食品虚偽表示問題。
もともと阪急阪神ホテルがメニュー表示と違う安価な食材を使って、客を騙して高価な金額をとって食べさせていたことが発覚。社長の謝罪会見から始まった。
あの社長記者会見で「虚偽表示、偽装とは性質がことなり「誤表示」であるとやたら強調していた。その言い訳は全く理解できなかったがー世間に叩かれとうとう社長を辞任したとか?
ところが
その後にじゃんじゃん同じ偽装問題が発覚。毎日毎日どこかのレストラン、ホテルで問題発覚。社長の会見が続いている。
これじゃ、阪急阪神ホテルの出崎社長が辞めたのは早過ぎだったことになる。後に続いている「虚偽」会社の社長はだれも辞めていない(と思う!)。もう謝罪会見が日常になって見るのも飽きてきた。
だから今問題が出ている企業では責任取る必要がないと肌で感じているのだろう。「どこでもやっていることだから」と。
地震やいろんな災害が起きるがこういう非日常の際にも日本人は冷静に対処し、だれも不道徳を犯すようなことはしない・・・ということで世界の賞賛を浴びてきた。
しかし、今行われている虚偽表示は明らかに「詐欺」だ。客を騙して不当な金額を取っているのだから、とんでもない犯罪だ。
極端にいえば鰻屋が鰻が採れないので味付けや醤油ダレで偽装してヘビでも食わせるようなこととは違うだろうか?似ているもので対価が安いものを客を欺いて食べさせているのだからー
熊本でも最近県内では超一流のホテルのレストランでやっていたことが発覚。水俣病世界会議が開かれた場所。私達が街に出る時に楽しみにしている食事場所。それも妻の大好きなエビ。
やっぱり、日本はもう一度「近代化」の意味について考え直すべき時が来たと思う。福島原発も大きな壁=ネックになっている。水俣出身者としていうのだが、汚染された海にシートを被せ、潮で洗われて沖に流れないようにしたからといって水俣は「完全にコントロールされてる」と言える???
地下何百メートルの深さの貯蔵場所を作ったからといって、厚いコンクリートの被い=ドームですっぽり包み込んだからといって「終わった」と言える?