おやままさおの部屋

阿蘇の大自然の中でゆっくりのんびりセカンドライフ

澤田ふじ子の「はぐれの刺客」と志水辰夫の「待ち伏せ街道」

2015年11月02日 07時28分37秒 | 読書


昨夕、中学の同窓の友が訪ねてくれた。

水俣からよくゴルフにこの遠い阿蘇まで車を飛ばしてやってくる。

昨日は長男とその舅をつれてのゴルフだったらしい。

友は息子やその舅まで連れて・・・と遠慮したが無理やりあがらせた。

家への引っ込み線までやってきて車がなかなかやって来ない。おかしいな」と
思ったら、すぐ近くで知らないお爺さんが車の車輪を脇の畑に落としていた。
お客様なのだが彼らはすぐ直行し、落とした車の救助をしていたのだ。

私と妻は振り出していた雨の中作業している友人に軍手と傘を持っていく。

近所に人にも救援を求めて苦労して何とか救出良かった

さて彼らを3人を家にあげて、お茶をしながら昔話に花を咲かせた。

彼らが帰ってから思った。「友遠方より来るまた楽しからずや」たとえゴルフの
序でも、嬉しいものだ。



澤田ふじ子の『はぐれの刺客』を読了。

ストーリーはシンプルで主人公には3人の幼馴染の親友がいる。その内、一人の友の
妹を主人公が好きになって互いに愛を確認していた。

ただし封建時代の特性である身分制度の桎梏によって二人は別離を余儀なくさせられる。

相手は3人の内の友の家へ。3人とも部屋住みではあるがそれぞれの家の身分に相違があ
って、親が縁談を決めてしまったのだ。逆らえないー

そして、主人公に不幸が訪れる。ある日、城下に大泥棒の集団が大商家を襲う。
情報がもたらされた時、主人公は腕に自信があるので一目散に現場に駆け付ける。

そして、出会った泥棒を相手にとうとう3人とも切り殺してしまう。

お城はこの事件を強盗集団をやっつけたーと主人公を賞すると思いきや、逆に蟄居の処分。
生きて捕えるべきだったのに残忍にも殺してしまった・・・

実は城下の武士たちの誰も情報が来ていたにも関わらず賊を恐れて近寄らなかったというのにー

それで彼は脱藩、出国してしまう。

何年か後、親友は江戸へ出る。地元に残ったその妻=主人公憧れの人は悲運に出合う。

親友の親父が読めを横恋慕してとうとうその操を奪ってしまう。そして辱めを受けた
妻は首をつる。

ここまでは超特急で読み進めた。

ここから結末まで一気に進む。・・・・

この後が実に簡単、あっさりと終わってしまう。「あれっ!!?」って感じでディエンド。

作品は全体的に面白かったけど最後が出版社にせっつかれたのか余りにも急ぎ過ぎた。
残念


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