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歌う介護士

看取りをしたご入居者から「あなたの声は癒される」と。お一人一人を思い浮かべながら、ずっと歌い続けています。

愛の妙薬

2007-07-26 22:00:19 | Weblog
来年用にアンサンブルに取り組みます。
コンサートでは、楽しいオペラの方が良い!
歌うほうはなかなか喜劇の雰囲気を出すのが難しいのですが。(笑い)

オペレッタ、と言うメンバーもいましたが、これこそ難しい!
お世話係の特権で、却下!(笑い)
実は、私が苦手なんです。


先日出演の団体の事務局をしていた人が降板するというメール。
メインキャストを歌えないで事務局だけだと、
手を引いてしまう人がほとんどです。

オーデイション方式をとると、これまでメインで出演していたアマチュアが出られなくなったり、遠慮したりしてしまいます。
応募してくるのは、役を得たいセミプロ。
演奏内容は上がるかも知れませんが、団体の色はなくなります。
指導者も毎回変化し、良い面悪い面のどちらが勝つか?

私は、演奏レベルもあるけれど、何より楽しく練習したいなあ。
だって、仕事じゃなく楽しみなんだもん!(笑い)
そのためには、歌いたくないアルトでも歌う。
高音が出なくなったから歌ってると勘違いしてる人もありそうだけど・・・。

まだ高音は出ます。その方が楽です。


愛の妙薬   ドニゼッテイ作曲
        キャスト   アデイーナ(So)    村一番の裕福な娘
               ジャンネッタ(So)   村娘
               ネモリーノ(Te)   世間知らずな若い男                 ドルカマーラ(Ba)  いかさま師
               ベルコーレ(Ba)   軍曹 
               その他、村の男と女、兵隊たち

  

終わりよければ・・・

2007-07-21 23:36:52 | Weblog
本番は、ソリストも全力(以上?)を出し、のびのびと演奏していました。
もちろん合唱もです。

本番は、やったモン勝ち!(笑い)
GPですると、ダメを出されるのを恐れて、本番までやらなかった演技をしたソリストもいます。(本人がそういってました)

2日間とも、合唱のみの場面で拍手を頂いたのは、やはり嬉しかった。

2日目のカニオ役は、私がする化粧を気に入ってくれ、
いる限りは毎回頼まれます。
なかなか良い出来でした!
ネッダ役が友達なのですが、本番の動きが一番軽やか!(笑い)

オケも、回数を重ねると音が決まってきて、
打ち上げの席で正直な感想を、「今日が一番まとまってましたね。」
譜面を直すのにギリギリまでかかって、皆さんに迷惑をかけた。と言うことでした。
とにかくGPまで落ち着かない音で・・・。


今回誘われて初めてオペラの舞台に乗った人(私が引かれていってた友人)、
ナニヤカヤといいながらも楽しんでました。
私、ほとんどまわりの参加者と初対面では話せないのですが、
彼女はどんどんいろんな人の中に入っていける人です。
職業の違いもあるかもね。

もっとも、若い頃から「壁」を作ると言われるゆえんです。
でも、親しくなると、なが~いお付き合いになってます。


どなたが会場に送ってくれた花を持って帰ってよいと言うので、
日持ちのする蘭を頂きました。
しばらく楽しめます、ありがとう。




気乗りしない本番一日目

2007-07-21 00:41:53 | Weblog
合唱に拍手が来ました!
めったにないことなんですよ!終わりよければ全てよし!(笑い)ナ~ンテ、ね。


それにしても、今回の演出は、なんともはや・・・?
舞台を広く使えない人なのでしょう。
わざわざ狭くして、紗幕で仕切ったまま終幕まで・・・。なんで???
大道具は一切なしなのに。

「道化師」と言うオペラの解釈が、どうにも納得できず・・・。
ネッダは清純な娘(娘?そんなはずないでしょう)。
トニオはねじれた性格の小悪党のはず(そういうセリフがある)。
それが、なぜ良い(?)人になる?

合唱は、マルデ聖歌隊(白黒の自前)。
一幕は紗幕の後ろで直立不動で歌う。笑えって言われたって笑えないよ。
二幕は客席で、後ろ向きで演技をしながら。(ソリストに対する反応)
おまけに、人数が足りないと、数日前に頼んだ(?)新卒みたいな何人か。
もちろん暗譜できないので、譜面を見て出演させる始末。
大して戦力になってなかったなあ・・・、私の真後ろだったが聞こえない。

当たり前でしょ。
譜面を見てもすぐ歌える合唱じゃないです。怖くて声を出せないはず。

それをヨシとした指揮者にも反発を感じました。
午後のGPで、2幕の最後クライマックスが、
「サインを出してるのに合わない!!指揮見ないのじゃ、それじゃ芝居だよ!」
と、怒ってましたが、見てますよ。
勘違いだと思いますね、指揮が判らなかったし、オケが1拍早かったので、声を出せなかったんです。

こちらに当たるのはお門違いと言うものです。

夜の本番は、ちゃんと指揮が入りました。サインもわかりました。


合唱つきのオペラは、指揮・演出者はそれなりの気遣いをするものですが、
ココまでいい加減な扱いを受けたのは初めてです。
アマチュアと言うのは、軽く見られてるとつくづく思いました。

彼らはギャラ付き、こちらはボランテイア、それどころかチケットを売っています。本来の仕事が優先なのは当たり前じゃないですか。


カニオの熱唱、本番への集中の気迫を見られたのは収穫でした。
舞台が跳ねてから思わず声をかけ握手をしました。
一緒に見ていた合唱に参加しているカメラマンが、
「絵になる人だ、撮りたくなった!」と言ってました。


オケ合わせ

2007-07-17 23:21:22 | Weblog
オケというより、アンサンブルですが。
本番当日まで、合わせには参加できないと思ってました。
なんとか、時間に間に合い合わせることが出来てよかった。

2日公演なので、同じ「道化師」と言う演目でも、同じ演出でも、
仕上がりは全く違います。

歌い手の技量と声で変われば変わる!
特に「道化師カニオ」は、それなりに人生経験を積んでいないと難しい。
歌に演技に哀愁が不足してしまいます。

オペラに限らず、芸術全般がそうではないでしょうか。
若ければ、生き生きしてるし美しいけど、
物足りなく思うのは私だけでしょうか?

チケット代は4000円ですけど、倍以上の価値はあると思います。
特に初日のカニオは、後ろで聴いていても別格です。
本番になると、さらにエンジン全開になるでしょう。


声(声帯)は、もって生まれたものなので、
軽い声を重く重厚な声に出来ませんが、(そんなことまでして無理に歌ったら
声を潰します。)羨ましいものですよ(笑い)。

だんだん歌える範囲が狭くなってきてるような気がします。

ま、とりあえずオケ合わせは楽しかった!(完全に聴く人になっている?)
アハハ・・・。


再び道化師のオペラ

2007-07-12 01:11:15 | Weblog
レオンカヴァレッロ(道化師の作曲者)、ヴェルデイのオペラを下敷きにして「道化師(パリアッチ)」を作曲したのではないでしょうか?

「道化師」は「カヴァレリア・レスチカーナ」に刺激を受けて作られたと言われています。

全く私個人の見解なのですが、
「道化師」を歌えば歌うほど、

プリマドンナのネッダ(旅芸人一座、座長の女)が登場で歌う「鳥の歌」、
   昔子供の頃お母さんが歌ってくれた・・・
   鳥のように自由に空を飛びたい・・・

ヴェルデイのオペラ「オテロ」のプリマドンナ、デズデモーナ(オテロの妻)が
終幕で歌う「柳の歌」、
   昔、お母様に聞いた歌、柳の歌・・・、
   死の象徴のような柳・・・
オテロはイヤーゴの嘘をまともに受け、愛し合っているにもかかわらず妻を殺してしまいます。柳の歌は、死を予感したデズデモーナが歌うアリアです。

宮廷の道化師リゴレットは、愛する娘を奪った主人マントヴァ公爵を殺そうとするが、それを聞いてしまった娘ジルダは、マントヴァの身代わりになる。


道化師カニオは、愛するネッダと、その愛人を嫉妬のあまり殺してしまう。
ネッダはカニオの元から逃げようと計画していました。
舞台で演じたパリアッチそのままが現実と同じになり、
観客の観る舞台でネッダと愛人を殺してしまうのです。


ストーリーは違うのですが、
歌うにつれ、カヴァレリアよりもヴェルデイを目指したのではないかと思えます。