2017年2月27日 河内ダム
河内ダムは三重県鳥羽市の加茂川左支流河内川にある重力式コンクリートダムで、農林省(現農水省)の補助を受けた三重県の事業で1963年(昭和38年)に建設された農地防災ダムです。
加茂川流域では1959年(昭和34年)の伊勢湾台風で900戸近い家屋が浸水被害を被る甚大な被害が発生し、これを受けて加茂川本流の松尾ダムとともに建設されました。
国道167号線の杉ヶ瀬川西交差点から河内川沿いに市道を西進し、第二伊勢道路の高架橋から約1キロ遡上したところに河内ダムがあります。
ダムの天端は車道になっており車両の通行が可能です。
上流側の建物はゲート操作室です。
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天端からみた下流側
通常は堤体下部の穴から水が流下しています。
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防災ダムということで上流は水がたまっていません。
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左岸の崖を下り堤体の下流に下りることができました
手前は副ダムです。
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堤体直下から写真を撮ることができましたが撮影ポイントの少ないダムです。
松尾ダム、河内ダムの建設後も加茂川流域では大きな洪水被害が発生しており、現在河内ダムの下流に三重県により洪水調節と不特定利水を目的とした鳥羽河内ダムの建設が計画されています。
1305 河内ダム(0851)
三重県鳥羽市河内町
加茂川水系鳥羽河内川
F
G
24メートル
78メートル
鳥羽市
1963年