2022.02.20(日)
先日、知人(後輩)より相談があり、そろそろ再雇用期間が満了するので
諸手続き等を教えて欲しいと。
【相談内容(会社員)】
60歳で定年退職、その後、再雇用され、そろそろ65歳の誕生日を迎え
(契約期間が満了)退職となる。
1 退職前後の諸手続きについて
2 再就職は、しばらく休んで(ゆっくり)から考える。
について教えて(ご教示)下さい。
■私も再雇用期間が満了する前は、長年の会社人生から終わり、茫漠
たる人生が始まるのかと、ぼんやりと思っていました。
その時は、やっと仕事から解放され(上司や労務管理、夜間・休日の呼び
出し電話もなく)、まさに出口、心の平安が訪れる入口かなと。
人それぞれ、様々の方はいると思いますが、いずれにしても変化の時です。
■さて、私がお答えした(レポート)を要約すると。
【退職金】
65歳の前に、通常、一般の企業においては60歳定年時に退職金について
選択手続きがあります(企業により異なりますが)。
1 一括で受け取る(退職一時金制度)
2 企業年金で受け取る(退職年金制度)
3 一括と企業年金で受け取る(両制度の併用)
良くWebや本屋、図書館に置かれている雑誌、書籍には、一括受取り
(企業年金は選択しない)で節税する。
そして、預貯金や株式、投資信託、債券、外資投資なので増やす。
と記載されている(推奨されている)。
しかし、私は、年金併用(退職金の半分)の企業年金を選択。
(60歳から20年間、2か月単位で受け取り<所得税を控除されます>)
そもそも、受け取った退職金(様々の支払いを済ませた後)の預金を増やす
すべを知りません、リスキーな事は回避したい。
そうすると定期預金に預ける事しかない(一千万円預けて、1年間の利子は
千円程度)。古き良き時代の郵便預金や社内預金のように5%~8%の利率
は望ません。
それと、長年月例給与で生活をしていたサラリーマン(会社員・自分)には
年金支給(2カ月毎、4/15、6/15、8/15、10/15、12/15、2/15支給)と
企業年金(2か月毎の支給)を月例に置き替え、収入とコストの予実管理
が出来ます(定年後は、奥様に任せず自分ですると家計費が実感します)。
しかし、退職金を一括で受け取り、月々の赤字(不足額)を普通預金から補填
(預金から卸す)する、みるみる預金額が減ってくるのは精神衛生上よくないと
思います。
■ここで、コーヒーブレーク
これからも定年本を本屋や図書館でゆっくり読む機会が増えると思いますが、
本の最後のページ著者を参照して下さい。
大別すると、
出身校は一流の大学で一流の企業に勤め、部長や支店長、さらには取締役
を歴任して、子会社や関連、取引先に再就職(出向退職含む)して、企業の
顧問やコンサルタン(講演料は1回、一コマ(1~2時間)で3万円~5万円)
している方が多いです。
決して、高卒や大卒(一流では・・・)で中小企業に定期採用され定年退職して
年金生活をしている方はありません。
もう一つは、
どこかの大学の教授や退官し、コンサルタンなどやっている方、
「象牙の塔」、一般には世間知らずで独りよがり、机上の空論とは言いませんが
会社員(企業)生活を経験していない方です。
●詳しくは、
○「定年バカ」 勢古浩爾(せこ こうじ) 880円
焦ってはいけない!
定年後こそ青春というバカ、生きがい追求バカ、健康バカ、資産運用に走るバカ、
でも、ちょっと自分にも当てはまる・・・・。
○続、 定年バカ 935円
老後2,000万円? 充実した老後?
そんな定年本にだまされるな!
参照していただくと、定年本の著者を悉(ことごと)く、論破しています。
長くなりましたので、
↓
2に続く。
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