おやままさおの部屋

阿蘇の大自然の中でゆっくりのんびりセカンドライフ

商品価値と値段

2010年07月10日 13時14分47秒 | 日記
朝靄が深い。山が見えない。太陽はこの靄の奥深く微かに姿が見える。

私の書斎にはエアコンがない。暖房には専用の小さな石油ストーブを入れているので、これで十分。なにしろ建築する際、断熱材を自分入れた。二枚重ねにしたので、大丈夫。しかし、予算の関係で電気の配線まではしてもらったけれど、冷房のためのエアコンは入れなかった。
それでも殆ど間に合っていたのだが、この数日の暑さにはとうとう音を上げた。

それで、昨日、扇風機を買いに「町」(といっても高森町という小さな町でホームセンターが2軒あるだけ)に出た。そのKという全国チェーンのホームセンターに入った。チラシで確認している。1000店舗作った記念の安売りで、30cmリビング扇風機が1480円。帰って組み立ってたら、静かで言い風を送ってくれる。バッチグーだ。

私の部屋にはもう一つ自慢の文明機材がある。湯沸しポット、最近ケトルというらしい。ネーミングが頭の薄くなった親父族には禁句なのだろうが・・・
このケトルも量販店で買った。値段驚くなかれ999円也

昨日はホームセンターでついでに肥料を買った。苦土石灰、化成肥料、油粕など。一番高いのが化成肥料、そのもっとも安い8-8-8を20kg、1480円。これが扇風機と同じ値段。なにかおかしい不思議な感じ。お百姓さんが生活に苦労するはず。肥料、農耕具、トラクターなどの機械類しして燃料の高騰。今経済は都市生活者を中心に回っているので、こんな矛盾が出てくる。少し考えてみる必要がありそうだ。

芝刈りと虎刈り

2010年07月09日 07時43分53秒 | 日記
梅雨の合間なのだろう、昨日は暑い夏が戻ってきた。標高400m超のこの南阿蘇の土地でも、昨日は猛烈な暑気だった。


天気の時には、元気に働かなくちゃいけない。グータラは体をだらけさせ、命を縮めるだけ。朝、前の晩にラーメン屋に置いてきた車を取りにジョギングの出で立ちで、家を出た。1.6km、しかも下りと平面だけ。たいした運動量ではない。帰りは車だし・・・
ラーメン屋の五分刈りの黒のティーシャツで決めている親父さんに「昨日はご馳走になりました、車持って帰ります」と挨拶して、ボロ車を運転して帰った。

仕事といえば畑仕事ばかりで、家の庭がほったらかしになっていて、芝が伸び放題。しかも芝の中に雑草や竹やらも伸びている。今日は「爺さん芝刈りをしなくちゃあー」と電動の芝刈りで刈りはじめた。ところがこの機械が言うことをきかない。すぐ切れるのだ。3万何ぼもしたのに、調子悪いぞこいつ!といじくっていると、5枚の刃に刈り取った芝やら雑草やらが幾重にも蒔きついている。これが原因だなと電源を切った上で慎重に蒔きついている草を取り外す。何ヶ月も刈っていないので、芝が5cm位伸びている。芝刈り機といっても、この負荷はしんどい筈ー。しっかり手入れして再び作業開始。今度はうまく行った。芝の長さを最長の25mmに調節して刈って行く。同時に妻が草刈り機を肩に担いで、果樹を植えているところを中心に雑草と格闘中。電動芝刈り機と自動草刈機、使用者が男女反対のような気もするがそれは錯覚というものここはスルーしなければならないところ

夫婦共同作業の甲斐あって、若干ザンギリ頭のようになったが、梅雨時、そしてこの暑さ、髪いや芝は短い方がいい

そういえば私の髪の方も伸びっ放し。妻が「もともと見苦しい顔なのに、髪までぼさぼさ伸ばしていたらそれこそ浮浪者よ」とのたまう
「もう学校へ行くことないのだから、ちょっと長くして、キムタクみたいにしようと思ってね」
「何ってるのよ、キムタクもう髪短いわよ
流石、芸能評論家、よく「事情」を知っている。

私の髪は結婚して一度も床屋、パーマ屋でカットをしたことがない。常に妻が散髪をしている。これは経済なのかおしゃれなのか何なのか今では理由判然としないがーはじめは虎刈りになることもしばしばだったが、最近では結構腕を上げた。
どうも山ノ神にこちらから頭を下げて、「お願いします」と頼まなくちゃいけないみたいだ。実を言うとこれが面倒臭いのだ。
大学生の頃は吉田拓郎を気取って、「僕の髪が肩まで伸びて、君と同じになったら」と伸ばしていた。若きあの頃よもう一度と伸ばしてみるかなあ

仕事の後の生ビールはサイコウ!!

2010年07月08日 08時37分37秒 | 日記
今、朝靄の中に日が昇っている。昨日と同じように今日も「暑い夏」だろう。

昨日は久しぶりの天気なので、気合を入れて畑の仕事に打ち込んだ。先ずは草取り。雑草があっという間に伸びてくる。ボーとしていると、どれが作物やら雑草やら判別できないような雑然たる状況をきたす。大きく伸びたやつの方が引き抜くのに容易いということもあるだろうが、そこは美意識の問題。畝と畝の間は三角方という便利な道具で根っ子から削ぎ取るのだ。そして集めた雑草はスコップで畑の一角に穴を掘って埋める。いつか分解されて土に返るはず。
作物の中で育った雑草はいちいち引き抜かなくっちゃならない。腰を折り曲げて移動していくので腰痛持ちには辛い。

これをやった後、落花生が密集しすぎているようなので、もっと間隔をあけてやって自由闊達に勢いよく育って欲しいと間引いて、別の場所に移した。落花生も去年は失敗している。さあ今年はどうかー。ようやく花がついてきたところ。これが地面に落ちて、地中にあのピーナッツの実をつけるのだ。

午後の昼寝1時間の後、じゃがいもを掘った。「きたあかり」という品種2畝を道具を使わず手で掘っていく。すでに梅雨の間に茎葉は落ちてしまっている。次々に掘り出していく。指先に当たるジャガイモの感覚。大きくはないけれど、2畝でコンテナ3分の2くらいになった。冷暗な場所に保存しなければならない。だれか尋ね人があれば掘りたてのじゃがを差し上げることできるのだがー。最近は皆仕事や家事やなにやらかにやら忙しいらしく誰も来ないので、仕方ない茹でてバターでもつけって喰おうっとー。ビールに合うのだなこれが・・・
あっ、ビールだ、夏はビールだ。(冬でも毎日飲んでるくせに)生ビール、ジョッキでグイーっとやる爽快感は比肩する物は他にない
これは銀座で韓国料理で一杯やっている妻
一瞬の思考の油断が呼んだ「生ビール」への思念というか恋慕というか渇望というものがこの日は頭に取り付いて離れなくなってしまった。何しろ暑い。虫を避けるために長袖、長ズボンの作業服を着用し、前掛けをして顔には日焼け止めを塗り、首筋にはタオルを巻いて、麦藁帽子を被ってその上に防虫網。ちょっと他人様には見せられないすっごい格好でやっているのだ。出る汗の量は半端なものじゃない。頭からバケツの水を引っ被ったような汗、「汗」もしたたるいい男。

我慢できずに、「おーい、今夜は近くのラーメン屋で生ビール飲もうか」と妻に誘いを掛けてみた。さあ、なんて言うか?ちょうど妻も花壇の世話をしていたので、暑さには平行しているところの筈。もしかしたら乗ってくるかもしれない。しかし、無職、失業保険で食っている身、財政緊縮を宗としなければならない。「馬鹿言ってじゃないよ」と一笑に付されるかもしれない。確かに近くといっても、ここから1.7キロ離れたところにあり、二人とも飲むので帰りをどうするのか重大問題なのだ。参議院選挙よりも重要なのだ。車を置いて街頭もないいつ南阿蘇牛に出合うかマムシに合うかわからない暗い道を歩いて帰らなければならない。しかし、冷静な判断よりも喉の渇き知性よりも、食欲が上回ったようだ。妻、一言。「そうね、行こうか」

ということで昨晩は、私は生中ジジョッキ3杯、焼酎1杯、妻は生中ジョッキ2杯飲んで、いい頃加減で、ふらふらした足取りで帰った。ちょん!ちょん

霧の向こうに

2010年07月07日 07時29分29秒 | 日記
霧が世界を覆っている。その霧の向こうに太陽の姿が見える。おぼろげながらでも太陽が見えたのは久しぶりだ。おはよう、お陽さん!って感じ。



随分雨が降った。


離れ書斎を建てたけれど、一つだけ課題が残っている。
軒下に雨樋まではつけたのだが、その雨水を浄化槽までパイプを通して流すところまでしないといけないのだが、財政がついていかなかったので、それは宿題にして、簡易的な方法で雨水を処理している。それはなかなかいいアイデアと自負していることでもあるのだが、段差1m20cm~180cm位下に借りている畑がある。ここにパイプとホースを使って、水を落とし、その受け皿としてプラスティックのベビー風呂桶を置いている。雨が降ると、屋根から雨樋とパイプを伝って下に落ちて風呂桶に集まる仕組み。野良仕事の際にこの水は十分の働きをするのだから、今のところ一石二鳥。
どこからか「ブーイング」が聞こえる。

しかし、大雨の時には、風呂桶では間に合わず、水は畑へ。これが畑に被害をもたらすのだ。この水の流路にあったゴマの低い畝が水に没したのだろう。芽が出たばかりだったゴマが流された。

やはり、水はきちんと排水溝(地下埋設)から浄化槽に集める必要があろう。見た目にも悪いし、なんだか貧乏臭いし・・・。やっと落ち着いたので、自分で設置しようと決意した。昨日お世話になったUさんが強く勧めてくれる。パイプ20m、エルボー、ジョイントなどを昨日発注した。
よしやるぞーっ

夜明けは近いのか、遠いのか

2010年07月06日 19時22分00秒 | 日記
朝は予報どおり晴れていた。

小物入れの3段の引き出しの一番下だけが押しても引いても動かなくなっているので、今日は木工でその修理と意気込んだ。ところが、なかなかうまくいかない。困った時には木工の達人Uさんに頼むしかない。家の2軒先、Uさんは一人で大きな家を建てたばかり。さらに今年は駐車場と木工の作業場を自分で作られた。定年退職されてから、南阿蘇に土地を購入され、ここに別荘としての家を自分で作ろうと4年掛けて今年やっと完成したばかり。和風の温泉宿みたいなつくりで私の家よりも大きい。実に器用で、木工が大好きなのだ。彼の影響で私も一通りのDIY道具は買ったのだが、下手はどう足掻いても下手!
鉋(かんな)を使い、ノミを駆使し、電動かんな、ペパー(サンドペーパー)様々な道具を導入して、時間はかかったが見事に修理。三拝九拝の感謝で帰宅。

昼からはわが家の大工仕事があるので、今日は畑は休み。
実は日曜日に大工さんが炊事場のフロアーを45cm四方切り取って、蓋を取りつけ地下収納庫を作ってもらった。但し、基礎のコンクリの上に敷くスノコは自分で作るという宿題を仰せ付かったのだ。取り出し口の対角が50数cmになるので長さ1m、幅50cmのスノコを2個作って地下で並べるとちょうど1m平米のスノコができる。こう単純計算して、材木を切り揃え、作り上げた。それも苦手ないちいち巻尺で計りながら、切ったりネジで取り付けたり、汗だくになって2個見事に仕上た。そして、天敵防腐剤を口に幾重にもマスクをして、手にはゴム手袋で用心深く塗り上げた。これもほぼうまくいった。

天日で防腐剤を乾かし、妻が買い物に行っている隙に、完成したスノコを地下に入れてみた。
                ・・・・・・・・

確かに計った通り、対角線の長さ以内の幅なので、スムーズに入っていく。「いいぞ、この調子!」と思った瞬間、問題発生。長さが1m。余すところ20cm位で痞(つか)えるではないか。どうしても最後まで入らない。悔しい
すでに2個完成しているのだ。途中から切るしかない。妻を驚かそうと思ったのだが、買い物から帰ってこの状況を見て取った彼女、あっさり「やっぱりあなた下手ね」だって。がーん。返す言葉が見つからなかった。