演劇書き込み寺

「貧乏な地方劇団のための演劇講座」とか「高橋くんの照明覚書」など、過去に書いたものと雑記を載せてます。

闇の中の赤い馬

2020年05月06日 11時38分20秒 | 読書

ミステリーランド第3回配本の竹本健治の作品。
あらすじは講談社BOOK倶楽部から

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聖ミレイユ学園で神の怒りとしか思えない悲劇があいついだ。ウォーレン神父は校庭の真ん中で落雷に遭って焼け死に、さらにベルイマン神父が密室と化したサンルームで、人体自然発火としか考えられない無残な焼死体となって発見されたのだ。
「汎虚学研究会」はみんなからキョガクの連中とよばれる、ちょっと浮世離れしたメンバー4人で構成されている。部長は僕、室井環。中でも好奇心のかたまり、フクスケは女ホームズと化し、ワトソン役に僕を指名した。ベルイマン神父の死は殺人に違いないというのだ。僕は夜ごと見る、狂った赤い馬の悪夢でそれどころじゃないのだが……。

最近は共学のミッション校も増えてきたようですが、2004年当時はまだ少なかったはずで、ネットのレビューでも共学校にしないで欲しかったという、意見が多かったです。
話としては気楽に読めましたが、小学生向きではないです。動機やトリックも甘いし、ツバサくんという美少年の描写が足りません。
高校生が気楽に読む話としては、いいかもしれませんが、だとするともう少し描写が細かいほうがいいのかな。
熱く語っているブログがあったので、興味のある方はこちらもどうぞ。

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