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南北朝から唐王朝にかけての金属製品を紹介する。今回は【胡風への憧憬】と【宝玉貴石ー美の集積】とのサブタイトルの展示である。
【胡風への憧憬】
響銅とは銅に錫を加え、蝋型鋳造と轆轤加工によって製作する西方的な合金である。叩くとよい響きがすると云う。「佐波理・さはり」とも呼ばれている。
響銅長頸瓶 南北朝
響銅長頸瓶 南北朝
響銅透彫獣脚香炉 唐
響銅鍍金獅子鎮柄香炉 唐
このような柄香炉(えごうろ)は聖徳太子が持つ孝養像(こうようぞう)があまりにも著名である。
左:響銅胡人走獣文鉢 南北朝 右:響銅塔碗形合子 唐
響銅ミニチュア明器セット 南北朝
【宝玉貴石ー美の集積】
楊貴妃もこのような腕輪で飾っていたであろうか。
<続く>
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