は赤色で5裂
下の2個は若い果実で、果実の先に5裂の赤色の柱頭が残っている
花も小さいが果実は更に小さく、探すには花の先には果実が出来ている
果実の基部が膨らみ5ケの種子が入っています
果実、種子や萼、茎にも腺毛が生えています
種鞘が大きくなっています 茎の上には萼、種子、鞘の順です
1本の茎から枝分かれして2本の果実が出来ています
熟すと種を抱き込んだまま果実が裂けてめくれ上がります
またこの様子がお神輿の飾りのようで、別名「ミコシグサ」とも呼ばれているそうです
少し上からの眺めです、5ケのお神輿の飾りが見えます
花柱(果実)が下から裂開して反り返って種子を弾き飛ばします
種の旅立ちの観点から、実や種に仕掛けをして自ら動いて種を飛ばす自動散布の
仕組みには、乾湿運動と膨圧運動の二つに分けられ、 乾湿運動とはセルロース
などの植物繊維が乾くと縮む性質利用して飛ばす仕組みです
これにはゲンノショウコ、タチツボスミレやカラスノエンドウなどがある
小さな植物が子孫繫栄の為の技には感心させられる