今回から、東近江の古代関連施設や神社等を訪問順に紹介する。尚、訪れた先々はココをご覧願いたい。初回は「栗東市歴史民俗資料館」である。
残念ながら、展示物の写真撮影はロビー以外は禁止されていた。しかし上砥山の山ノ神祭祀場を再現した展示物は、是非にと思い了解を得て、此れのみ写真撮影させて頂いた。その写真は次回紹介したい。
何点かの石造物が展示されていたが、上掲の写真のみ紹介する。民俗資料館前には、明治初年の農家が展示されていた。
旧中島家住宅と呼ぶようだが、居室は田の字配置になっており、昔の農家の居室配置とおなじであろう。尚、同じ建屋の中に牛小屋がある。屋並びの小屋の牛小屋は、60数年前の子供のころ見た覚えがあるが、同一建物内の牛小屋を見るのは初めてである。
ハエに悩まされたとも考えるが、建物の柱や梁は煤で真っ黒、中には黒光りしている様子がうかがわれる。竈や囲炉裏の煙でハエが寄り付かなかったとも考えるが、果たしてどうか?
<了>