世界の街角

旅先の街角や博物館、美術館での印象や感じたことを紹介します。

シタディーンの中国正月イベント

2018-02-24 08:34:52 | マレーシア

今年の中國正月は2月16日であったが、当地では長い期間祝うようである。KLの天后宮では3月2日まで春節祭りを開催しているとのこと。

そのイベントを昨2月23日に行うと、シタディーンからインフォメーションがあった。開催は10時からとのこと。丁度10時にロビーに降りると準備たけなわ。これでは10時スタートは無理であろう。獅子団員は手持無沙汰で開始の合図を待っている。

10時半になって漸く、中国獅子舞がスタートした。

玄関の軒下の左右には爆竹、中央にはネギと朱色の祝儀袋が垂れ下がっている。

爆竹がけたたましい。下が一面爆竹の包み紙である朱色に染まる。

写真左の獅子が、そのネギと祝儀袋を咥え食べる仕草をしている。

いよいよロビーに入るところ。

ロビーでは昔の馬蹄銀に似せたお菓子を口にくわえ、辺りかまわず投げ散らす。

黄金色のミカンも辺りかまわず投げ散らす。

これらの仕草は福と金運を授ける動作であろうか? 種々のパフォーマンスを見せてくれたが、その一つが次の写真。

ということで、最後に四文字熟語の対聯を口に挟んで、獅子舞は終了した。

立食パーティーの前にユーシェン(魚生)とかイーサンと呼ぶ中国正月料理のパフォーマンスである。刺身入りのサラダ『魚生』は、中国正月の期間に食べられる縁起担ぎの料理というが、中国本土には存在せず、マレーシアとシンガポールの華人のみの習慣のようである。新年の食事として、大皿に盛り着けた食べ物を、大勢で豪快にまぜて食す。それらがテーブルに散らかるほど運気がUPするとか。

食べる前に、プラムソースとピーナッツオイルをかけて、大勢の人の箸でかき混ぜ上から落とす。

その成れの果て。これを小皿にとって食べることになる。生の魚はサーモン。『魚』の発音が『余』と同じことから、吉祥を表し長寿の祈願に重なる。混ぜるときには『ローヘイ』とか『ゴンシーファーチャイ』と声を合わす。いずれも目出度い語句である。その後立食パーティーが始まったが、酒はなし。

いずれもそれなりに美味であった。デザートも準備されている。

ということで、1時間半ほどでイベントは終了した。うろ覚えであるが、マレーシアの華人は20%足らずと考えるが、国として祝日を2日間設定している。マレーシアのマレー人と華人、ひいては中国との結びつきは恐るべし。

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿