<続き>
引続き、代表的な遺跡の遺物を紹介する。
〇黒宮大塚墳丘墓
今回は弥生末から古墳時代にかけての黒宮大塚墳丘墓の出土遺物を紹介した。この吉備を中心として出土する特殊器台が、古墳時代に至り円筒埴輪として、大量につくられることになった。
吉備の弥生時代の土器は、壺や甕類を除き器台や台付の高坏の類が多い。盆や膳の類ましてや卓栿台(ちゃぶだい)、食卓など無い時代に於いて、衛生観念が相当発達していたと思われる。なんとなれば皿や碗を地べたに直接置いていないことによる。これについては後日考察してみたい。
<続く>
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