2021年11月21日 春遠第1ダム
春遠(はるどお)第1ダムは高知県幡多郡大月町春遠の貝ノ川川水系家ノ谷川に高知県土木部の事業で建設予定の多目的重力式コンクリートダムです。
1994年(平成6年)に建設省(現国交省)の小規模ダム補助事業を活用した春遠生活貯水池ダム事業の建設実施計画調査が着手されましたが、バブル崩壊以降の社会状況の変化や公共工事見直し機運が強まる中、国交省による検討対象ダムとなります。
2012年(平成24年)に家ノ谷川への春遠ダム建設及び左右の支川に分水堰を設け導水トンネルで春遠ダムに導水する案で事業継続が決定しました。
その後の再検討により2021年(令和3年)に家ノ谷川に多目的ダムである春遠第1ダム、左支川の谷の奥川に流水型治水ダムである春遠第2ダムを建設する1事業2ダム案に計画変更され、2022年(令和4年)からの春遠第1ダム本体工事着工が決定しました。
訪問時は本体工事に先駆け取り付け道路の路面改良が行われていました。
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ちょうどコンクリートの硬化中
このため、ダム建設地点まで立ち入りできません。
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高知県土木部所管のダムとしては2024年(令和6年)竣工予定の和食ダムに続く、新ダム建設となります。
3239 春遠第一ダム
高知県幡多郡大月町春遠
貝ノ川川水系家ノ谷川
FNW
G
31メートル
112メートル
630千㎥/600千㎥
高知県土木部
1994年春遠ダム実施計画調査着手
2021年ダム計画変更