2017年3月19日 八幡谷ダム
八幡谷ダムは兵庫県篠山市の東端、京都府及び大阪府との府県境近くにある灌漑用アースダムです。篠山川沿岸土地改良事業計画の一環として兵庫県のかんがい排水事業で建設された4基のダムの一つで1973年(昭和48年)に竣工し、完成後は篠山川沿岸土地改良区が管理を行っています。
ダム湖周辺は兵庫県立の『ささやまの森公園』になっており、遊歩道や散策路が整備されているほか、里山体験を学べる体験学習プログラムが用意されています。
篠山市中心部から国道372号線を園部方面に東進し国道173号線と交差した先で『ささやまの森公園』の標識に従って市道を南下すると八幡谷ダムに到着します。
まずは堤体直下へアプローチ
下流面との間に小さな地山を挟んで右岸に洪水吐があります。
さらに下流から
洪水吐からの導流路に取水設備からの底樋吐口があり河川維持放流が行われています。
上流面はコンクリートで補強。
右岸洪水吐。
天端は車両通行可能。
天端から。
ダム湖
ダム湖の奥に『ささやまの森公園』活動拠点施設があります。
さらに公園の奥は京都府及び大阪府との府県境です。
(追記)
八幡谷ダムは洪水調節容量を持たない利水ダムですが、治水協定により台風等の襲来に備え事前放流を行う予備放流容量が配分されました。
1492 八幡谷ダム(0877)
兵庫県篠山市川原
北緯度分秒,東経度分秒
DamMaps
加古川水系籾井川
A
E
27.5メートル
103メートル
千㎥/千㎥
篠山川沿岸土地改良区
1973年
◎治水協定が締結されたダム