菅義偉について語る言葉はない。言葉のほうが拒否している。
安倍晋三氏が東京オリンピック・パラリンピックについて「歴史認識などで一部から反日的ではないかと批判されている人たちが、今回の開催に強く反対している」とコメントしたという報道がなされている。本当にこの人どうにかしてほしい。
そもそも安倍氏はどういう人を「反日」と言っているのだろうか。日本に厳しいことを言う日本人が「反日」なのだろうか。そういう日本人を、日本人としての誇りを大切にしたいだけであり、一番の愛国者である。そういう人に「反日」というレッテルを貼って批判しようとしている人間が、元総理だということが本当に恥ずかしい。
安倍氏はモリカケサクラ問題で、日本の政治を嘘で塗り固められたものにしてしまった。この国では権力者が何をしても「国家」が守ってしまうのだ。対ロシア外交では北方領土問題で歴史的大敗北を喫し、対米外交ではトランプべったりであったため今後苦労することが目に見えている。オリンピック開催問題では2年延期案を退け、自分の自民党総裁3選のために1年延期をごり押しした。こいつこそ日本をダメにした張本人である。
安倍晋三氏こそが「反日的」存在である。
米国務省が日本については国内外の業者が外国人技能実習制度を「外国人労働者搾取のために悪用し続けている」として問題視しているというニュースが流れていた。
私の住んでいる山形県でも、最近多くの外国人の労働者が働いている。山形県はベトナム人が多いそうである。少子高齢化で労働者不足に陥っている日本にとって外国人の労働者は必要であり、閉鎖的であった日本にとってこれはいいことのように思っていた。
しかし外国人技能実習制度は非熟練労働者受け入れのための制度になっており、低賃金で単純労働をさせるための方便になっている危険性もあるのである。これは人身売買と言われてもおかしくない制度なのだ。
米国務省は日本の外国人技能実習制度では政府当局の監視強化などが必要だと報告者に明記しているという。
少子高齢化に日本は苦しめられている。だからと言って発展途上国の人々をだますようなことをしてはいけないのは当然である。疑われるようなことは絶対にしてはいけない。
ドラマ『ドラゴン桜』は楽しく見ましたが、残念な部分もありました。それはストーリーが雑だったということです。
そもそもあんなに簡単に東大に入れるはずがありません。東大に入るためにはそれなりの持って生まれた能力が必要です。どんな人間でも東大に入れるわけではありません。しかも勉強方法も安直で特別なものではありません。スタディサプリで勉強させるというのも、「リクルートの宣伝か」と思ってしまいました。
とは言え、これはドラマなので、この程度の誇張があっても目くじらを立てるようなことではありません。
問題なのはドラマの展開が雑すぎて無理があったということです。降ってわいたような学園売却自体が無理があります。それはいいとしても東大に5人入ったら理事長が辞任するというのも設定が無理です。そして学園売却が失敗するのもこじつけにこじつけを重ねて、最後は隠し撮りという安直すぎるものでした。さすがにお粗末です。ドラマの展開自体がいい加減というのは、作品の質がひどいということです。
最終回に豪華なゲストが出るということで視聴率が高くなりました。視聴率が高かったということで、ネット記事は称賛の嵐です。「勝てば官軍」という雰囲気です。
しかしここまで雑に作ってしまったドラマをそこまで称賛していいのでしょうか。雰囲気に流されているだけではいけないような気がします。雰囲気に流されて正しい評価がなされなければ、安易な方向に流れてしまいます。
言うべきことは言っておくことは大切なことです。しかしそれができない世の中になっているような気がします。